2019.06.122019年 ヨーロッパ紀行 第13話 ~いざ、芸術の都・ウィーンへ~

2019年6月12日(水)

 

 (In Vienna Austriay Date  14 May 2019)

 

 ハンガリーのブダベストから、ウィーン行きのレギオジェット(Regiojet)のバスに乗り事、2時間あまり…

 

 ある地点を越えた所で、いきなり僕の携帯に、KDDIからの海外通信のメッセージが数件入りました。

 

 それは、国境を越えて、今、オーストリア国内に入ったというメッセージ…

 

 という事は、ウィーン到着も、もうすぐです。

 

 

 例えば、うちの実家の父のように、あんまり海外に詳しくない人に、「オーストリアに行ってきた」などと言おうものなら、おそらく、こんな返事が返ってくると思います。

 

「あんな南の国に行って来たのか。カンガルーやコアラはいたか…」

 

 それは、オーストラリア(笑)

 

 

 前の記事にも書きましたが(ヨーロッパ紀行 第5話 「ハンガリーの隠れ家」 参照)、東西冷戦時代には、ハンガリーは東側諸国(社会主義)に取り込まれ、オーストリアは西側諸国(資本主義)に取り込まれた事から、国境の間には、鉄条網が張り巡らされていました。

 

 いわゆる、戦争にはなっていないものの、オーストリアとハンガリーは敵対関係で、自由に行き来もできなかったんです。

 

 それが今では、こんな風にバスで通過できてしまう… それを思うと、冷戦が終わって、本当に良かったと思います。

 

 しばらくすると、バスが止まって、目的地に到着した事がわかりました。

 

 バスの荷台に預けたスーツケースを受け取って、周りを見渡すと、そこは芸術の街・ウィーン…

 

 

 初めてのウィーンに感動です!!

 

 僕が、子供の頃「ウィーン」という都市の名前を覚えるきっかけになったのは、「世界一周双六ゲーム」というテレビのクイズ番組でしたね。

 

 よく、ウィーンは、豪華賞品がもらえるラッキー都市に選ばれていました(笑)

    懐かしすぎて、誰も知らない…

 

 

 ウィーンは、音楽の街とか、芸術の街とか、いろいろな呼び名で呼ばれます。

 ところが意外と、ウィーンとオーストリアの首都とが、結びつかない人もいるかも知れません。

 

 オーストリアという国が生んだ著名人で、良い意味でも悪い意味でも、世界で最も有名な男が、アドロフ・ヒトラーです。

 

 ヒトラーは、オーストリアのブラウナウ生まれで、元々ドイツ人ではなく、オーストリア人でした。

 

 まあ、あの人は、かなりのひねくれもので、オーストリアに生まれながらも、「オーストリアなんて、ドイツの一部だ(大ドイツ主義)」と考えるような人でしたから、結果的にヒトラーによって、オーストリアはナチス・ドイツに併合されてしまいます。

 

 ヒトラーがそんな考え方に染まるようになったきっかけは、自分が大嫌いな父親が、生粋のオーストリア人で「大ドイツ主義」を毛嫌いしていたからです。

 

 ヒトラーの父・アロイスは、ヒトラーに何か気にいらない行動があると、すぐに平手打ちを食らわせるような人でした。

 

 意外かも知れませんが、ヒトラーの青年期は、政治家になろうなどという野望は全くなくて、画家を目指していたんです。

 

 1907年には、ウィーン美術アカデミーを受験したのですが、結果は残念ながら不合格…

 

 それをずっと根に持っていたヒトラーは、やがてドイツの政治家になってオーストリアを併合すると、ウィーン美術アカデミーを「退廃芸術」として、徹底的に弾圧しました。

    ヒトラー、執念深すぎ…

 

 

 それにしても、街の雰囲気が、ブダベストとはまるで違いますね。

 

 都会化しているというか、洗練されているというか…

 

 松里さんが「ヨーロッパ諸国などと呼んで、ヨーロッパの全ての国を、同じように考えてしまうのは、ありえない事だし、ましてや『欧米』なんて呼んで、アメリカとヨーロッパをの全てをひとくくりにするなんて、乱暴すぎる… と言っていた人がいたけど、本当だと思いました」と言っていました。

 

 これは、すごく的を射た意見だと思います。

 

 もしも、どこか遠くの地域の国の人から、日本と韓国と中国と北朝鮮を「東アジア諸国」とかいう名称でひとくくりにされたら、あんまり気分が良くないのと同じですね。

 

 ハンガリーは、の物価がかなり安くて、買い物をしてもすごくお買い得だと思ったのですが、さっき、通りがかりの花屋さんの花の値札を見たら、めちゃくちゃ高いので、びっくりしました。

 

 さて、今、我々が向かっているのは、ウィーンのアパルトマンではなく、ある美術館です。

 

 何とそこには、オーストリアが誇る画家、かのクリムトの有名な作品が、多数収蔵されているとの事…

 

 芸術の都ウィーンの美術館、とっても楽しみです。

 

 <旅の教訓13>

 同じヨーロッパ諸国であっても、全ての国々にそれぞれの文化があるし、全くの別物である。

 

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