2018.12.12過去の時間へのいざない ~北陸への旅<5>「岐阜への帰省」~

    2018年12月12日(水)

     

     いよいよ、本格的な冬がやってまいりました。

     これからいよいよ、毎日、こんな風に寒い日が続くのですね。

     今から、春が来るのが、待ち遠しいです(笑)

     

     今日はサロン ド シルフィーユはお休みにして、聖蹟桜ヶ丘に、素敵な先生を訪ねて行ったのですが、まるで、懐かしい過去にタイムスリップしたかのような、とても充実した良い一日でした。

     

     さて、いよいよこの「北陸への旅シリーズ」も、これが最終章です。

     

     福井のホテルで一泊して、駅前にある海鮮問屋福井で「うにいくら丼」を食べて、実家の父へのおみやげの日本酒を買い込むと、特急しらさぎに乗って、一路、生まれ故郷の岐阜へと向かいました。

     

     いつも、岐阜へ帰省する時は、東京から西へ一直線で移動するのですが、こんな風に、福井から逆の方向で移動すると、また別の趣がありますね。

     

     途中、関ケ原という駅があったりして、窓から外を眺めてみると、そこには関ヶ原古戦場という大きな看板が掲げられ、東軍の総大将の徳川家康と西軍の総大将の石田三成の名前が書かれていました。

     

     まあ、西軍の総大将は、本当は毛利輝元なんですけど…     歴史オタクのこだわり…

     (2012/11/8パリブログ 「周りの人に流されない」 参照)

     

     今度、こっちに来た時は、この関ヶ原古戦場も観光したいです。

     

     福井から電車に乗って、約2時間余りで、岐阜駅に到着しました。

     

     

     岐阜駅前にある、金箔で彩られた織田信長像…

     どうしても、スターウォーズのC3POに見えてしまうのですが(笑)

     

     ここから浅野家のお墓に行くには、駅前のタクシー乗り場のタクシーを使えば5分ぐらい、歩くと30分ぐらい掛かるのですが、せっかくなので、過去に幼い頃の自分の過ごした景色を楽しみながら、ゆっくり歩いていく事にしました。

     

     とはいえ、僕が生まれ育った実家はとっくに解体されて、その場所はガレージにされてしまっていますが…

     (2012/4/10パリブログ 「過去からのメッセージ」 参照)

     

     お墓へ向かって歩いていきながら、学校に通っていた時の通学路に立ち寄ってみました。

     

     僕が小学校に通っている時からある、竹ひご屋さんのミッキーマウス(だと思う…)です。

     

     

     つまり、もう確実に30年以上もここに、このミッキーマウスは居続けています。

     色は、何度も塗り直されているようですが…

     

     あと、このミッキーマウスの隣には、ものすごく微妙な感じのドラえもんもあります。

     (2013/5/28パリブログ 「ゆるやかな時の流れの中で」 参照)

     

     街を歩いていると、すっかり古びてしまって、色が褪せてしまった看板なんかが、点々とあったりします。

     

     どんな物であっても、昔と変わらないままの状態で保存するには、常に誰かが手入れしていなければ難しい…

     

     人が住んでいる家は、中に住んでいる人が掃除をしたり手入れをしていますから、長く持ちますが、人が住んでいない家というのは劣化が激しく、時間と共にどんどん古びていきます。

     

     それと同じで、人間の建造物なんて、自然に任せれば、たちどころに風化していってしまいます。

     

     歩く事、30分足らずで、目的の墓所に到着…

     少し時間を掛けて、お墓をきれいに掃除をして、その後、参拝してきました。

     

     お墓に飾る花を買う為に立ち寄ったスーパーマーケットで、思わず見つけた懐かしいもの…

     

     

     ロバのパン!!

     

     僕が幼かった頃は、昔は、本物のロバが車を引いて、おじさんがパンを売っていたんです。

     

     いつしか、車での販売になってしまいましたけど…

     

     今でもかすかに、母親にロバのパンを買ってもらった記憶があります。

     

     ロバのパンの車は、「パン売りのロバさん」という曲を流しながら、ゆっくりと進んでくるので、子供たちはいつもそこに集まってきました。

     

     あの頃は、今みたいに、テレビゲームも、携帯電話もない時代ですから、ただロバがいるだけで、物珍しかったんですね。

     

     懐かしくて思わず、2つも、ロバのパンを買ってしまいました。

     う~ん、なにか微妙にあの頃のパンと形が違うような気もするのですが、美味しいです。

     

     あの頃は、もう40年も前…

     そう考えると、自分がかなり年を取った事を、妙に実感させられました。

     

     とはいえ、年を取って、心が何か変わったかといえば、何も変わっていないような気もします。

     

     年を取る事で、たくさんの経験をする事で、心も広がりができて、多少の事があっても、動じないようになったし、幸せになるにはどうしたらいいかも、分かるようになりました。

     

     とはいえ、だから、大人がえらいという訳でもないし、心の奥の何かを感じとる部分は、どれだけ大人になっても、幼い子供の頃と何も変わらない…

     

     ただ、物事の捉え方が、変わっただけです。

     

     スーパーで手を引かれながら、母親に連れ添って歩いている小さな子供も、すっかりおじさんと呼ばれる年になってしまったこの僕も、そこに関しては、全く同じだと思います。

     

     悲しい事は悲しいし、寂しい事は寂しい…

     もちろん、大人は子供と違って、感情をあまり顔には出しませんし、心のピュアな部分は、照れくさくて隠してしまいますけど…

     

     石川から福井、そして最終目的地の岐阜にこうして到着したのですが、何となく今回の旅は僕にとって、過去の時間へのいざないの旅のようにも思えてきました。

     

     僕らはどこからともなく、この世界にやってきて、どこへという事なくこの世界から消えていく…

     

     でも、僕らが住むこの世界は、僕らが生まれるうんと前から存在するし、僕らが死んでも、ずっとずっと永遠にここにあり続けるでしょう。

     

     地球が滅亡するその日が来るまでは…

     

     だから、この先の人生、死ぬ寸前まで、心だけは純真な子供のままで、この世界が少しでも良くなるように、思いっきりベストを尽くしたいと思います。

     

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