四柱推命

四柱推命とは…

 四柱推命は、生まれた年・月・日・時間のそれぞれの干支を算出し、四本の柱に見立てて占っていく 事から、こう名前がつけられました。 東洋の占いの帝王と呼ばれ、その組み合わせは100万通りにも及び、抜群の的中率を誇ります。 その歴史は古く、四柱推命に使われる干支は、支那大陸の古代の国・殷の時代の甲骨文字に見る事が できます。

「四柱推命」という名称は日本独自のもので、中国・台湾などでは「八字(パーツー)」とか「子平 (ジピン)」などと呼ばれています。(とはいえ最近では中国などでも「四柱推命(スーツートゥエ イミン)」という呼び名が、日本から逆輸入されてきているようです。)

四柱推命の歴史

四柱推命の歴史

 四柱推命の基となる十干・十二支というものは、中国の殷王朝時代の中頃(B.C.1400年頃)にはもう使用されていました。

 最新の研究者の見解によれば、殷王朝の王族の名の一文字には、生れた日の十干が入れられていたほどですが、十干に五行要素が配当されたのは、春秋戦国時代末期、十二支に五行要素が配当されたのは、官の時代だと言われています。
 最初に、四柱推命の基らしきものを作ったのは、唐の時代(618年~907年)の李虚中でした。(春秋戦国時代の鬼谷子という人物が推命学の基を作ったという説は、個人的にはあまり賛同できません。)

 ただし、この頃の四柱推命は現在のものとはかなりかけ離れたもので、年干を中心に鑑定を行っていました。現在のように日主を中心にした推命学が確立されたのは、宋の時代(960年~1279年)初めで、徐子平によるものでした。徐子平は、四柱推命の生みの親とも言われている人物です。
 その200年後、徐子平の学問を研究した徐升が「淵海子平」という書物を記しました。この「淵海子平」は、推命学の世界においてあまりにも有名です。

 しかしながら、この頃の四柱推命には、五行のバランスを取るという考え方が希薄で、本格的な四柱推命が確立されるまでには、明の時代(1368年~1644年)初めの劉基の出現の時まで、もう200年の時を待たねばなりませんでした。

 明の宰相でもあった劉基が著した「滴天髄」は、四柱推命のバイブルとも言われている書物で、推命学の本質が見事に記されています。
 この明の時代には他にも「欄紅網」(作者不明/のち余春台が「窮通宝鑑」として改編)や「三命通会」(萬育吾)、「神峯通考」(張楠)などが、また、清の時代(1644年~1912年)には「子平眞詮」(沈孝瞻)などが著さ れました。この中でもとりわけ「欄紅網」を基にしてに書かれた「窮通宝鑑」は、十干と十二ヶ月の月ごとの季節の関係が細かく記されたとても価値のある書物です。
近代では、徐楽吾の「造化元論」を始めとした数々の著書が、非常に信憑性をもたれています。

 一方、推命学が初めて日本で翻訳されたのは江戸時代後期の事で、桜田虎門の記した「淵海子平」の訳本「推命書」が、その最初だと言われています。
 その後、日本では阿部泰山のいわゆる「泰山流」などを始めとして、様々な多くの流派が生まれ、現代に至っています。

陰陽五行とは

 「四柱推命」とは「陰陽五行」というものを用いて、人の運勢や性格の長所や欠点など、様々な事象を捉える事ができるものです。
 陰陽五行の「陰陽」とは、全てのものは陰と陽に分かれ、森羅万象の変化を司るという考え方で、「易」の元にもなっています。
 また「五行」とは、全ての事象は「木」と「火」と「土」と「金」と「水」という五元素から成り立っているという考え方で、これは東洋医学(漢方)の基本的な考え方でもあります。
 ゆえに「陰陽五行」とは、2(陰陽)×5(五行)の10種類から構成される事になります。
 四柱推命は、生まれた年・月・日・時間の四本の柱に、陰陽五行の代名詞でもある干支(十干と十二支)を算出して、占っていきます。
 それでは、十干と十二支を簡単に解説しておきましょう。

<十干> ※陰陽五行を最も端的に表した10種類の星です。
  • 「甲」(きのえ)― 陽の木。大樹の象意です。
  • 「乙」(きのと)― 陰の木。ツタや草花の象意です。
  • 「丙」(ひのえ)― 陽の火。太陽の象意です。
  • 「丁」(ひのと)― 陰の火。人工の火の象意です。
  • 「戊」(つちのえ)― 陽の土。山の象意です。
  • 「己」(つちのと)― 陰の土。田畑の大地の象意です。
  • 「庚」(かのえ)― 陽の金。鉄の塊の象意です。
  • 「辛」(かのと)― 陰の金。貴金属の象意です。
  • 「壬」(みずのえ)― 陽の水。大河や海の象意です。
  • 「癸」(みずのと)― 陰の水。雨露の象意です。
<十二支> ※元々は動物の意味はありませんでした。
  • 「子」(ね)-水の属性で、真冬の氷水を表します。
  • 「丑」(うし)-土と水と金の属性を持ち、真冬の冷え切った沼地です。
  • 「寅」(とら)-木と火の属性を持ち、これから伸びる樹木の象意です。
  • 「卯」(う)-木の属性で、春の草原の緑です。
  • 「辰」(たつ)-土と水と木の属性を持ち、湿った植物の生える土です。
  • 「巳」(み)-火と土と金の属性を持ち、初夏の鉱物を含んだ火です。
  • 「午」(うま)-火と土の属性で、真夏の烈火です。
  • 「未」(ひつじ)-土と火と木の属性を持ち、乾ききった砂地です。
  • 「申」(さる)-金と水の属性を持ち、水滴のついた金です。
  • 「酉」(とり)-金の属性で、秋の固い合金です。
  • 「戌」(いぬ)-土と火と金の属性を持ち、乾いた鉱物を含む土です。
  • 「亥」(い)-水と木の属性を持ち、勢いよく流れる水です。

 五行はお互いに影響を与え合い、その関係には次の3種類が成り立ちます。

  • 「比和」(ひわ)-同じ五行同士が集まると、お互いのエネルギーを強める関係。木=木 火=火 土=土 金=金 水=水
  • 「相生」(そうしょう)-一方の五行が他方の五行に力を与える関係。
    与えられた方は力を増すが、与えた方は力を奪われる。
    木→火 火→土 土→金 金→水 水→木
  • 「相剋」(そうこく)-一方の五行が他方の五行を攻撃する関係。
    攻撃された方は致命的なダメージを受けるが、攻撃した方も
    力を奪われる。
    木⇒土 土⇒水 水⇒火 火⇒金 金⇒木

 四柱推命においては、この相生や相剋というもの自体には、吉凶はありません。
 例えるなら、枝葉が茂りすぎて煩雑になりすぎた樹木は、金で適当に枝葉を切ってやる必要がありますし、いくら 木に水が必要といっても、あまりに多量の水は木を押し流してしまいます。
 その本質は、それぞれの命式における、この陰陽五行のバランスを看る事にこそあります。

四柱推命の占い方

 日本の四柱推命には、泰山流、高木派、武田理論、台湾式、透派…と数え上げれば星の数ほどの占い方があり、膨 大な学問である推命学のどの部分を重要視するか、細かいところで言えば蔵干の取り方や全く蔵干を取らないもの など、大きな違いがあり、それぞれがお互いの流派を攻撃して牽制しあっているのが現実です。
どの流派が良い悪いという事ではなく、それぞれの流派に触れてみて、自分の一番合ったものを選ぶのが良いので はないかと思います。

 とはいえ、自分なりの考えがないと、推命学を用いる事もできませんので、ここでは自分なりの理論で話を始めさ せていただきます。賛否のほうは、読者の皆様にお任せしたいと思います。

 四柱推命には、大きく分けて「十干主体」のものと、「通変星主体」のものがあります。ただし、これはどちらの 要素も重要で、どちらも極めれば「命式のバランスを取る」という、同じ場所にたどりつくものであると信じてい ます。

「通変星」というものは十干同士の関わりをただ代名詞にしたものですが、その定義を書いておきます。

  • 「比肩」(ひけん)― 日主と同一五行で、陰陽が同じもの。(日主と全く同一の十干)
  • 「劫財」(ごうざい)― 日主と同一五行で、陰陽が異なるもの。
  • 「食神」(しょくじん)― 日主が力を漏らす五行で、陰陽が同じもの。
  • 「傷官」(しょうかん)― 日主が力を漏らす五行で、陰陽が異なるもの。
  • 「偏財」(へんざい)― 日主が剋する五行で、陰陽が同じもの。
  • 「正財」(せいざい)― 日主が剋する五行で、陰陽が異なるもの。
  • 「偏官」(へんかん)― 日主を剋しにくる五行で、陰陽が同じもの。
  • 「正官」(せいかん)― 日主を剋しにくる五行で、陰陽が異なるもの。
  • 「偏印」(へんいん)― 日主に力を与えてくれる五行で、陰陽が同じもの。
  • 「印綬」(いんじゅ)― 日主に力を与えてくれる五行で、陰陽が異なるもの。

 この十種類の星には、それぞれ意味合いがあり、運命上でその星が巡ってきた時に、それに関わる象意が起こりま す。また、命式上では、その人の性格に大きな影響を及ぼします。特に「通変星主体」の流派は、それを最重要視 します。ただし、通変星のみでは、起こる象意やその人の性格の傾向は判っても、吉凶や良い悪いまでは「命式の バランス」を看なければ判りません。それを看て、命式に必要な星を割り出すのが、「通変星看法」です。

※流派の中には「劫財」・「傷官」・「偏官」・「偏印」を凶星と決めつけ、安易な鑑定をしているものもあります が、絶対に賛同できません。おそらくは五行のバランスという発想の生み出される以前の古い文献から採ったものでしょうが、通変星自体には決して吉凶はありません。

 一方、「十干主体」の方では、それぞれ比肩と劫財(自星)、食神と傷官(漏星)、偏財と正財(財星)、偏官と正官(官星)、偏印と印綬(印星)の区分けはそれほど重要ではなく、その十干の意味合いを重要視します。

 例えば、日主「己」(つちのと/畑の土)にとって、「癸」(みずのと/雨露の象意)は偏財星、「壬」(みずの え/大河・海の象意)は正財星となって、どちらも「財星」になりますが、「癸」は畑を潤してくれるので吉とし ますが、「壬」は畑の土を押し流してしまい、河を土で濁らせるので(推命用語で「己土濁壬」(きどだくじん) という)凶とするのです。

 これは神峯通考の理論などが基になっていて、バランスが比較的取れている命式には良く当たるのですが、これと ても例えば日主「己」が夏月生まれで火星が多く、カラカラに乾いた畑のような命式であれば、むしろ「癸」以上 に勢いのある「壬」の方が良い働きをします。

 「通変星主体」にしても「十干主体」にしても、命式のバランスと用神(その命式の中で最も大切な要の星)をハッ キリさせなければ、吉凶を看る事はできません。その上で、命式を調和してくれる星が何であるかを割り出します。
そして、その星が運勢に巡ってくる時が、その人の開運期となります。(従旺格・従勢格などの特殊格は例外とし ます。)

 また、その星の象意こそが、その人にとっての開運のポイントであり、その五行を命式に多く持っている人が、運 勢を開いてくれるパートナーとなります。

それではここで、通変星を五種に分けて、簡単に象意を書いておきましょう。

  • 「自星」(日主と同一五行)― 自我。自己主張。独立。積極性。兄弟。
  • 「食傷」(日主が力を漏らす五行)― 優しさ。気兼ね。技術。反発心。
  • 「財星」(日主が剋する五行)― 計画性。情報。財産。移動。(男性の場合、妻や恋人)
  • 「官星」(日主を剋しにくる五行)― 仕事。重圧。自制心。出世。(女性の場合、夫や恋人)
  • 「印星」(日主に力を与えてくれる五行)― 引き立て。知恵。資格。気まま。甘え。

 命式を大自然の中の景色のように捉え、その中で日主の想いを心で聞いてやるという事こそが、おそらくは四柱推 命の真髄であり、僕自身もまだまだ研鑽の身の上ですが、それこそが正しい方向性ではないかと信じております。

「通変星主体」、「十干主体」どちらであっても、そこを目指すものであり、表裏一体であるものではないかと思 います。ただし、比較的バランスの取れた命式は、調候用神的な喜忌(「きき」と読む/吉星と凶星の事)の取り 方が良く、「十干主体」にした微妙なバランスが役に立ちますし、バランスがかなり崩れた命式は、扶抑用神的な 方法、すなわち景色を感じるより先に応急処置的に五行のバランスを整える「通変星主体」的な喜忌の取り方の方 が、経験則的にも良く当たるようです。

 様々な命式を出して、実際に検証してみる事が、一番確かな方法であるようです。

 他にも、十二運(「長生」・「沐浴」・「冠帯」・「建禄」・「帝旺」・「衰」・「病」・「死」・「墓」・「絶」・「胎」 ・「養」)を用いたり、神殺星(「天乙貴人」・「天徳貴人」・「月徳貴人」・「駅馬」・「囚獄」・「桃花殺」…など) を用いたりするものもあり、星の名称も神秘的で惹かれますが、ここでは説明を割愛させていただきます。五行の バランスという観点から考えると矛盾が多く、これらはあまり重く用いるべきではない気がします。

四柱推命の開運法

 四柱推命には、独自の開運法というものが存在します。それこそが、四柱推命において最も重要な部分であるともい えます。
それは一言でいえば、欲しい五行を補う、という事でしょう。ゆえに、命式の喜忌(きき)を取らない通変星のみを 用いるような浅い鑑定法では、残念ながら開運法という所に行きつく事はできません。

 「とにかく、用神を用いるという事が一番大切な事です」と、僕が尊敬する四柱推命の大家の大先生から頂いたお言葉を、僕は決して忘れないように心掛けています。この開運法というものがなければ、この占いはほとんど意味を持たないと言っても過言ではないでしょう。

 さて、ではどのように欲しい五行を補っていけば良いのでしょうか。それには次のような方法があります。

<単純にその五行の物を身につける>

 この方法はそんなに実用性はありませんが、時には有効な事もあります。例えば「木」が欲しい五行の人には、木 製のアクセサリーを身につけるとか、森林浴をするなどです。漢方の考え方も、これと似ています。 また、その五行の色を身につけるというのも良いでしょう。ちなみに五行の色は次の通りです。例えば「木」と 「土」が欲しい五行の人には、青色と黄色を合わせた緑色がラッキーカラーになります。

「木」…青 「火」…赤 「土」…黄 「金」…白 「水」…黒

それから、欲しい五行の方位へ旅行して気を入れるという開運法もあります。例えば「木」は東の方位を意味しま すので、東に旅行したりするのです。ただし、方位学ではこの方法はあまり一般的ではなく、通常は九星気学や遁 甲術などを用いるのが普通です。

<自分の欲しい五行を多く命式に持っている人をパートナーにする>

 ある意味これが一番手っ取り早い開運法とも言えます。その中で一番有効なのが結婚というものです。パートナー にしたい相手と、欲しい五行を持っている相手が一致すると良いのですが…。

<欲しい五行やその通変星にあたる職業に就く>
もしも、どんな職業についたらいいか迷っている場合には、四柱推命の鑑定は大変役に立つでしょう。非常に具体 的にその職種が限定されてきます。

<性格の中で欲しい五行の通変星の要素を補っていく>

 これこそが、四柱推命の開運法の真骨頂ではないかと思います。なぜならば、人の運命というものは、その人の性 格に大きく起因するものがあるからです。逆にいえば、性格や考え方が変われば、運命は変わるのです。とはいえ、 それが大変難しい事ではあるのですが、四柱推命はどのようにそれを改めればいいのか、大きなヒントを与えてく れます。
それぞれの通変星の性格に与える影響は、次のようなものです。

  • 「自星」(比肩・劫財)― 自分自身のこだわり。自立心。強い意志や欲求。
  • 「食傷」(食神・傷官)― 人に対する思いやり。自己表現。気兼ね。反抗。
  • 「財星」(偏財・正財)― 現実性。情報。行動力。活動的。親分肌。
  • 「官星」(偏官・正官)― 自制心。従順さ。真面目。言いたい事が言えない。
  • 「印星」(偏印・印綬)― 頭が良い。習得する能力。考えすぎ。ズボラ。

 例えば、日主が「庚」や「辛」といった金の五行で、他に金の五行の星がいっぱいあってかといって強旺格にもな らず、水が喜神の命式があったとします。

 この方の命式からして「自星」が多くて金の五行ですから、融通がきかなくてこだわりが多く、人の意見を聞き入 れない頑固な性格という事になります。そして、開運法としては喜神の水の五行は日主が金の五行の人にとって 「漏星」にあたりますので、人に対する無償の優しさや自分をうまく表現するといった事になります。

 これらの方法をうまく有効利用できれば、本来の運勢を飛躍的に向上させる事ができるでしょう。

四柱推命「鑑定の実例」

 ここでは、四柱推命を用いた鑑定の実例をご紹介します。四柱推命を用いると、大運という10年単位の人生上の 大きな運の流れと、年運という1年単位の細かい運勢が割り出せます。それぞれ、大運干支、年干支を割り出し、 元々の命式にこれらが加わった時の影響を見ていきます。(月干支・日干支・時干支の作用については、月干支に 関しては多少の作用はあるものの、日干支・時干支の作用については、あまりこれといったものを感じられません。)

鑑定例・その1 芥川龍之介

鑑定例・その1 芥川龍之介

ここでは、誰もが知っている日本の小説家である芥川龍之介の命式を取り上げて、四柱推命の 鑑定結果がどのようにあてはまっていくか、検証をしてみたいと思います。

芥川龍之介(1892~1927)…日本を代表する小説家。古典的な教訓からの題材が多く、人の 心をえぐるような鋭くて生々しい文体が特徴。代表作に「羅生門」「地獄変」「河童」「蜘蛛 の糸」「藪の中」などがある。
親友である菊池寛が創設した「芥川賞」は、芥川龍之介にちなんで作られたものである。

芥川龍之介が生まれたのは、明治二十五年(1892)三月一日の辰の刻(午前7時~9時)と 言い伝えられています。

★これを元に、命式を作成すると次のようになります。

〈四柱干支〉
 時柱 日柱 月柱 年柱
  甲   壬   壬   壬
  辰   辰   寅   辰

〈看命〉
格局/食神格(従児格)用神/時干・甲 喜神/木・火 忌神/土

この命式は、かなり特殊なものです。日主と月柱上段、年柱上段には、ずらっと「壬」(大海の水)が並び、「比肩三比」 の構造となっています。
自分の中のこだわりが強く、常に回り道をしやすい傾向を持ちます。
時柱上段の「甲」(大きな樹木)があって、地支(四柱干支の下段)には「辰」「寅」「辰」「辰」と十二支が並び、東方 合半会をしていて、木の五行も非常に強いです。
しかしながら、この命式の鑑定の大切な見極めは、3つある十二支「辰」の属性の正体です。
「辰」は「丑」と共に最も見極めが難しい十二支であり、「土」と「木」と「水」の五行属性を持ちます。まれに蔵干には 無い「金」の五行の味方になる事もあるほどです。
この芥川龍之介の命式は、寅月(2月)の「木」が当令しながらも寒い生まれで、命式中には水の勢いが強い事から、「水」 と「木」の2つの属性がほぼ均等に占めていて、このままでは決して「土」の働きはしません。

この命式を絵でイメージしてみると、次のような感じになります。

大樹のそばの大河」

この命式のイメージは、「大樹のそばの大河」です。
日主が「壬」(みずのえ)の人は、常に人間関係において先読みして、頭を働 かせているタイプです。勝ち負けにこだわりやすい知恵者ですが、考えすぎて、 自分の世界から抜けられなくなる事もあります。芥川龍之介が親友に送った手紙 の中で示した自殺の動機は、「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」というも のですが、考えすぎる事による不安とも取れなくはありません。

参考までに、江戸幕府の創設者である徳川家康の命式が、一見すると、この命式 に非常に良く似た特徴を持っています。

大樹のそばの大河」

〈徳川家康の四柱干支〉
 時柱 日柱 月柱 年柱
  壬   壬   甲   癸
  寅   寅   寅   卯

どちらの命式も、水と木の五行によって形成された「食傷大過」の命式で、非 常に多くの似ている特徴を持ちますが、徳川家康の場合には、日主の水の力量 が大変弱まった状態の「身弱の食傷大過」あるのに対して、芥川龍之介の命式 は、3つの「辰」が水属性となって3つの「壬」の根となり、「身旺の食傷大 過」となります。

この芥川龍之介の命式は、「卯」の十二支が巡ると、寅・卯・辰の完全東方合となり、一転して身旺から身弱に転じます。

概して人との協調性のある方ではなく、また風呂に入るのが大嫌いだったと言います。風呂嫌いという事に直接関係ある 訳ではありませんが、あくまでも関心事は人ではなく、自分にとってであるという所は自星が突出した身旺の性格の特徴 でもあります。

時柱上段にある「甲」が、一応この命式の用神となります。ただし、この命式は巡る干支によって五行のバランスが変わっ てしまうので、気をつけて見ていかねばなりません。「木」の五行が急激に強まった時に、あくまでも内格として生きよ うとした時には、一転してこの用神は忌神に転じます。
(このような場合には、喜神の金(印)と水(比劫)を取り続けるか、比劫の自我を捨て従児格として生きるのが、その ような時期にも幸せな人生を送る秘策です。)
※この命式にとって、最も良い影響を与える五行は、通常であれば、強い日主の気を漏らす木の五行と更にそれを漏らす 火の五行となります。
※水の五行が巡る時は、運気自体は良いのですが、忌神の木の五行も強くなって「身旺の食傷大過」に変化しますので、 気まま我がままになりやすく、周囲を疲れさせます。
※土の五行(官)が巡ると、木の五行(食傷)と対立して、心の葛藤を起こしやすくなります。
※水の五行・金の五行の巡る時期は、やや命式のバランスや推命気温に偏りが生じます。

★芥川龍之介の一生の運勢の流れを検証してみます。

芥川龍之介の立運は1歳4ヶ月となり、ここから10年ごとに運気の流れが変わっていきます。
1歳4ヶ月~11歳3ヶ月
〈干支〉癸卯 癸 ― 劫財 / 卯の蔵干(温度・低)甲 ― 食神・乙 ― 傷官 (東方木運)
〈五行・命式との関わり〉前半5年は水の五行が強まり、後半5年は寅・卯・辰の東方合で木の五行が驚異的に強まる

「癸」は、水の五行の喜神ではありますが、弱すぎてあまり力にはなりません。「卯」は寅・卯・辰の東方合を成立させ、 後半5年間(6歳4ヶ月頃から)は身弱の食傷大過になります。(この期間は内格で取った場合には、金(印)と水(比 劫)が喜神となります。…学問や自立が開運の鍵となる)

<検証>母親・フクが龍之介が生まれて間もなく、精神に異常をきたした為、フクの実家の芥川家に預けられ叔母である フキに育てられる。母親のフクは11歳の時に死亡。中学校を卒業する際「多年成績優等者」の賞状を受ける。

11歳4ヶ月~21歳3ヶ月
〈干支〉甲辰 甲 ― 食神 / 辰の蔵干(温度・低、木当令)乙 ― 傷官・癸 ― 劫財 (東方木運)
〈五行・命式との関わり〉前半5年は木の五行が強まり、後半5年は辰が3つの壬との根となっての水の五行が強まる
(わずかながら木の五行も強まる)

「食傷大過」で自星が強まった場合は、運そのものは強まりますが、気まま我が儘の傾向も出やすくなります。

<検証>叔父である芥川道章(フクの実兄)の養子となり、芥川姓を名乗る事になった。第一高等学校第一部乙類に、成 績優秀者は無試験で入学が許可される制度によって、進学する。全寮主義のため寄宿寮に入るが、最後まで順応出来なかっ たようだ。21歳(癸丑年)の接木運(30年に一度の運気の替わり目)で、数人のみしか合格者を出さない大難関であ る東京帝国大学文科大学英文学科へ進学。

21歳4ヶ月~31歳3ヶ月 
〈干支〉乙巳 乙 ― 傷官 / 巳の蔵干(温度・低)戊 ― 偏官・庚 ― 偏印・丙 ― 偏財 (南方火運)
〈五行・命式との関わり〉前半5年は木の五行が強まり、後半5年は火と土と金の五行が強まります。

前半は、「乙」の傷官は弱いながらも喜神の働きとなります。後半(26歳4ヶ月頃から)の五年間は、土・火・金などの 雑多な五行が入ってきて生き方が惑わされる時です。常に新しいものを吸収する気持ちでいけば全く問題ないのですが、 あくまでも自分のスタイルにこだわろうとすると無理が来ます。

<検証>22歳(甲寅年)の時、同人誌・「新思潮」(第三次)を刊行。処女小説である「老年」を同誌で発表し、作家 としての活動を始める。代表作「羅生門」もこの年に脱稿。また、級友鈴木三重吉の紹介で、夏目漱石の門下に入る。
24歳(丙辰年)、同人誌に掲載した作品「鼻」が、夏目漱石から絶賛される。
27歳(庚申年)友人の山本喜誉司の姪である塚本文と結婚。3人の男子をもうける。
29歳(辛酉年)には海外視察員として中国・北京を訪れて帰国するが、この旅行の後から次第に心身衰え始め、神経衰 弱、腸カタルなどを病む。(北京は東京から西30度にあたり、龍之介にとっては、暗剣殺+本命殺のダブル凶方位とも なる)

31歳4ヶ月~41歳3ヶ月
〈干支〉丙午 丙 ― 偏財 / 午の蔵干(温度・低)丙 ― 偏財・己 ― 正官・丁 ― 正財 (南方火運)
〈五行・命式との関わり〉火の五行が非常に強まります。

「丙」は、この命式に巡っても単体ではそれほど力を発揮できないのですが、「午」と一緒に巡る事によって、午寅の三 合火局半会も起こし、命式に大きな変化をもたらします。芥川龍之介が自殺をした「丁卯」年は、寅・卯・辰の東方合ま でもが成立し、さすがの3つ並んだ天干の「壬」も乾き干されたという感じですが、もしも従児格的な生き方(自分の世 界を捨て、ストイックな探究心や、他者への愛に生きる)ができたなら、作品に没頭しながら一財産築くというような素 晴らしい年になった可能性があった事も事実です。

<検証>35歳(丁卯年)1月、義兄が放火と保険金詐欺の嫌疑をかけられ鉄道自殺する。この為に義兄の遺した借金や 家族の面倒を見なくてはならなくなった。
そして、この年の7月24日未明、芥川龍之介は、「続西方の人」を書き上げた後、致死量の睡眠薬を飲んで自殺した。

鑑定例・その2 マイケル・ジャクソン

鑑定例・その2 マイケル・ジャクソン

1958年8月29日 出生時間 19:33(PM7:33) 出生場所 インディアナ州ゲーリー

マイケル・ジャクソン(1958~2009)…世界で最も成功したと言われる、音楽界・ダンス界におけるスーパースター。 代表曲に「BAD」「Billie Jean」「Thriller」「Black or White」などがある。

マイケル・ジャクソンの出生時刻19:33(西経75°東部標準時)を、地方時差と均時差を考慮し、出生場所のインディアナ州ゲーリー(西経87°)を元にした視太陽時に置き換えると、18:44となり酉刻(午後5時~7時)となります。
※マイケル・ジャクソンが生まれた1958年のアメリカにおいて、サマータイムは導入されておりません。

★命式を作成すると次のようになります。

〈四柱干支〉
 時柱 日柱 月柱 年柱
  辛   戊   庚   戊
  酉   寅   申   戌

〈看命〉
格局/仮従児格(食神格)用神/月干・庚 喜神/水 忌神/木

この命式は、いわゆる「仮従児格」と言われる特殊な命式です。地支には、申・酉・戌の西方合が成立し、食傷である金の五行が極端に強くなっています。また、日支に破神である木の十二支「寅」が存在し、申との冲で抜根しているのもポイントです。

この命式を絵でイメージしてみると、次のような感じになります。

この命式のイメージは、「宝の鉱山」です。
日主が「戊」(つちのえ)の人は、親分肌で頑固ですが人情に篤いタイプです。やや気まぐれな所はあります。あり余る金の漏星(食傷)は、あふれるばかりの才能を意味する星です。

この命式と良く似たものに、同じ1958年生まれの日本のミュージシャン兼音楽プロデューサーである小室哲哉さんがいます。

〈小室哲哉さんの四柱干支〉
 時柱 日柱 月柱 年柱
  辛   戊   癸   戊
  酉   申   亥   戌

2つの命式は一致して日主が「戊」で「申・酉・戌」の西方合があって時干「辛」に透干する才能の塊のような命式であり、これらのことごとくの一致は、もはや偶然とは思えないほどです。

ただし、大きな違いとして上げられるのは、小室哲哉さんの命式が財星である水の五行が堤綱にあたって透干し、一定の力を持っているのに対し、マイケル・ジャクソンの場合は、命式の中に全く水の五行を有していない点です。(通常であれば申の蔵干には「壬」は存在するが、西方合していて効力が表われない)

そして、財が無い事で、漏星(食傷)と官の間の緩衝材がなく、マイケル・ジャクソンのこの命式は「木」の五行が巡る時に、精神的な葛藤を伴いやすい傾向を持つ事になります。

また、「財」は現実性でもあるので、そういった意味では現実性が希薄になりやすいとも言えます。 マイケルの発言の「僕はお金に固執はしない。その辺の子供が、僕のダイヤを見て『きれい』と言ったら、『いいよ、持って行きな』と言っちゃうだろうし…」という内容からも、それをうかがわせます。
玩具好きなマイケルは、玩具代だけで1ヶ月に3000万円を使い、身の回りの世話をするスタッフは約20人以上が従事し、その費用は1ヶ月で4000万円に上ったと言われています。
しかしながら、アーチストである故の非常に神経質な一面もあった事も事実で、これは食傷が多い命式の共通点です。
他にも、冤罪とはいえ「性的虐待疑惑」も、マイケルのあまりにも無防備に人を信じすぎる現実無視な行動が、結果的に引き起こした事件と言えなくはありません。

あと、これは必ずしもという訳ではありませんが、燥状態の土の命式は皮膚病を患いやすい傾向が見受けられます。

※この命式にとって、最も良い影響を与える五行は、食傷の金の五行を漏らし、自己実現型スタイルを形成させる財の水の五行となります。
※木の五行(官)は命式中では、ほぼ無力ですが、十干が巡運に巡り通根すると金(食傷)と対立して、心の葛藤を起こしやすくなります。

★マイケル・ジャクソンの一生の運勢の流れを検証してみます。

マイケル・ジャクソンの立運は3歳4ヶ月となり、ここから10年ごとに運気の流れが変わっていきます。

3歳4ヶ月~13歳3ヶ月

〈干支〉辛酉 辛 ― 傷官 / 酉の蔵干(温度・普通) 庚 ― 食神・辛 ― 傷官 (西方金運) 〈五行・命式との関わり〉金の五行が非常に強まる

本来、これを仮従児格として見るならば、金の食傷の五行が巡る時の運気は良いはずです。しかしながら、マイケルの過去の回想談を検証してもわかるように、この時期は彼にとって決して幸せな時期ではありませんでした。これは当時、父親をはじめとする家庭というものに、マイケル自身が重きを置かなかった事情によるものとも言えましょう。家庭運を意味する夫妻宮(日支の事)の「寅」は、この命式を「従児格」と見た場合には破神となり、どうしても先天的に家庭というものが、葛藤の原因となりやすいようです。

<検証>父のジョセフ・ジャクソンの歌とダンスの指導は相当に厳しく、せっかんも日常茶飯事だった。稽古中父親は、いつもベルトを持ってイスに座っていて、演奏を間違えるとそれで叩いたと言う。時にはありったけの力で壁に叩きつけ、母親が「あなた死んじゃうよ」と叫んで止めた事もあり、当時父の事をすごく憎んだと言う。少年時代は、クリスマスも誕生日も休み返上で働いていて、レッスンにいく途中、子供たちが楽しそうに外で遊んでいる姿を見ては羨ましがっていた。 しかしながら、11歳(己酉年)には、ついに才能が開花し、マイケルとその兄弟で結成したジャクソン・ファイブは、ついにはビートルズの「レット・イット・ビー」を首位から引きずりおろし、デビュー曲から4曲連続で、全米チャート第一位になった。
とはいえ、マイケル・ジャクソンの精神的苦悩は以前と続いていて、プロダクションとの確執や、思春期の声変わりやニキビなどに悩み、背が伸びる事で「背が伸びて可愛くなくなった」と観客から冷やかされる事もその原因の一つだった。

13歳4ヶ月~23歳3ヶ月

〈干支〉壬戌 壬 ― 偏財 / 戌の蔵干(温度・普通)辛 ― 傷官・丁 ― 印綬・戊 ― 比肩 (東方木運)
〈五行・命式との関わり〉前半5年は水の五行が巡り、後半5年は金の五行が強まる

喜神である水の十干「壬」が巡るも、命式の中に根を持たず、それ程の力を発揮しない。しかしながら、金の五行が強まる事で、やがて才能は世にどんどん認められていく事となる。

<検証>17歳(乙卯年)プロダクションであるモータウンから離脱する。20歳(戊午年)クインシー・ジョーンズをプロデューサーに迎えて「Off The Wall(オフ ザ ウォール)」を制作、プロモーションビデオの中の「タキシードを着たマイケルが3人に分裂するシーン」は話題を呼んだ。

23歳4ヶ月~33歳3ヶ月 

〈干支〉癸亥 癸 ― 正財 / 亥の蔵干(温度・普通)甲 ― 偏官・壬 ― 偏財 (北方水運)
〈五行・命式との関わり〉水の五行が非常に強まる

癸と亥が同時に巡る事でお互い透干・通根する事によって、確かな水の財の星を得る事ができたこの命式の強い運気は、ゆるぎないものになります。

<検証>24歳(壬戌年)にアルバム「Thriller(スリラー)」がミリオン・ヒットし、世界中で一大センセーショナルとなる。同アルバムは売上世界記録を更新した。 26歳(甲子年)CM撮影中の事故で頭頂部に大きなやけどを負い、皮膚移植手術を受ける。また、家族を巻き込んでの金銭トラブルが発生し、マイケルは「ザ・ジャクソンズ(元ジャクソン・ファイブ)」を脱退する。
33歳2ヶ月(辛未年)更なる音楽性を追求する為、クインシー・ジョーンズとタッグを解消し、「Black or White」を発表、20ヵ国以上で売り上げ1位を獲得する快挙となる。

33歳4ヶ月~43歳3ヶ月

〈干支〉甲子 甲 ― 偏官 / 子の蔵干(温度・普通)壬 ― 偏財・癸 ― 正財 (北方水運)
〈五行・命式との関わり〉38歳3か月あたりまでは、木の五行が強まり、それ以降は水の五行がやや強まります。

「甲」は、この命式にとって精神的葛藤を起こしやすい星です。財の現実性である水の気を補う事で難を逃れる事ができます。後半期は根が巡り水が強くなるも、透干している訳ではなく威力は前の10年には劣ります。

<検証>「Black or White(ブラック オア ホワイト)」のアルバム「Dangerous(デンジャラス)」は、ニルヴァーナのアルバム「ネバー・マインド」に抜かれ、連続1位を止められてしまう。 35歳(甲戌年)エルヴィス・プレスリーの娘であるリサ・マリー・プレスリーと結婚するも、二年後(丙子年)離婚。
アルバム「HIStory」を発売。マイケルによる世間に対する主義主張が非常に強いアルバムであった。38歳(丙子年)デビー・ロウと再婚。

43歳4ヶ月~53歳3ヶ月

〈干支〉乙丑 乙 ― 正官(月干・庚と干合) / 丑の蔵干(温度・普通)癸 ― 正財・辛 ― 傷官・己 ― 劫財 (北方水運) 〈五行・命式との関わり〉乙は月干「庚」と干合し化金、丑も酉と三合金局半会し結果的に金の五行が強まる10年です。

「乙」は力は弱いものの、この命式の社会運「庚」にまとわりつき、この命式は金の五行に占められているので、五行変化で金になります。丑は雑気の十二支ですが、この命式では金の力量が最も強まります。いろいろとゴチャゴチャする事はあっても、結果的には良い形で解決します。

<検証>43歳(辛巳年)9月11日に起きた「アメリカ同時多発テロ」に衝撃を受け、チャリティーシングルを企画するも、実現する事はなかった。また、この頃から、マイケルと所属レコード会社が、激しく対立するようになっていく。しかしながら、禍根を残しながらも、結果的にはマイケルの勝利となる。 45歳(癸未年)ヒスパニック系の少年とその母親に「性的虐待疑惑」で訴えられ逮捕されるも、ジェイ・レノやクリス・タッカーの証言で、少年とその母親の過去の前歴が明らかにされ、2年後(乙酉年)全てにおいて完全無罪判決となる。(一方、マイケルを訴えた少年とその母親の前歴が明らかにされ、母親には福祉詐欺で有罪判決が下った)
48歳(丙戌年)音楽活動も無事に再開し、「マイケル・ジャクソン・カンパニー」を設立する。その後も精力的に活動し、コンサートチケットは即日ソールドアウトとなる勢いを見せる。
2009年6月25日(己丑年庚午月辛丑日)、鎮静剤と麻酔薬プロポフォールの組み合わせによる「急性プロポフォール中毒」により、惜しくもこの世を去る。(享年50歳)
検視官の解剖の結果、体の状態そのものはいたって健康な状態であったと言う。

鑑定例・その3 山本 千夏さん

※この鑑定書は今から7年前(平成18年)に作成されたものです。(当時の鑑定書にの内容が変わらない程度に、若干改変を施しております)

ようこそ、東洋の神秘「四柱推命」の世界へ。
この占いは「陰陽五行」というものを用いて、あなたの運勢や性格の長所や欠点など、様々な事象を捉える事ができるものです。 それでは、早速、鑑定に入りましょう!

★まず、山本千夏さんの命式を作成すると次のようになります。

1988年6月2日 午前10時26分生

〈四柱干支〉
 時柱 日柱 月柱 年柱
  丁   戊   丁   戊
  巳   子   巳   辰

〈看命〉
格局/偏印格 用神/日支・子 喜神/金・水 忌神/木・火

ようこそ、東洋の神秘「四柱推命」の世界へ。
この占いは「陰陽五行」というものを用いて、あなたの運勢や性格の長所や欠点など、様々な事象を捉える事ができるものです。 それでは、早速、鑑定に入りましょう!

四柱干支を見て判るように、月柱と時柱が「丁巳」という全く同じ2つの火が極端に強くなる干支になっていて、年柱と日柱は「戊子」と「戊辰」という非常によく似た干支になっています。
これは、とても特殊な命式です。山本千夏さんは、かなり人とは違う特殊な使命を持った方といえましょう。

試しに、この命式を絵でイメージしてみると、こんな感じになります(^^)

山本千夏さんの命式の象意は、「火柱に囲まれた霊山」です。火の五行が非常に勢いを持ち、周囲を焦がしてしまいそうな状態ですが、水の五行が良い役割をはたす為、山はしっかりとそびえ立つ事ができます。
上記の四柱干支の8文字のうち、山本千夏さんの本質の核にあたるのが、日柱の上段にあります「戊」(「つちのえ」と読む)の星です。この星の性状は陽の土。大地にそびえ立つ山を意味します。人を惹き付ける魅力を持ち、誰とでもすぐ打ち解けて仲良くなる事ができます。やや気分にムラがあって、人との付き合い方は広く浅くになりやすい傾向があります。

さて、山本千夏さんのこの山はどういう状態にあるかと言いますと、巳月(5月)の初夏の生まれで(山本さんは6月生まれですが月の節入前なので、巳月の生まれとなります)火の五行が非常に勢いを持ち、命式中には「丁」(陰の火/人工の火の象意)が2つもあって、それぞれが火の属性の十二支「巳」に通根し、強力なパワーを持っています。まさに、大きな火柱が2本立ったような状態です。
しかしながら、日柱下段の「子」と年柱下段の「辰」が三合水局半会して、この山に水分を補給しますので、この山は火によって乾ききる事無く、そびえ立つ事ができるのです。

この日柱下段の「子」をもって、この命式の用神とします。用神とは、命式の中で一番いい働きをする守り神の事です。この日柱下段の場所は夫妻宮ともいって、配偶者を表す場所ですので、山本さんは将来ご主人が非常に力になってくれるでしょう。ただし、少々尻に敷いてしまう傾向はあるようですが…(笑)

この命式では火の五行が印星にあたっていて、山本さんは非常に物事の理解力や習得能力に優れたものを持っています。直感をとても大事にしますが、悪くいえばやや短絡的となりやすい傾向もあります。
あまり表面には出しませんが、人に対してとても思いやりを持っていて、他人が幸せになる事を自らの喜びとできる優しい方です。 少々自分の思いにブレーキをかけるのが苦手で、その為に背負い込まなくても良いような苦労まで背負い込んでしまうので、注意が必要です。

恋愛面では基本的に、純情でピュアな性格で、白馬の王子様を待ち続けているようなタイプです。ボーイッシュなイメージが魅力で、話し方は淡々としていてあどけない感じがするでしょう。少々、男性に騙されやすい傾向もあるので、常に第三者の意見を参考にすると良いでしょう。

財運が非常にあり、これは将来のご主人によって、財運に恵まれるという命運です。

健康面においても恵まれており、かなり無理もききますが、やや婦人科系統の病気に注意して下さい。

運勢的には、若い時は苦労してもだんだんと幸せになっていく大器晩成型です。適職としては、看護や介護関係、金融業などもいいでしょう。

現代人が忘れかけているような献身的な優しさで、周りの人を癒して幸せに導いてあげる事が、山本千夏さんの天の役割ともいえるでしょう。

※この命式の象意は、火柱に囲まれた山です。やや乾きやすいので、水分を補給する水の五行とそれを生み出す金の五行が巡ると、大きく運が開きます。火の五行が巡る時は、より高みを目指す為の学びの時となります。

★それでは次に、山本千夏さんの一生の運勢のおおまかな流れを出してみましょう (^o^)丿

山本千夏さんの立運は9歳4ヶ月となり、ここから10年ごとに運気の流れが変わります。

【現 在】
9歳4ヶ月~19歳4ヶ月

〈干支〉丙辰 偏印-(辰の蔵干)乙 ― 正官・癸 ― 正財・戊 ― 比肩 (東方木運) 〈五行・命式との関わり〉丙の属性は火、辰は湿土だが日支・子と三合水局半会

14歳4ヶ月頃を境に、大きく運が開いています。それまでは、やや自分の殻に籠もる事も多かったでしょう。今の運勢は、多くの交友関係の中で、楽しみや自分の役割をみつける時期です。

【未 来】
19歳4ヶ月~29歳4ヶ月

〈干支〉乙卯 正官-(卯の蔵干)甲 ― 偏官・乙 ― 正官 (東方木運)
〈五行・命式との関わり〉乙の属性は木、卯も木 年支・辰と東方合半会

この10年間は、非常に忙しい時期です。社会経験も積みながら、結婚や出産など様々なイベントの中で、多少不安も感じながらも時間が流れていきます。山本さんには、たくさんの味方がいますから、時には甘えながら自分の信じた道を歩んでいくのも良いでしょう。

29歳4ヶ月~39歳4ヶ月 

〈干支〉甲寅 偏官-(寅の蔵干)戊 ― 比肩・丙 ― 偏印・甲 ― 偏官 (東方木運)
〈五行・命式との関わり〉甲の属性は木、寅も木 年支・辰と東方合半会

前にも増して、社会経験の中でいろいろな事を学ぶ時期です。将来の自分の役割を果たす為に、キャリアを積んでいるとも言えましょう。忙しくて、なかなか自分のやりたい事ができないかもしれません。

39歳4ヶ月~49歳4ヶ月

〈干支〉癸丑 正財-(丑の蔵干)癸 ― 正財・辛 ― 傷官・己 ― 劫財 (北方水運) 〈五行・命式との関わり〉癸の属性は水だが年干・日干の戊と干合(妬合)、丑は湿土 日支・子と北方合半会であり支合

ここから運勢の流れが大きく変わります。将来の構想の実現の為に、行動をおこす事になりそうです。ただ、この期間は少々金銭問題のトラブルが発生しやすいので注意して下さい。まずは、欲張りすぎない事と、むやみに人を信用して借金の保証人などになったりはしないようにしましょう。

49歳4ヶ月~59歳4ヶ月

〈干支〉壬子 偏財-(子の蔵干)壬 ― 偏財・癸 ― 正財 (北方水運) 〈五行・命式との関わり〉壬の属性は水だが月干・時干の丁と干合(妬合)、子も水で年支・辰と三合水局半会

理想がいよいよ現実になる時です。人の為に何かをしたいというような夢がいよいよ叶えられ、軌道に乗るでしょう。若干この時期は異性との三角関係の暗示があります。ご主人一人を全力で愛してあげる事ができれば、末永く幸せな未来が続くでしょう。

59歳4ヶ月~69歳4ヶ月

〈干支〉辛亥 傷官-(亥の蔵干) 甲 ― 偏官・壬 ― 偏財 (北方水運) 〈五行・命式との関わり〉辛の属性は金、亥は水 日支・子と北方合半会 月支・時支の巳と冲

多くの人との出会いや別れの中で、たくさんの事を学ぶ時期となるでしょう。本当に大切にしなければいけない事が何であるか判った時に、今までに無いような幸せを手に入れる事ができます。

69歳4ヶ月~79歳4ヶ月

〈干支〉庚戌 食神-(戌の蔵干)辛 ― 傷官・丁 ― 印綬・戊 ― 比肩 (北方水運) 〈五行・命式との関わり〉庚の属性は金、戌は燥土 年支・辰と冲

ここからまた、運勢の流れが大きく変わります。子供や孫たちにも愛された静かで平和な暮らしの中で、穏やかな老後を送られているようです。

★次に、ここ最近の運勢を細かく出してみましょう。
(◎・○・△・×の4段階のマークは、運勢の強弱の目安です)

今年(平成18年2月~平成19年2月)の運勢 ※四柱推命では、2月の立春をもって一年の始まりとします。

〈干支〉丙戌 偏印-墓
〈五行・命式との関わり〉丙の属性は火、戌は燥土 年支・大運支の辰と冲

(×…巡り来る星は「太陽」、山本千夏さんの山は日照りが続きます)

今年は、自分の思いが叶えられないような事もあるかもしれません。でも、やがては「それで良かったんだ」と思える時がやって来ます。全体運は良い時期なので、それ以上に楽しい事もいっぱいあります。いろんな世界にチャレンジしてみましょう!

来年(平成19年2月~平成20年2月)の運勢

〈干支〉丁亥 印綬-胎
〈五行・命式との関わり〉丁の属性は火、亥は水 日支・子と北方合半会 月支・時支の巳と冲

(○…巡り来る星は「人工の火」、ただし水の五行が力を増すので潤いが得られます)

来年は、たくさんの知識や教養を習得するような年になります。そして、この年の半ば辺りから大きく運勢が変化してきます。山本さんにとっては、予想もしてなかったような人生の展開になるかもしれません。
またこの年は、車の免許や資格を取ったりするにも良い年でしょう。

来年(平成20年2月~平成21年2月)の運勢

〈干支〉戊子 比肩-絶
〈五行・命式との関わり〉戊の属性は土、子は水で年支・大運支の辰と三合水局(半)

(○…巡り来る星は「山」、ただし水の五行が力を増すので潤いが得られます)

山本さんのやってみたかった将来のプランを始める時です。いろいろな意味で、積極的に行動をおこしていく事になるでしょう。心に優しい気持ちが芽生えてくる年です。

★山本千夏さんの運勢を上げてくれる人は、こんな命式の人です☆ミ

山本千夏さんの命式の象意は、たくさんの火に囲まれて乾燥しがちな山です。乾燥を潤してくれる水の五行をいっぱい持った人と、水に力を与える金の五行をたくさん持っている人との相性は最高で、大きな運をもらえます。
火の五行をたくさん持った人と組むと、ムラ気が多くなり、暴走しやすくなるので、やや注意して下さい。

これで、鑑定はおしまいです(^^) 何か判らない点があったら、お気軽にご質問下さい。
山本千夏さんのより幸せな未来を願っております!

丙戌年 丁酉月 甲寅日
推命学士 浅野 太志

四柱推命 通変31パターン

【1】
五行バランス均衡型

五行バランス均衡型

性格的にも肉体的にも健全で バランスの取れている事が多く、 考え方もバランス思考で、オー ルマイティー型です。
中庸というものを理想とする傾 向にあるとも言えるでしょう。 ただし「五行バランス均衡型」 は、巡運や周囲の五行の影響を 受けやすく、常に僅かながらに そのバランスが崩れてしまう事 になります。
常に自分の生き方をキープする 事で運が開きます。

【2】
自星突出型

自星突出型

強靭な意志力とバイタリティー が取り得ですが、計画性がなく、 常に目の前の事に全力投球オン リーという傾向があります。 一見ソフトで社交的に見えても、 「人は人、自分は自分」と考え る傾向が強く、あまり人や社会 との協調性が無いのが特徴です。 <自星突出型の著名人>
オードリー・ヘップバーン 
オノ・ヨーコ 
土屋アンナ

【3】
漏星突出型

漏星突出型

とても繊細で、人の気持ちを察 知するのが得意です。物事をど こまでも徹底的に極めていくタ イプで、芸術的センスもありま す。しかし、経営感覚や現実性 に強いという訳でもないので、 余程の突出した才能を持ってい るか、現実に強い参謀役がそば にいないと、器用貧乏に終わっ てしまう事になりかねません。 <漏星突出型の著名人>
手塚治虫 イチロー

【4】
財星突出型

財星突出型

流行や情報に敏感で、常に今を 生きている人です。周囲や社会 に対しても情報のアンテナを張 り巡らせていて、現実性に強い です。若干、人の評価に振り回 される所もあります。社交性が あり、交友関係も多いのが特徴 です。 <財星突出型の著名人>
三島由紀夫 
さくらももこ

【5】
官星突出型

官星突出型

控えめでおとなしい人が多く、 何事にも誠心誠意、真面目に取 り組みます。社会や周囲の中で の自分の役割というものに価値 観を見出します。どうしても理 想主義に陥りやすく、生真面目 で、常に大義名分が優先して無 理をしがちです。 <官星突出型の著名人>
深津絵里

【6】
印星突出型

印星突出型

常に自分自身を高めていきたい という向上意識に満ちあふれて います。反面、要領良く、なる べく労少なくして、欲しいもの を手に入れようと思考を巡らせ ています。思考の割に実行力が 不足しやすく、この傾向が顕著 になると、ズボラで依存心が強 い甘えん坊となります。 <官星突出型の著名人>
佐藤寛子

【7】
自星陥没型

自星陥没型

周囲の環境に順応しやすく、 他人との間に壁を作らないので、 何かにつけ人の協力を得らやす いという徳を持っています。 ただし、「こうありたい自分」 というものの存在が希薄なので、 自分を見失いやすく、常に周囲 に流されてしまいやすい傾向が ある事は否めません。

【8】
漏星陥没型

漏星陥没型

周囲にあまり我がままを言う事 もなく、また、必要以上に自分 の気持ちを人に理解してもらう 事など、意味を持たないと考え ているふしもあります。 やや自己表現欲が不足しやすく、 それゆえに損をしている所も多 分にあるでしょう。この部分を 上手に補う事で、人生の可能性 を確実に広げていけます。

【9】
財星陥没型

財星陥没型

どことなく人が良くて、あまり 計画性を持ち合わせていない人 が多いようです。情報や流行に 疎い所があり、基本的にはそう いった事に興味もありません。 現実に囚われすぎない分、大き な夢をつかむ可能性も持ってい ますが、やや世間知らず的な要 素は否めないでしょう。 <財星陥没型の著名人>
青木さやか

【10】
官星陥没型

官星陥没型

生まれながらの自由人、ピュア で天真爛漫、何事にもマイペー スです。人から束縛されたり、 頭ごなしに指示されるのを嫌い ます。
楽天的でポジティブではあって も、あまり心から反省するとい う事がないとも言えます。

【11】
印星陥没型

印星陥没型

どんな時でも、常に物事に真っ 向勝負で取り組む人です。人に 依存しないで、何でも自分の力 で解決しようとする体当たり主 義です。人におもねる事は大嫌 いで、共同作業をやっていく上 では、必要以上に敵を作りやす くなります。

【12】
自星・漏星突出型

自星・漏星突出型

情熱的で行動力あふれる人です。 仕事面ではおのずと頭角を現す 事になりやすいでしょう。何を するにも、自分から積極的に行 動をしていくタイプで、物事に 対するこだわりも人一倍持って います。 頭を抑えつけられるのが大嫌い で、大変な負けず嫌いです。
<自星・漏星突出型の著名人>
徳川家康 林真理子
福山雅治 堂本剛 深田恭子 
荒川静香 マイケル・ジャクソン
マライア・キャリー

【13】
自星・財星突出型

自星・財星突出型

堅実派で、着実に物事を成し遂 げていく事が出来る人です。 時代の流れや周りの気をすばや く察知して「今何をしたら良い か」という事が感覚的に分かる 人です。 <自星・財星突出型の著名人>
よしもとばなな 
草彅剛 
堂本光一

【14】
自星・官星突出型

自星・官星突出型

真面目で誠実、どちらかという と、常に押すか引くかの一辺倒 のような所があり、あまり要領 が良いとは言えません。 義理堅く、自分を認めてくれる 相手や組織には、とことん忠義 を尽くします。 <自星・官星突出型の著名人>
ジョン・レノン
パブロ・ピカソ
中川翔子

【15】
自星・印星突出型

自星・印星突出型

常に高みを目指す向上心あふれ る人で、バイタリティーも十分 です。自分なりの生き方を貫き 通す人です。 目上からの引き立てを得やすい、 強運の持ち主です。 <自星・印星突出型の著名人>
加山雄三 安室奈美恵
永作博美 広末涼子 小倉優子
ハリソン・フォード
トム・ハンクス
プラッド・ピット

【16】
漏星・財星突出型

漏星・財星突出型

芸術家やアイデアを売りにする 起業家として、大きく成功する 素質を持っています。心の中は 物事に対するこだわりと、現状 を改革して打開したいという衝 動に常に支配され、激しいのが 特徴です。 <漏星・財星突出型の著名人>
小室哲哉 釈由美子
伊東三咲 眞鍋かをり

【17】
漏星・官星突出型

漏星・官星突出型

集団や社会の中で、自分の自由 を奪われているような束縛感と、 自分の役割や責任を果たさなけ ればならないという使命感が共 存し、心の中で葛藤を起こしや すくなります。 良識派で、いつも周りに気配り が出来る人です。 <漏星・官星突出型の著名人>
安達祐実

【18】
漏星・印星突出型

漏星・印星突出型

どことなく坊っちゃん気質で大 らかなタイプの人が多く、先生 やインストラクターといった職 業に適性があります。
ただし、現実に対する適応能力 はあまりある方ではなく、人と 人とがぶつかり合ってしのぎを 削るというような環境には適応 できません。 <漏星・印星突出型の著名人>
朝青龍明徳

【19】
財星・官星突出型

財星・官星突出型

傷つきやすくとてもナイーブな 心の持ち主です。
白黒をはっきりつけないと気が 済まないので、気の強いタイプ と誤解される事もありますが、 いつも弱気な自分を奮い立たせ、 責任を全うしようとしています。 <財星・官星突出型の著名人>
アンジェリーナ・ジョリー

【20】
財星・印星突出型

財星・印星突出型

頭の中でどんどん構想が膨らん でいくも、実行力が伴っていな いという状況に陥りやすい傾向 がありそうです。
とりあえず最初に身の回りの環 境を整えようとばかりに、余分 な事に時間をかけていたりしま す。 <財星・印星突出型の著名人>
杉田かおる 磯山さやか

【21】
官星・印星突出型

官星・印星突出型

自分から率先して、夢や理想の 為に、冒険を起こすというより は、どちらかというと何かの役 割を任され、自分が思ってもい ないような形で運勢が動いてい きます。生まれながらに強運の 持ち主です。 <官星・印星突出型の著名人>
仲間由紀恵 鈴木紗理奈
チャールズ・チャップリン
レオナルド・ディカプリオ

【22】
自星・漏星陥没型

自星・漏星陥没型

現実的で、また集団や社会に対 する責任感や義務感も持ってい る真面目な良識人です。人の気 持ちを察知する能力に優れ、ど んな状況でもうまく合わせてい けます。
プライベートな部分では、意外 なほどにシャイだったりします。

【23】
自星・財星陥没型

自星・財星陥没型

あまり計画性を持って行動をす るタイプではなく、自分の将来 の人生設計も、やや成り行き任 せ的な所があります。困ってい る人をみると放っておけず、自 分が損をしてでも何とかしてあ げようとする人です。

【24】
自星・官星陥没型

自星・官星陥没型

集団や組織の中では、どうして もはみ出してしまいがちです。 基本的には、自分のやりたいよ うに楽しく生きていければいい というタイプです。
また、知識や学問を人に教えて いくという能力にも優れていま す。 <自星・官星陥没型の著名人>
長澤まさみ

【25】
自星・印星陥没型

自星・印星陥没型

今この現実を生きている人です。 自分の今置かれた状況の中で、 きちんと役割を果たそうとしま す。
理屈は嫌いで、常に現実重視に 物事を考えますが、ふとしたひ らめきやアイデアは、非常に的 を射ていたりします。 <自星・印星陥没型の著名人>
宇多田ヒカル

【26】
漏星・財星陥没型

漏星・財星陥没型

身の回りのあらゆるものから、 常に学び取り自分を高めていき たいという欲求に満たされてい ます。物静かな感じの頭の良い 人で、その場その場に応じて、 自分を臨機応変に対応させて、 行動を決めていくタイプです。 <漏星・財星陥没型の著名人>
大泉洋 菅野美穂
太宰治 尾崎豊

【27】
漏星・官星陥没型

漏星・官星陥没型

主体性をしっかりと持った行動 派で、常に学びの大切さを忘れ ない謙虚な人です。対等な立場 の人間関係を構築するのは得意 ですが、上司と部下といった縦 の人間関係を構築するのは苦手 です。 <漏星・官星陥没型の著名人>
安倍晋三 明石屋さんま
齋藤由貴 篠原涼子 香取慎吾
上戸彩 大野智

【28】
漏星・印星陥没型

漏星・印星陥没型

社会や組織の中で自分の役割を 見つけ、それを全うしていこう とします。それは、強い意志の 力と現実性に支えられていて、 人に依存したり甘えたりしませ ん。
周囲からの人望も厚いでしょう。 <漏星・印星陥没型の著名人>
相武紗季 長嶋一茂

【29】
財星・官星陥没型

財星・官星陥没型

非常に強い運気を持ちカリスマ 性があります。頭脳は明晰です が、現実性には乏しく、物事の 計画性もあまりありません。基 本、好きな事を好きなだけやり たいようにやるというタイプで す <財星・官星陥没型の著名人>
長嶋茂雄 中居正弘 福原愛

【30】
財星・印星陥没型

財星・印星陥没型

確固たる自分のポリシーやこだ わりも持った人です。
常に理想主義的で、誰に対して も思った事をズバズバと言って しまう傾向があり、あまり、人 との駆け引きも得意ではありま せん。 <財星・印星陥没型の著名人>
芥川龍之介 石原慎太郎
小林よしのり 松井秀喜
藤原紀香 二宮和也

【31】
官星・印星陥没型

官星・印星陥没型

自分の夢や目標を実現させる強 力なパワーに満ち溢れた人です。 自信家で、やる気と行動力も十 分にあり、強力な運気を持って います。待ちの姿勢は大嫌いで、 自分から率先して行動しないと 気が済まないタイプです。 <官星・印星陥没型の著名人>
松下幸之助 浜崎あゆみ

均時差が起こるわけ…

少し占いの専門的なお話になりますが、四柱推命では、1日の時間を社会生活で使われている「平均太陽時」から、 「視太陽時」に変換して占っていきます。
その為には、サマータイムの有無、地方時差、均時差の値を出して、それをきちんと計算しなければなりません。こ の時は、必ず、地方時差と均時差はペアで用います。
占いによっては、こういった時差を一切調整しないで行う事もあります。それはそれで一つの正しいやり方です。梅 花心易という占いはその典型と言っても良いでしょう。ただし、四柱推命の場合には、地方時差を計算しているのに 均時差は計算しないとか、均時差を計算していながらも地方時差は計算しないという事は、占術理論上ありえません。

また、市販されている本などで、「外国で生まれた場合、出生時刻を日本時刻に合わせる」という明らかに間違った 説が流布しています。四柱推命が、日本で発明され成立した占いというのであれば、こういう理論も成立するかもし れませんが、実際にはそうではありません。(仮にもしそうであれば、中国の文献の窮通宝鑑や子平真詮といった原 書に載っている命式は、全てことごとく日本時間を割り出して命式を作り直さなければいけないという、おかしな話 になってきます)
※拙著「四柱推命完全マニュアル」で、外国生まれの方の年干支と月干支だけを日本時間に直すよう記載があるのは、 便宜上明石時間で表記している巻末の万年暦の年干支と月干支の節入時刻に対応させているだけです。当然の事なが ら、その日本時刻を用いて、外国生まれの方の日柱干支や時柱干支を算出するような事は、あってはならない事です。

ところで、この均時差というものがなぜ起こるのか、という事について、たまに講座の受講生の方からご質問を受け る事があります。もちろん、占いをする上ではこんな理論は必要ありませんが、それでもつい気になってしまう真面 目な方の為に、このページを設ける事にしました。

均時差が起こるわけ… 地上から見える太陽が一周して元の場所に戻ってきた時を一日の定義とした時に、この時間を測定すると、およそ24 時間前後となります。意外に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実際には24時間よりも長い一日もあれば、 短い一日もあります。 言ってしまえば、これが均時差の起こる理由です。

では、なぜ、地球は同じ速度で自転しているのに、日によって、太陽の速度が速くなったり遅くなったりするのでしょ うか?
その前に、よく一日の定義は「地球が自転をして一回転した時」と認識されやすいのですが、正確には違います。地 球が自転をして一回転するのは、約23時間56分です。そして、これは常に一定です。

では、この残りの4分って何なのかと申しますと、下の図を見て下さい。

①の場所にある地球が、自転をして一回転した時に、②の位置まで来たと 仮定します。 ところが、地球は一回転したにもかかわらず、地上から見 た太陽は一周していません。なぜなら地球の公転で、わずかに位置が動い ているので、その方向に太陽が無いのです(②の矢印の先には太陽が無い)  従って、地球はさらに③の位置まで余分に回転する事により、地上の太陽 がやっと一周した事になるのです。この余分に回転したαが、「約4分」 という訳です。 (図は分かりやすくデフォルメして描いてあります。実際には②の位置と ③の位置はほとんど変わりありません。)αが常に一定であれば、一日 の長さも一定です。でも、そういう訳ではありません。とはいえ、いく ら大きく差が出ると言っても1分を越える事はありませんが…αが一定でない訳は、次の2つの理由によるものです。

<理由1>地球が太陽の周りを楕円形で公転している事で起こる現象 まず一つ目の理由は、地球は太陽の周りを楕円形で公転しているから起こる現象です。
その為、太陽と地球の距離は近くなったり遠くなったりしています。
意外かもしれませんけど、一番太陽が近づくのは元旦を過ぎたあたりの1月初旬です。これを近日点と言います。
また、一番太陽が遠のくのは7月初旬で、これを遠日点と言います。(ごくまれに誤解している人がいますが、季節

と太陽の距離とは関係ありません。) そして、太陽と惑星との距離が近ければ近いほど、公転速度は速くなりま す。(ケプラーの第2法則) 当然、近日点に近くなれば、地球の公転速度が速まった分だけ、一定のス ピードの自転をしている地球はより多くの回転をしなければ、一日が経過 しない事になります。

<理由2>黄道と赤道が23.4度の傾斜角がある事による現象 これは、とても説明するのが難しいのですが、春分点や秋分点の時の太陽と地球の地軸との角度と、夏至点や冬至点 の太陽と地球の地軸との角度というのは、完全に90度違っています。 つまり、地球の地軸の傾きの方向によって、地球の自転(赤経移動)と公転(黄経移動)による移動量の比率が異な る事になります。 試しに「春分点・秋分点」と「夏至点・冬至点」で、それぞれ、計算をする事にしましょう。

<春分点・秋分点の黄経移動量の計算法>

<夏至点・冬至点の黄経移動量の計算法>

つまり、これにより赤経移動量と黄経移動量の比が、0.9178~1.0896まで変化する為に起こる現象です。

平均太陽時と視太陽時の差 こんな風に1日の長さは、1分を超える事はないとはいえ、確 実に長短があります。 ところが文明社会において、1日の長さが違うというのは致命 傷です。まずもって時計と言うものが全く役に立たなくなりま すから…そこで、すべからく「平均太陽時」というもので、短 い1日も長い1日も、一年の1日の時間の平均を取って、24 時間に調整している訳です。
だから当然、お昼の12:00に、太陽がちゃんと南中してい る事はほとんどありません。 もちろん、平均太陽時というのは我々の優れた文化の一つです。 ゆえにこれをそのまま占いに活用するのも、場合によってはあ りでしょう。
ただし、きちんとした視太陽時に変換する場合には、この均時 差調整の事を必ず忘れてはいけません。
おおよそ、毎年の均時差は共通していますので、左の表(拙 著「四柱推命完全マニュアル」にも掲載されています) を用いて、地方時差と共に微調整して下さい。
なお、均時差の計算の理論は、こよみのページ ー 「冬至は一年で一番日の出の遅い日か?・・・均時差の話」のサ イトが非常にわかりやすく述べられています。