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初夢と神社参拝と今年の抱負19.01.02

2019年1月2日(水)

 

 皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 2019年も、すでに2日が過ぎて、初夢の朝も終わってしまいましたが、皆さま、今朝の初夢は覚えていますでしょうか。

 

 ちなみに、みずぽんさんは、初夢を覚えていないようです。

   青緑のバラのキャンドル、素敵です(^^)

 

 僕は、夢を忘れてしまわないように、枕元に紙とボールペンを置いて、すぐにメモれるようにしておきました。

 

 今日の夢は、どういう訳か、書のレッスンを受けているメンバーが、みんな、狼を飼っているという、訳のわからない夢なんですね。

 

 と言っても、書のメンバーは、そこには誰も出てこなくて、ただそこに、みんなの飼っている狼だけがいるんです。

 

 夢の中では「狼」となっていますが、ほとんどが、栗色の大きなフサフサの毛並みをした柴犬みたいな姿をしていて、そこに、たった一匹、妙に痩せこけていて、毛並みもあまりきれいではない紺色がかったものがいて、それが僕の飼っている狼なんです。

 

 狼と呼んでますが、今思えば、その姿はどう見ても犬で、なぜか毛並みが紺色がかっていて、あまり丈夫そうでない感じでした。

 

 他の狼(犬)は全部、栗色の毛並みがフサフサしていて、元気いっぱいなのに、僕の飼っている狼(犬)だけ、元気がまるで無くて、しかも寂しそうにしていて、少し怯えているようでした。

 

 そこで、誰か(女の人)から「どうして、あの狼にされたのですか(もっと、元気で毛並みのきれいな狼を選べばいいのに… というニュアンスで)」と聞かれて、「この子は怖がりだから、僕は好きなんです」と、訳のわからない事を答えているという夢です(笑)

 

 今度はその人から、気学の質問を受けて、「二黒を『にくろ』と呼んではいけません」とか「九星には全部、木・火・土・金・水がそろっているんです。火が見当たらないと言われましたが、九紫火星という星が火に当たるのです」とか、偉そうに答えているんですね。

 

 そして、なぜか、サーモン寿司を食べながら、「一見、見栄えも汚くて、価値がない雑種に見えるかも知れませんが、僕は好きでこの狼を選んだんです。もしも、彼が人間なら、ものすごく運の強い人になる事は間違いありません」と、意味の分からない力説をしているという夢です。

 

 メモを取っていなかったら、完全に忘れていたと思いますが…

 

 そんな夢、覚えておいてどうするの… と言われそうですが、昨年の今日も言っていましたが、初夢は結構、何かのメッセージを伝えてくれます。

 (2018/1/2ブログ 「夢からのメッセージ」 参照)

 

 朝、メモを取りながら、この狼の存在は、もしかしたら自分自身の事を言っているのではないかと、分析してみたりしましたが、結局の所、良く分からないままです。

 

 話は変わりますが、昨日の元旦は、明治神宮に行って、参拝をしてまいりました。

 

 インスタグラムにも写真を載せたのですが、神宮の中にある清正井にも行ってきました。

 

 ちなみに、僕が初めて清正井に訪れたのは、2014年の夏の事…

 (2014/5/29パリブログ 「奇跡はいつも周りで起きている」 参照)

 

 明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后をまつる神社です。

 

 思えば、僕は、この明治神宮に、本当にいろいろな形でお世話になっています。

 

 今日は、靖国神社に行こうと、昨日から決めていたのですが、朝、Yさんからお借りした「地上最強の商人」という本を読みすすめようと、ページをめくると、止まらなくなって、一気に読み終えてしまいました。

 

 最初は、今朝は途中まで読みすすめて、午前中に靖国神社に参拝しようと思っていたのですが、ついつい夢中になって、気がついたら、いつの間にか出発がお昼の2時になっていました。

 

 この靖国神社は、日本という国の礎を築いてくださった多くの戦没者、維新の志士などの英霊が祀られている場所です。

 

 境内の中は、初詣に訪れた、たくさんの参拝客にあふれかえっていたのですが、昇殿参拝は、ほとんど待ち時間なしで、参拝させて頂く事ができました。

 

 昇殿参拝をすると、そこにお越しになっている方のお名前を全部、神主様が読み上げてくださるのですが、偶然にもそこで、僕が昔すごくお世話になった人の名が聞こえてきました。

 

 ちょうど、たまたま同じ日の、たまたま同じ回の昇殿参拝にいらっしゃっていたのですね。

 

 偶然という言葉で片づければ、それまでかも知れませんが、改めて、僕は「もっと、しっかりしなくっちゃ」と本殿で誓いました。

 

 今日は、遊就館に絶対に行こうと心に決めていたのですが、16:00が最終受付で、10分ほど過ぎていて、入る事ができませんでした。

 

 とはいえ、靖国神社の市ヶ谷は、20分もあれば電車でこれますから、近い内に必ずリベンジします。

 

 ふと、遊就館の近くにたてられていた犬の像を見た時、思わずハッとしました。

 

 

 実は、今朝、夢の中に出てきていた、僕が飼っていた狼の姿のイメージが、この像そっくりだったんです。

 

 “昭和6年9月満州事変勃発以降、同20年8月大東亜戦争終結までの間、シェパード犬を主とする軍犬はわが将兵の忠実な戦友として第一線で活躍し、その大半はあるいは敵弾に斃れ、あるいは傷病に死し、終戦時生存していたものも遂に一頭すら故国に還ることがなかった。この軍犬の偉勲を永久に伝え、その忠魂を慰めるため有志相はかり広く浄財を募りこの像を建立した”

 

 とは言っても、こちらは日本の祖国の為に戦った軍犬…

 いくら夢の中と言えども、僕なんかが飼って良い忠犬ではありませんね。

 

 それにしても、今日は本当に不思議な日でした。

 

 まるで靖国の神様が、いろんな偶然を見せて、僕の事を試しているのではないか… と思えるくらいに、ありえないような奇跡の連続でした。

 

 いや、もしかしたら、奇跡というのは、本来、身の回りで頻繁に起きているのにもかかわらず、ただ、人間の方が気づかないで見過ごしてしまっているだけなのかも知れません。

 

 とにかく、去年の暮れ辺りから、僕の周りに、ものすごいスピードの風が吹いているように感じられる…

 

 実際の所、どうなのかは分かりませんが、それが嘘でも本当でも、絶対に悔いがないように、体中の渾身の力で頑張ります!!

 

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目に見えないものとのつながりを確かめながら ~近畿への旅<8>「三重・伊勢神宮内宮へ」~18.11.07

2018年11月7日(水)

 

 ついに、この「近畿への旅」のブログも、今日が最終稿です。

 

 今となっては、携帯電話の件も片が付いたのですけど(また、明後日あたり、後日談として書こうと思います…)僕はこれまで、旅の途中に、こんなにトラブルで右往左往した経験は、ありませんでした。

 

 まあ、終わってみれば全て良しで、思い出いっぱいの旅でした。

 

 人生もこれと同じで、いろいろな事があっても、終わってみれば全てが、良い思い出になるのだと思います。

 

 という事で、格安のホテルを見つける事で、思わぬアディショナルタイムを得た僕は、今度こそ、早めに布団に入って、ぐっすりと夜眠りました。

 

 そして、朝の6時に起きて、残りの神社参拝を始めました。

 

 このビジネスホテル山本では、自転車の無料貸し出しというのをやっているのですが、昨日の夜、フロントの人に、今日の朝、神社参拝に出掛けるお話をして、あらかじめ一台借りておいたのです。

 

 自転車さえあれば、バスに乗らなくても済みますから、バスの本数が少ない早朝でも、効率的に神社巡りができます。

 

 残されている参拝のプロジェクトは、まずは倭姫宮に行き、そこから目的の月読宮へ、さらに伊勢神宮・内宮と猿田彦神社へ向かう… というもの。

 

 まずは、自転車をとばして、倭姫宮へ行ってみました。

 

 

 倭姫… 僕は正直、倭姫について知らなかったし、あまり、なじみを感じていなかったのですが、月読宮と月夜見宮のちょうど真ん中の経路にあり、伊勢神宮を参拝する人の多くは、この「倭姫宮」に参拝するようなので、とりあえず参拝ルートに加えました。

 

 倭姫は、伊勢神宮・内宮を創建した人で、日本武尊(ヤマトタケル)が東征した時に、草那藝剣(くさなぎのつるぎ)を渡した事で、有名です。

 

 倭姫宮は、すごく清々しい気が漂っていました。

 

 そして、いよいよ目的の月読宮へ、自転車をこいで飛ばします。

 

 

 ついに、この場所に来ました。

 

 昨日、外宮の月夜見宮へ参拝した時は、正直、何も感じる事はできませんでした。

 

 携帯電話を失くして、宿泊先も見つけられていない状態で、気持ちも不安定でしたから、当然と言えば当然ですが、気持ちが安定していたからと言って、何かを感じられるとは限りません。

 どちらかというと、僕はそういう感覚に、うとい方ですから、感じられない事の方が圧倒的に多いです。

 

 ただ逆に、自分の妄想の世界で感じた事を、鵜呑みにしてしまわないようにだけは、気をつけています。

 基本的に僕は、何かを感じた気がしても、「ただの思い込みかも知れない…」って、真っ先に疑って掛かりますね。

 

 そんなに簡単に神様は、軽々しく、人にお告げなんかしてくれないはずですし、もしも、そういうお告げのようなハッキリした声が聞こえたなら、正直言って、十中八九、神様じゃない別のものだと思います。

 

 月読宮の参道を、どんどんつき進んでいきました。

 

 

 朝日が昇ってきて、その光に照らされた参道は、まるで天国の道のようです。

 

 ついに、たどり着きました。

 

 そこには、4つのお宮が並んでいて、左から、伊佐奈弥宮、伊佐奈岐宮、月読宮、月読荒御魂宮となっています。

 

 

 他の3つのお宮では、何も感じられなかったのですが、この月読宮を参拝した時だけは、「よくここまで来たね」と、言われたような感覚がありました。

 

 もちろん声が聞こえた… とかではないし、気のせいかも知れません。

 確かに気のせいかも知れないけど、何だか嬉しくなって、心の中で「ありがとうございます」と言いました。

 

 そうしたら、「コンコン」とドアを2回ノックする音が聞こえてきて、神様から、ポンポンと肩をたたかれたような気持ちになりました。

 

 思わずドキリとしました。

 

 神様に肩をたたかれるなんて、ありえない…

 でも、今のドアのノックの音は、絶対に幻聴ではなく、間違いなく聞こえた。

 

 ふっと、頭の上を見上げてみたら、その犯人がわかりました。

   くちばしで、鳥居をツンツンしてた…

 

 

 今は、カラス大好きです。

 

 昔は、大嫌いだったのですけど…

(2014/3/12パリブログ 「人の好みは体験で変わる」 参照)

   そういえば、うちはイタチが使う忍術は、アマテラスとツクヨミだった…

 

 カメラを向けても、このカラスは逃げようともしませんでした。

(普通、カラスに丸いものを向けると、逃げ出す…)

 

 僕は思わずカラスに向かって、「ありがとね」と言っていました。

 

 それにしても、この時、月読宮に他に誰もいなくて本当に良かったです。

 もしも、人に見られていたら、確実に頭のおかしな人です(笑)

 

 月読宮に丁重にお辞儀をして、社務所でお札を頂き、それを持って急いで自転車に乗りこみ、内宮へと向かいます。

 

 これでもう、するべき事は全て、達成された感じがしました。

 

 モヤモヤとした怒りに憑りつかれていた昨日と違って、今は、心に清々しい風が吹いています。

 

 カラスが頭上でノックしたのは、ただの偶然に過ぎないのかも知れないし、自分に都合の良いように、ただ思い込んでいるだけかも知れない…

 でも、そんな事はどっちでも良い…

 だって、今、生きているこの人生にしてみても、自分の思い込みなのかも知れないのだから…

 

 軽やかな気持ちで、伊勢神宮の内宮へと自転車をこいでいきました。

 

 

 伊勢神宮の内宮(皇大神宮)に到着です。

 

 少し急ぎ足で、内宮の正殿に向かいました。

 

 

 心が大きくはり広がっていくような、本当に清々しくて、気持ちの良い場所です。

 

 正宮からの帰り道、ふらふら歩いていたら、「荒祭宮」という所にたどり着きました。

 

 

 どういう理由か、正宮よりも、たくさんの人がいて、混雑していました。

 

 何の神様かよくわからなかったのですが、せっかくだから、参拝しておきました。

 

 後で調べてわかったのですが、ここは「願いを叶える強力な神様」だという事らしいです。

 例によって、僕は、何の願い事もしませんでしたけど…

 

 また、実はここは秘密裏に瀬織津姫が祭られている宮である… という情報もありました。

 

 なんか、この旅行に来てから、やたらと、この「瀬織津姫」というワードが出てきます。

 

 いよいよ、次が最後の神社…

 Iさんが勧めてくださった「猿田彦神社」です。

 

 

 明るくて、すごく元気になれる神社でした。

 

 猿田彦(サルタヒコ)の神というのは、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が、天から降りた時に道案内をした神様と言われ、道開きの神として有名です。

 

 

 猿田彦神社の中にあった「方位石」… 十干十二支の二十四方位で、方位が示されています。

これを見た時、思わず、笹木龍一先生の「十干十二支気学」が、思い浮かびました。

 

 猿田彦神社を後にして、急いでビジネスホテル山本に戻って、自転車を返却しチェックアウトした後、一路、名古屋経由で東京行きの新幹線に乗り込みました。

 

 旅のやりたかった事は、全て実現した上に、この分なら、夕方の予定にも余裕で間に合いそうです。

 

 携帯電話の事は、東京に帰ってから処理するとして…

    意外な形で全て解決しました。また明後日ぐらいに、ブログで報告します(^^)

 

 近畿の旅に出て、本当に良かった…

 

 今は、心がとても暖かいものに満たされています。

 

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天照大御神と月読命 ~近畿への旅<7>「三重・伊勢神宮外宮へ」~18.11.06

2018年11月6日(木)

 

 今日の東京は、一日中雨…

 

 あの近畿の旅行を振り返ってみれば、最初の京都の日こそ、多少、雨が振っていたものの、天候にも本当に恵まれていました。

 

 そういった事を考えても、僕は、感謝する事を忘れてはいけませんね。

 

 とはいえ、間違って反対方向の電車に乗って、あわてて降りた無人駅のプラットホームで、伊勢方面へ向かう電車を待っていた時の僕には、とてもそんな事を思えるような、心の余裕はありませんでした。

 

 何もやる事なく時間をつぶして、40分後に来た電車に乗り込んだ時には、すっかり気持ちも萎えていました。

 

 携帯電話を失くしてしまっては、誰とも連絡が取れないし、例えパソコンを持っていても、インターネットとつなげる事もできません。

 

 今頃、何件かの不在着信が入っているのだろうと、思いを巡らすと、それだけで気持ちが暗くなりました。

 

 無理やり気持ちを切り替えて、頭の中で、伊勢に行ってから参拝したいと思っている神社とその順番を、再確認してみました。

 

 ① まず最初に、伊勢市駅に降りて、「伊勢神宮の外宮」に参拝する。

 

 ② そこから徒歩で、かねてからの目的の「月夜見宮」に参拝する。

 

 ③ そこからバスに乗って、「倭姫宮」へ行き、参拝する。

 

 ④ さらにバスを使って、2つ目の目的地である「月読宮」に行き、参拝する。

 

 ⑤ そこから徒歩で「伊勢神宮の内宮」に参拝…

 

 ⑥ 最後に、Iさんが勧めてくださった「猿田彦神社」に参拝する。

 

 のんびり行動していたら、丸一日掛かってしまうような参拝スケジュールですし、どんなに急いでも、3時間は掛かりそうです。

 

 改めて時計を見ると、すでに午後2時半…

 元々の計画では、もう伊勢市に到着して、倭姫宮行きのバスに乗っているはずの時刻です。

 

 ところが今、実際にいる場所は、まだ奈良県…

 このスケジュールは無理だから、絶対に行きたい所だけに絞り込むしかなさそうです。

 

 まず、外せないのは、月夜見宮と月読宮です。そして、Iさんが勧めてくれた猿田彦神社…

 

 そうはいっても、せっかく伊勢神宮に参拝しながら、内宮にも外宮にもご挨拶に行かないというのはあり得ないし、失礼な話です。

 

 とすると、今回、参拝をあきらめるとしたら、倭姫宮しかない… という結論になるのですが、例え、倭姫宮を一つ取りやめたとしても、神社の門は夕方の5時に閉まってしまいますから、すでにこのスケジュールは履行不可能です。

 

 よくよく考えてみれば、夕方近くに伊勢市駅に着いた所で、ほとんど時間が残されていませんから、いっその事、このまま名古屋まで行って、新幹線で東京に帰ってしまおうかとも思いました。

 

 伊勢神宮は、また参拝にくればいいし、執着を捨てる事も必要かも知れません。

 とはいえ、今回、伊勢に行く事をあきらめたら、この後は、当分先になってしまいそうです。

 

 今回、伊勢神宮の中で、特に月夜見宮と月読宮に参拝しようと思ったのは、理由があります。

 それは、Nさんが四柱推命講座の補講にいらっしゃった時の事でした。

 

 Nさんは神社巡りや日本の神様の事が大好きな人で、とても詳しいのですが、ある時「浅野先生は、月読命(ツクヨミノミコト)の雰囲気に似ている気がします…」と、おっしゃったんです。

 

 もちろん、雰囲気が似ているというだけで、月読命と僕では、まさしく「月とスッポン」くらいの隔たりがある事も、感じていたとは思うのですが…

 

 月読命が天照大御神(アマテラスオオミカミ)の弟神で、「月に関わっている神様」であるという程度の事は知っていましたが、僕は、月読命がどんな神様なのかも、あまりよく分かっていませんでした。

 

 月読命は、天照大御神、素戔嗚(スサノオ)と共に、三貴子の神様の一柱として古事記に登場していますが、天照大御神と素戔嗚は、たくさん逸話が残されているのに、月読命だけは、ほとんど逸話もなく、謎だらけの存在だったりします。

 

 Nさんがおっしゃるには、「占い」というものも、月読命の神と深い関連があるらしく、月読命について書かれた一冊の本を、僕に貸してくださいました。

 

 僕はNさんに「天照大御神は伊勢神宮だし、素戔嗚は素戔嗚神社とかに、祭られていると思うのですが、月読命というのは、どこの神社に祭られているんですか?」と質問してみました。

 

 すると、Nさんは「出羽三山の月山神社だと思います」と答えてくださいました。

 

 その時、何か、もつれた糸がほどけていくような気持ちになりました。

 

 考えてみれば、2年ぐらい前、ある人に「夫婦の新婚旅行は、必ず出羽三山に行くように」と、勧められた事があるんです。

 

 とはいえ、その頃はお金の余裕もなく、出羽三山がどんな所かも知らない上に、僕は、人から強制されるのは嫌いなので、無視しました。

 

 それから2年ぐらい経って、エテイヤの事でご縁ができた、すごく感性が研ぎすまされた小説家の方からメールが来て、そのメールの文面には「ひょんな事から、ここへ行くべき感じがあって、来週、出羽三山に行ってこようと思います。」と書いてありました。

 

 その時初めて、出羽三山という場所に、何か深い縁を感じるようになったのですが、かと言って、今すぐこの場所に行きたいとまでは、感じませんでした。

 

 しかし今回、Nさんの話を聞いて、「やっぱり一度、出羽三山に行ってみよう…」と思い直しました。

 

 とはいえ、出羽三山へのアクセスは、前にも調べた事があるのですが、交通の便が本当に悪くて、天河神社へ行く以上に大変な場所です。

 

 そんな事を考えていたら、Nさんが、「伊勢神宮の別宮にも、月読命が祭られている所があるんですよ」と教えてくれました。

 

 月山神社へ行くのは、今は無理ですけど、伊勢神宮の別宮の月夜見宮と月読宮なら、天河神社からの帰り道に行く事ができる…

 

 今回、旅のスケジュールに伊勢神宮を加えたのは、こんな事情がありました。

 だから、やっぱり、月夜見宮と月読宮は、できる限り参拝したかったのです。

 

 どことも知れない無人駅から電車に乗って、途中で何度か電車を乗り継ぎ、1時間40分ぐらい掛けて、伊勢神宮の外宮のある伊勢市駅に到着…

 

 時計の針を見ると、午後4時を少し回った所…

 

 旅の最後の目的地には、無事に到着したものの、最後の最後で、かなり追い込まれた展開になってしまいました。

 

 

 明日の夕方には予定が入っているので、今夜、東京に帰るつもりでしたが、特急と新幹線を使って、名古屋経由で帰れば、明日の午前中にここを出ても、ギリギリ予定に間に合う…

 

 とはいえ、携帯電話が無いので、当日のホテルの予約が取れるかどうかもわからないし、だいたい、伊勢市のどこに、泊まれるホテルがあるのかすら、わかりません。

 

 さらに悪い事に、財布の中には2万円しか残っていないので、帰りの電車賃を考えると、かなり安いホテルでなくては、泊まれないようです。

 

 近鉄線の伊勢市駅の駅事務所に行って、もう一度だけ、駅員さんに、携帯電話が見つかったという届け出が出ていないかを、調べて頂きました。

 

 でも、結果はさっきと同じで、駅事務所や警察に、携帯電話が届けられたという記録はありませんでした。

 

 今日の朝、僕が乗った特急電車は、社内点検も済んで、とっくに車庫の中に入っていて、どこにも携帯電話は、発見できなかったとの事でした。

 

 また、橿原神宮前のプラットホームのベンチに、携帯電話が置かれていない事は、自分のこの目で確認をしています。

 

 あまり考えたくはないのですが、この結果を踏まえると、どうやら悪意のある人間に、携帯を拾われてしまった可能性が高そうです。

 

 今から4年ほど前、2万円ぐらい現金が入った財布を、道に落としてしまった事があるのですが、その時には、その財布は警察に届けられていました。

 

 財布を受け取りに行った時、警察官の方が「世の中というのは、99%は善人なんです。財布が届けられる事は、大して珍しい事でもありません。」と、おっしゃっていたのを思い出しました。

(2014/8/4パリブログ 「世の中の99%は善人」 参照)

 

 でも、今回は、その1%の悪人に、携帯電話を拾われてしまったのかも知れません。

 

 もちろん、断定はできないのですけど、この時間になっても、届け出がない事をふまえると、どうしてもそう考えざるを得ない…

 

 ふと、僕がまだ19歳だった頃、先輩のミュージシャン(主に、スタジオミュージシャン)達が、酒の席で酔っ払って話していた事を思い出しました。

 

 断片的な記憶でしかないのですが、当時、僕が通っていた音楽学校の忘年会か何かで、居酒屋の大きな机に、僕よりも年上の20代半ばぐらいのロック・ミュージシャンが10人ぐらい集まっていました。

 

 みんなガラが悪くて、そこでの僕は一人だけ浮いている感じの存在で、すごく居心地が悪かったのを覚えています。

      まるで「魁!!クロマティ―高校」の神山君みたいに、明らかに場違いな存在でした…

 

 その集団の中でも一人、究極のチンピラみたいな、おっかない先輩が、僕の目の前に座っていて、僕と目が合うたびに、その先輩から、あきれるような顔で小馬鹿にされていたのですが、その先輩も、隣に座っている別の先輩から、いろいろとツッコまれていました。

 

 その二人の会話が、不意に今になって、思い出されました。

 

 なんで、30年前の自分が加わってもいない会話の内容を、今でも覚えているかというと、それがあまりにも衝撃的だったからです(笑)

 

 「この前の飲みの帰り道にさあ、財布を拾ってさあ、中身を見たら5万も入ってた。これ超ラッキーじゃねえ」

 

 「ネコババしたのかよ。それヤバくねえ?」

 

 「ああ、クレジットカードなんて、ヤバくて使えねえから、札だけ抜いて、残りは財布ごと川に捨てちゃったわ、ハハハ」

 

 「鬼畜だなあ… それ、ひでえだろ」

 

 この後も、本当に最低な、この先輩の鬼畜自慢話が続いたのですが(もう、とっくに犯罪レベルの話…)、それは「こういう人間も、世の中に存在するのか…」と思わずにはいられないほど、ショッキングな内容でした。

 

 そうか… ああいう人が僕の携帯を拾ったなら、絶対に見つかる事はない…

 

 東京に帰ったら、携帯電話会社に電話して、中のデータを遠隔操作で消去してもらってから、電話を止めてもらおう…

 

 僕はその覚悟を決めて、伊勢で予定していた神社参拝の遂行に、集中する事にしました。

 

 この後、泊まるホテルが見つかるかどうかはわからないけど、神社の門が閉まる5時までに残された時間は、あと50分あまり…

 

 とりあえず、行ける所まで行ってみよう。

 

 僕は急いで、伊勢神宮の外宮に向かいました。

 

 

 神社の中を早足で歩きながら、お手水をして、伊勢神宮の外宮の正宮(豊受大神宮)へ、ご挨拶に行きました。

 

 江戸時代の民謡の「伊勢音頭」では、「伊勢へ行きたい、伊勢路が見たい、せめて一生に一度でも」と歌われますが、まさにここが間違いなく、最高神・天照大御神の御膝元…

 

 ほんの15分ぐらいで、外宮を参拝し、月夜見宮へと向かいました。

 

 もしも、ホテルが取れなくて、東京に帰る事になっても、せめて「月夜見宮」だけは参拝しておきたい、真剣にそう願いました。

 

 切羽詰まっているせいか、何となく月夜見宮がどっちの方向にあるのか、感覚で分かるようになっていました。

 

 でも、間違っていたら、全てが水の泡になってしまうので、外宮の神社の社務所の人に聞いてみたら、やっぱり感覚の通りでした。

 

 外宮の中の一本道を、掛ける様にして突き進み、そのまま鳥居の外へ突っ切って直進し、神路通り(伝説で「月夜見の命が白馬に乗って、夜な夜な外宮へと、天照大御神に会う為に通い給う道」と言われている道)を、一直線に駆けていきました。

 

 月夜見宮の前の大通りには、Nさんが教えてくれた手作りアクセサリーの店「月の雫」がありましたが、今日は定休日のようでした。

 

 月夜見宮に到着して時計を確認すると、4時30分ぐらい…

 

 なんとか、間に合ったようです。

 

 

 どちらにしても、今日はこれ以上、他の神社を回る事はできないから、ゆっくり月夜見宮に参拝させて頂こう…

 

 ずっと走っていたので、心臓の鼓動がまだ元に戻らないようです。

 

 月夜見宮は鳥居を入ると、すぐに御宮がありました。

 

 呼吸を整えながら、早速、ご参拝しました。

 

 

 何か、月夜見命の気を感じられるかなあ…

 

 自分の感覚を、とぎすませてみようと試みたのですが、やっぱり何にも感じられませんでした。

 

 まあ、今の心の状態では、何も感じられなくて、当然かも知れない…

 

 「携帯電話が出てこなくても仕方ない」という覚悟はできたのですが、今度は、記憶の中に出てきた、財布のお札だけを抜き取って、川に捨ててしまった「悪」の存在に対して、怒りの感情がおさまらないようになっていたのです。

 

 「悪」というものに対して、個人的な感情で怒ったり、裁きを与えようとしたなら、自分も同じレベルにまで落ちてしまう…

(2014/8/13パリブログ 「本来あるべき方向に…」 参照)

 

 理屈ではわかっているのですが、どうも感情の方は、思い通りにいかないようです。

 この時点では、まだ、誰かが僕の携帯を悪意で持ち去ったとも、決まっていないのに…

 

 少しばかり反省をしたからと言って、人は一朝一夕に、心が変われるになる訳ではなさようです。

 でも、その反省の繰り返しの中で、毎日を生き、いつか心は、豊かになっていく…

 

 月夜見宮を参拝してから、たそがれ始めた伊勢の大通りを、値段が手頃そうなホテルはないかと周りを見ながら、伊勢市駅の方へ歩いて行きました。

 

 伊勢海老が有名な高級リゾート地のこの伊勢で、そんなもの、見つかる訳ないよな…

 そう思いながら、ふと前を見ると…

 

 ありました!!

 「ビジネスホテル山本」(一室4,310円より…)

 

 でも、今日の今日で空き室があるのか… 少し狭い階段を上がってフロントで聞いてみました。

 

 「ええ、今、丁度一室だけ空いていますよ」

 

 まさしく、天の助けです。

 

 明日の午前中までの時間を使って、残りの神社を参拝し、その後、急いで東京に帰れば、夕方に入れている予定にも、ちゃんと間に合います。

 

 天の神様から頂いた大切なアディショナルタイム…

 しっかりと有効に使おうと思います!!

 

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いざ、天河神社へ ~近畿への旅<4>「奈良・天河神社へ」~18.11.03

2018年11月3日(祝)

 

 慌ただしく過ごしていたので、今、気がついたのですが、今日は文化の日だったのですね。

 実際に過ごしている日にちと、書いているブログの内容の日にちが、1週間ほどズレているので、なんか変な感覚です。

 

 京都の町の史跡巡りと夕食の後、二条城の近くにあるホテル・リオンドールで一泊して、いよいよ、今日は、3つ目のプロジェクト・待望の天河神社参拝です。

 

 

 京都観光は、Iさんが一緒にいてくださったおかげで、効率的で、ものすごく濃い内容になったのですが、何と、Iさんに天河神社まで案内して頂ける事になりました。

 

 天河神社は、奈良の大峰山の山里の天川村という所にあるのですが、実は、ここまで行くには電車が通っていなくて、交通手段がバスしかありません。

 

 しかも、そのバスは、1日にたった3本しかないとの事…

 

 もしも帰りのバスで、夕方の16:23に発車する最終バスに乗り遅れてしまったら、洞川温泉で予約した宿まで行けなくなって、山の中に野宿するしかありません。

 

 正直言うと、僕は、天河神社からのバスの時刻表までは、調べていませんでした。

 

 僕は旅行をする時は、いつも成り行き任せで、これまでの旅行も、あまりきっちりと計画を立てた事がないのです。

 

 パリに行った時もそうだったのですが、何気に運だけは強いので、不思議と何とかなってしまうんですね。

 

 まあ、そうやって調子に乗っていたら、この天河神社参拝の後、とんでもないアクシデントに遭ってしまったのですけど(笑)

 

 そんな無計画きわまりない僕を心配してくださったIさんの「先生が、山の中で道に迷って、動物に襲われる事がないように…」というご厚意で、天河神社もついて来て頂ける事になりました。

 

 本当にありがたい事です。

 

 二条城を見学して、京都の観光を終えると、近鉄線の特急に乗り込んで、まずは橿原神宮前で下車…

 

 そこから、吉野線急行に乗って、下市口で下車し、さらにそこから、バスで1時間以上掛けて、天河神社に着きます。

 

 トータルで、京都から約3時間半以上掛けて、ついに到着しました。

 

 

 ここは、大峰山(おおみねさん)の弥山(みせん)の山頂だけあって、本当に清々しい気が流れています。

 

 「天河神社には、呼ばれた人しか来れない」とか、いろいろな言い伝えがあるようですが、その真偽はともかくとして、確かに、これだけアクセスが悪い所に来る人は、よっぽどの人だと思います。

 

 現に、僕もIさんが案内してくださらなかったら、ここまで、たどり着かなかったかも知れません。

 

 

 天河神社は、正しくは「天河大弁財天社」という名の神社で、名前の通り、弁天様をお祭りした神社…

 

 弁財天は芸事の神様で、ルーツは古代インドの水の神サラスヴァーティー…

 芸能関係の人が好んで訪れると言われる神社で、日本神道の主祭神は市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)ですが、実は、瀬織津姫(セオリツヒメ)が元々の主祭神ではないか… という声もあります。

 

 まあ、僕は、神様の名前にはあまり興味はなくて、ただ、どうしても、ここに来なければ… という思いがありました。

 

 芸能とは関係ないのですが、これからしっかりと自分の仕事を極めていく上で、ちゃんとこの場所に来てご挨拶しなければ… みたいな強い衝動です。

 

 もちろん、何かを神様にお願いしたい訳ではなく、どちらかというと、感謝の気持ちをきちんと神様に伝えたいという感覚ですね。

 

 

 早速、お手水で手と口を清めました。

 

 上に上にと登っていくと、左側に五社殿が見えます。

 

 

 それをさらに上って、本殿に到着…

 

 

 体中が清められるような、何とも言えない清涼感で、心身共に清々しいと言いますか。

 

 やっぱり、この場所に来てよかったです。

 

 Iさんと一緒に、鈴を鳴らして参拝させて頂きました。

 

 その後、天河神社の裏手にある、役行者の行者堂などにも参拝してから、また戻ってきて、天河神社のおみくじを引いてみました。

 

 

 小吉… なんか、微妙です(笑)

 

 “思うにまかすようで心にまかせぬことがあり おもわぬ幸福ある様でも、良く気をつけないと後で 損することあり 色情にことに気をつけなさい”

 

 はい、色情… 気をつけます。

 

 時計をみると、まだ夕方の3時、これなら余裕で、洞川温泉へ行くバスに間に合いそうです。

 

 

 Iさんは、ここから京都の自宅へ帰宅するので、途中の「天川川合」のバスの停留所でお別れしました。

 

 Iさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 さて、ここからは本当に僕一人の旅になります。

 

 いつものように、細かいスケジュールは何も立てていない無計画な旅です(笑)

 

 まずは、洞川温泉にある旅館「柳屋」に向かい、この重い旅行カバンを置いてから、次にどうするか考えるとしますか…

 

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