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自分の生き様は、常に何かにみられている18.06.22

2018年6月22日(金)

 

 梅雨の時期に入って、雨の日が多くなりました。

 

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

 先週の土曜日、カルチャーセンター立川の「かんたんタロット」を終え、さらに今週の水曜日、「四柱推命講座・中級編」も無事にスタートしました。

 

 中級編のスタートの日、講座の休憩時間にお出しするおやつを買いに行こうと、雨の中を歩いていると、ふと、水たまりに出くわしました。

 

 

 あっ、癸(みずのと/四柱推命の十干で、雨や水たまりを表す星)が、こんな所に(笑)

       日主・癸の人に失礼だ…

 

 毎日のように、四柱推命に触れていると、ついつい何でも十干十二支に見えてきます。

 

 なんて事のない、ただの水たまりだったんですけど、僕は、しばらくの間(30秒ぐらい)傘を差しながら、そこで立ち止まってしまいました。

 

 水たまりに落ちる雨が作り出す泡沫(うたかた)を見つめていたら、なんか見いってしまって…

 講座の準備で、それなりに、時間には追われていたんですけどね。

 

 もしかしたら、天の神様の大きな目から見たら、人がこの世に生まれてくる時も、こんな具合かもなのかも知れない…

 そして、この泡だって、ほんの一瞬で消えてしまう…

 

 何か、ポエムチックな気持ちになって、この感覚を忘れたくなくて、携帯のデジカメで写しておきました。

 

 最近になって、思う事があるんですよ。

 

 それは、自分の行動とか、さらに言えば、自分が思いや考えている事さえも、何かに見られているのではないか… みたいな感覚です。

 

 「ストーカーに狙われているかも知れない…」とか、そういう意味じゃなくてですね(笑)

 

 きっと、自分の全ては、天の神様にはお見通しなんだろうな… 的な…

 

 ことわざの中に、「小人閑(閒)居にして、不善を成す」という言葉があります。

 

 この言葉は、儒教の四書の一つ「大学」に書かれていた言葉で、小人というのは、小者とか、品性に欠けている人というような意味なのですけど…

 

 一般的に「小人というのは、暇を持てあますとろくな事をしない(だから、もっと働け…)」みたいな訳され方をしますが、こんな風に訳してしまうと「大学」に書かれている原文とまるでかみ合わないし、明らかにこれは、本来意図している所とは異なってしまった誤訳です。

 

 これって、四柱推命の原書の中の「八字用神 專求月令」という文を「八字の用神は、ただただ月令からのみ求めます(だから月令さえ見れば、全部開運法が分かりますよ。正財の人は銀行員になりましょうね…的な…)」と訳してしまうのと同じくらい、ひどい誤訳だと思うんですけど(笑)

    「八字用神 專求月令」の本当の意味は「格局用神は、月令を見て算出します」というだけの意味です。

 

 ちなみに「小人閑(閒)居にして…」の「閑居(かんきょ)」は、「誰も見ていないような静かな場所」という意味で、「大学」の著者が本当に言いたかった事は、「小人というのは、誰も見ていない所で、良くない事をやっているものだ」という意味です。

     ちなみに、ここに詳しく書いてあります。

 

 「ちっぽけな人は、人が見ていない所では、ろくな事をしない。だから、本当に優れた人物になろうと思ったら、人が見ていない所でも立派な行いをしなければいけないし、良からぬ事を決して考えてはいけない…」

 

 僕は昔、「大学」にあるこの言葉を、こんな風に堅苦しく認識していた時期があったんです。

 

 でも、こんな捉え方をすると、人生、息が詰まりそうになります(笑)

 

 思うに天の神様は、人目につかない所でやっている僕の行動や、僕の頭の中で考えている事も、全てお見通しだと思うんですね。

 

 だからといって、「人が見ていようと見ていまいと、常に立派な行動をしなければいけないし、良からぬ事を考えてはいけない」みたいに、必ずしも堅苦しく考える必要なんてない… という事が、今ならわかるようになりました。

 

 それじゃあ、人生が息苦しくてしょうがないし、天の神様は大らかだから、人間がそんな生き方をする事なんて、少しも望んでいないと思うんですね。

 

 別にどんな事を考えたって構わないし、法律にふれる事は別としても、人に迷惑さえ掛けなければ、何をしたっていいと思う。

 

 ただ、「今の自分の行動や考え方を、他の人が知ったなら、どう感じるかな…」 というイメージ力だけは必要かな… と思うんです。

 

 それは、目の前にいる人に対してだけではなくて、そこにはいない人に対しても…

 

 「他の人に、自分の行動や、頭の中で考えている事を知られたら、どうしよう…」と、人目を気にして恐怖するという意味ではなく、その人の気持ちになり切って「その人がそれを知ったら、どう感じるかな…」と、自然とイメージがわいてくるようになったなら、例えば、その場に相手がいない時に、その人の悪口雑言をとめどなく言ったりするような事は、自ずとできなくなります。

 

 さらに、そのイメージ力がもっと強くなれば、そこに相手がいなくても、自然とその人が喜ぶような事に、時間を使ってあげたくなるでしょう。

 

 こんな風に、自分の思惑が一切ない状態で、相手の為にした行為は、かなりの成功率で、その人が喜んでくれるような結果に結びつきます。

(自分の思惑が混ざれば混ざるほど、相手にとって、有難迷惑な結果になりやすい…)

 

 このイメージ力が強まれば、人間関係がうまく行かないという事はほとんどなくなるし、おのずと、そう言った悩みからは、解放される事になるでしょう。

 

 少なくとも、誰も見ていない所であっても、人に迷惑を掛けるような良からぬ行為は、あまりできなくなります。

 

 公衆便所の壁に落書きをしたりとか、駐輪場に止められている自転車のカゴの中に自分が飲んたペットボトルの空き容器を捨てたりとか、そういう事をしちゃう人というのは、「次にトイレを使う人や自転車の持ち主の人が、それをどう感じるか…」というイメージ力が不足しているのが、明らかに原因だと思うんですね。

 

 人の気持ちを自分の事のように考えられるようになった上で、未来の自分をイメージできるようになると、ふと「今の自分では、何もできないな…」 という気持ちになって、人が見ていようが見ていまいが、何かを前向きに頑張っていたりするものです。

 

 人間というのは誰もが多かれ少なかれ、心の中には煩悩を抱えているものですが、善なる気持ちがそういった煩悩以上に強くなれば、意識しなくても良い行いができる様になります。

 

 逆に「欲望を律して、良い事をしなければいけない」などと堅苦しく考えていても、そこに人の気持ちを思う心が伴っていなければ、心が葛藤するだけで行動がフリーズしてしまうし、仮に行動できたとしても、随分と方向性がズレたものになってしまいかねません。

 

 心理学者のカール・ユングは、「人の意識は、潜在意識よりさらに深い所にある普遍的無意識でつながっている」と、提唱しました。

 

 まさしく本当の事だと思うんですけど、誰もが、そのイメージがうまくできないゆえに、ついつい「個」というものに閉じこもって、物事を考えてしまうのではないかという気がします。

 

 ちなみに、人が見ていない所でする立派な行いであっても、それが本当に自分の魂の奥からの善意の衝動であれば、問題ないのですが、例えばその行いが、「こうあらなければならない…」みたいな、観念的な理想論から発しているような場合には、行いそのものは素晴らしくても、いろいろと弊害が起こる事も多いです。

 

 まずもって、自分の行動と本心が一致していないと、心に負荷がかかって、非常に苦しくなります。

 

 それだけならまだ良いのですが、その内に「なんで自分がこんなに頑張って立派な事をしているのに、他の人はやってくれないんだ」という思いが募るようになります。

 

 さらに、これがひどくなると、相手がいない所で、他人の行いを逐一あげつらって、悪くののしったりするようになってきます。

 そういう時の自分というのは、ものすごく傲慢だったりします。

 

 こうなると、せっかく立派な行いをしていても、心の状態は、「小人閑居にして…」に出てくる小人と、大して変わらないんですね。

 

 「つまらない相手に対して腹を立てると、相手と同じレベルに落ちる」というアレです。

(2012/5/31パリブログ 「くだらないものを相手にしない 参照)

 

 自分の生き様は、常に何かにみられている…

 

 かといって、人生に「こうしなければいけない」なんて堅苦しい決まりはないし、だからこそ、生きている事は自由で素晴らしい…

 

 後はみんなが、「人が知ったらどう思うか…」とか「天の神様が知ったらどう思うか…」というイメージ力が加われば、自ずと世の中が良くなっていくような気がするんですね。

 

 なんか、今回のブログは随分と生意気な事を書いてしまいましたけど…

 

 水たまりに降る雨粒のように、泡沫(うたかた)は、やがて消える定めでも、全体の水に溶けた後も、ずっとそこに居続ける…

 

 人の人生は、長ければ100年ぐらいはあるから、泡沫と比べれば随分と長いですけど、それでも、いつか消える事は変わりありません。

 

 100年後もこの先もずっと、この世界が、うんと素敵な平和で素晴らしいものになったら… と、願ってやみません。

 

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