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2019年 ヨーロッパ紀行 第9話 ~ドナウ川の流れ~19.06.08

2019年6月9日(日)

 

 (In Budapest Hungary Date  13 May 2019)

 

 ハンガリーの首都・ブダベストに滞在して、2回目の朝…

 夜中の3時から、野尻泰煌先生と語り続け、気がついたら、窓の外が明るくなっていました。

 

「ドナウ川に掛かっている橋を渡って、川向こうに行ってみようよ」と、誘ってくださった野尻先生のご厚意を受けて、僕は早速、外出の支度をしに部屋に戻ろうとしました。

 

 野尻先生は、2年前にもブダベストに来ていますから、街のかっては、だいたいご存知です。

 出掛ける支度をしようとする僕に、後ろから一言…

 

「ドナウ川って、汚いんだよね。あれを見ると、千年の恋も冷めるね。」

 

 えええーっ!!

 ドナウ川って、一体どんなん(笑)

 

 ちなみに、ブダベストという街は、元々、ブダという街とペストという街が合体してできた街です。

 

 そして、そのブダ地区とペスト地区との境界線がドナウ川であり、元々、ドナウ川で分断されていた2つの街に、セーチェーニ鎖橋が架かって一つの街となり、ブダベストとなったという訳です。

 

 昨日行ったセーチェーニ温泉や、我々が住んでいるアパルトマンがあるのは、ペスト地区であり、今日行く予定のマーチャーシュ教会やブダ城なんかがあるのが、ブダ地区となります。

 

 

 今日は、ドナウ川のほとりを川に沿って歩いて、セーチェーニ鎖橋を渡り、川の向こう側へと行き、マーチャーシュ教会などを見学するというスケジュール…

 

 野尻先生と、高天麗舟先生と、相模泰生先生と僕の4人で、ブダ地区の魅力を、思い切り堪能してみようという試みです。

 

 草さんは、今日はタロットカードを探しに、ブダベスト郊外に出るというプロジェクトを観光するらしく、松里さんとヒデ君は、別に予定があるようです。

 

 それにしても、みんなが自分の気の向くままに、自由に旅を楽しめるというのが、また良いです。

 

 という事で、まずはドナウ川に向かって出発!!

 そこから、セーチェーニ鎖橋を渡り、まずは、丘陵のマーチャーシュ教会を目指します。

 

 ドナウ川やセーチェーニ鎖橋は、歩いていけない距離ではないのですが、観光したい場所が山ほどありますから、時間を有効的に使う為に、地下鉄3号線を使いました。

 

 

 アパルトマンの最寄り駅であるコルヴィン街区駅(Corvin-negyed)から、前回、セーチェーニ温泉に行った時と同じように、デアーク・フェレンツ広場駅(Deák Ferenc tér)で降ります。

 

 それにしても思うのは、このハンガリーのにある駅のエスカレーター、半端なくスピードが速いです。

 だいたい、日本のエスカレーターの1.5倍ぐらいのスピードですね。

 

 

 これに乗るの、本当におっかないんですけど…

 

 ハンガリーの人というのは、とってもせっかちなのかも知れません(笑)

 

 このデアーク・フェレンツ広場駅は、いわゆるターミナル駅というやつで、地下鉄1号線・2号線・3号線の全てが止まるので、すごく便利です。

 

 駅を降りて、デアーク・フェレンツ通りを、ドナウ川がある西の方向へと進んでいくと、この “巨大なⅩ” のオブジェが、道をふさいでいました。

 

 

 結構、最近になって、ここに設置されたみたいです。

 一体、この「Ⅹ」って、何を意味するものなのでしょう…

 

 高天麗舟先生が「これってきっと、X Japanの事じゃない!!」と、言いました。

 

 いえいえ、それは絶対ないと思います(笑)

 

 でも、X Japanって、結成された時のバンド名は、本当に「X」だけだったんですよね。

 確か、アメリカで、同じ名前のバンドが存在していたという理由で、「X Japan」になったんじゃないかと思います。

 

 金色(こんじき)の “X” の横をすり抜けて、そのまま真っすぐ、ドナウ川の方向へ向かって、歩いて行きました。

 

 世に聞こえたドナウ川とは、一体どんな川何だろう…

 と、胸をときめかせていると、野尻先生がこういいました。

 

「きっと、見たら千年の恋も冷めるよ。荒川の方が、よっぱどきれいだよ…」

 

 一体、ドナウ川は、どれだけ汚れてしまっているのだろう(笑)

 

 

 生まれて初めて見るドナウ川!!

 川の向こう側に、そびえ建っているのは、かのブダ城です。

 

 まるで、夢を見ている気分です。

 確かに川の水は、少し汚れていますが(笑)

 

 4人で、セーチェーニ鎖(くさり)橋を渡って、ブダ地区に行ってみる事にしました。

 

 

 昨日は、セーチェーニ温泉に行って、今日は、セーチェーニ鎖橋を渡る…

 

 「セーチェーニ(Széchenyi)」って、いったいどういう意味なのだろう… と、ふと気になって調べてみました。

 

 どうやら「セーチェーニ」とは、ハンガリーの名門貴族の一つ・セーチェーニ家の事でした。

 

 

 このセーチェーニ鎖橋は、伯爵セーチェーニ・イシュトヴァーンの発案によって、ドナウ川に一番最初に架けられた橋だそうです。

 

 とはいえ、完成した時には、セーチェーニ・イシュトヴァーンは病気療養中で、結局、橋の完成を見る事なく、この世を去ったのだとか…

 

 その後、セーチェーニ鎖橋は改修されたり、戦争で破壊されたりして、現在のこの橋は、第二次世界大戦後の1949年に再建されたものだそうです。

 

 

 セーチェーニ橋から、橋の下のドナウ川を見下ろしてみました。

 

 僕のブログをお読みの方は、もうご存知だと思いますが、僕は、かなりひどい高所恐怖症なのですが、どういう訳か今回は、橋の下を見降ろしているのに、そんなに怖いと感じなかったんです。

 

 というのは、野尻先生も、泰生先生も、二人とも高所恐怖症で、このメンバーでは、「高い所が怖いのは、当たりまえ」という雰囲気…

 

 「怖くて当たり前なんだ」と思えると、人間というのは案外、そんなに怖くなくなるものなのかも知れません。

 

 

 ドナウ川と、これから上る事になるブダ地区の丘陵…

 

 確かに水質は悪そうだし、お世辞にも、あんまり綺麗な川とは言えなさそうです。

 

 ハンガリーの国の中心部に流れ、首都ブダベストを二分するこの川は、三十年戦争を経て、この国が、ナチス・ドイツや、ソビエト共産党なんかに蹂躙される様を、じっと見守ってきたのでしょう。

 

 ハンガリーの国民が流した血と涙が、このドナウ川に流れ込んでいるのかも知れません。

 

 それでも、この川は、時の流れと共に健気に流れて続けている…

 

 そう思うと、僕は、少しだけ濁ったこの川が、何だか好きになりました。

 

 <旅の教訓9>

 怖い事が当たり前だと思えるようになれば、その事は大して、怖くなくなってしまう。

 

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2019年 ヨーロッパ紀行 第8話 ~草さんのタロット~19.06.06

2019年6月6日(木)

 

 (In Budapest Hungary Date  12 May 2019)

 

 ハンガリー特製のフォアグラと山もりのポテトを残さず食べて、これ以上、もうお腹に入らないという状態で、アパルトマンに帰り、しばし、キッチンで憩いの時間を過ごして、みんな、それぞれの部屋に入りました。

 

 さっき温泉に浸かったから、今夜はシャワーを浴びなくていいか…

 

 どっぷりと、ベッドに寄りかかって、隣りを見ると、今夜はちゃんと、草さんもベッドで休んでいました。

 

 昨晩の事を尋ねると、草さんは、一人で夜の街へと、冒険に行った話をしてくれました。

 

 ブダベストの夜景を楽しみながら、トラム(路面電車)を利用して、とある街のバーに行ったり、その後、秘密の冒険をしたりしたそうなのですが、帰りの電車がなくなって、帰って来れなくなってしまったそうです。

 

 草さんと、念願だったタロット・カードの話もしました。

 

 あの鏡リュウジさんの「タロットの秘密」を読んでいるのですから、タロットに関する造詣も、かなり深いはずです。

 

 話を聞いてみると、草さんは、映画監督でタロティストでもある、アレハンドロ・ホドロフスキーのタロット・メソッドに傾倒していて、かなりの見識を持っているようでした。

 

 本来、草さんは、日本とカンボジアを中心に、世界を股に掛けて活躍する実業家ですが、元々は、英語と体育の先生でもあり、テニスの腕も抜群で、アメリカ合衆国プロテニス協会のコーチのライセンスも持っています。

 

 運動神経もバリバリなのですが、文化的な事にも精通していて、書家(雅号:高堂巓古)としても、茶人としても、一流です。

 また、読書普及協会の理事長でもあり、随筆家としての活動も、しています。

 

 草さんのインスタを見ても分かるように、写真を撮るセンスも中々のものですし、本当に多芸多趣味で、根っからの芸術家です。

 

 そして、生き方は、粋で風流そのもの…

 一人、気の向くままに、どこへでも行ってしまいます。

 

 さっき、僕らがセーチェニ温泉に入っていた時も、草さんは一人だけ別行動で、ハンガリーで作られたタロットカードを、ずっと探していたそうです。

 

 明日もまた、引き続きタロットカードを探してみる… と、言っていました。

 

 そして何よりも、とってもエッチなのです(笑)

 

 大方、僕とは対照的な性格なのですが、タロットの歴史のものすごくマニアックな話で、お互いにすごく盛り上がりました。

 

 草さんが傾倒するホドロフスキーは、「カモワン・タロット」の使い手であり、僕も5年前に、カモワン・タロットについて、少しばかり調べた事があります。

 (2014/6/19パリブログ 「カモワン・タロットとパリのエテイヤ」 参照)

 

 そして、ホドロフスキーの著作の「タロットの宇宙」の翻訳の監修をやっているのは、僕が大変お世話になっている伊泉龍一先生

 

 でも、この本は基本的に、カモワン・タロットの解説書なので、僕が扱っているウェイト版タロットとは、相性は良くありません。

 当然ながら、パメラが描いたウェイト版の絵柄のデザインとは相容れませんし、ウェイト版小アルカナの解釈のルーツの一翼を担ったエテイヤの思想とも、相容れません。

 

 だから、僕もホドロフスキーのメソッドの事は良く知らないのですが、それでも、草さんとのタロット談義は、尽きる事なく盛り上がりました。

 

 

 僕は今まで、草さんがタロットに興味を持っているなんて事は、これっぽっちも知りませんでした。

 こうして、草さんと深いご縁ができたのも、本当に不思議な導きのような気がします。

 

 草さんがシャワーを浴びに行くと、襲ってくる眠気には勝てず、いつしか僕も、眠りについていました。

 

 目が覚めたのは、午前3時頃、草さんも眠っていましたが、部屋の外ではガサガサと音がします。

 

 早起きの野尻泰煌先生は、もうすでに、目を覚ましていました。

 

 「浅野さん、面白い話があるよ」

 

 野尻先生からお誘いを受け、早朝からキッチンで、野尻先生のまだ若かりし頃のすごく興味深いお話を聞かせて頂きました。

 

 さすがに、午前3時ともなると、誰も起きてはいませんね(笑)

 

 話の中でも特に、野尻先生が十代の少年時代に体験した、当時の日本文化の風習や風俗の話には、思わずのめり込みました。

 中でも、野尻先生が友達に連れられて行ったという、舞台演劇のストーリーの一つに、ものすごく衝撃的なものがあって、眠気などは完全に吹っ飛んで、野尻先生の話に聞き入りました。

 

 途中、草さんが起きてきて、少しだけ、その話を聞いていたのですが、草さんは、その話にはそんなに衝撃を受けなかったようで、また部屋に戻って、寝てしまいました。

 

 後で草さんに聞いた所、野尻先生がおっしゃった舞台のストーリーというのは、現在でもあるらしく、ネットでわざわざ調べてくれて、僕の携帯に動画を送ってくれました。

 

 もちろん、野尻先生の話の本当の主題は、そんな一つの舞台演劇のストーリーの事ではなく、もっと大きな視野での、文化や芸術の事なのですが…

 

 どうも僕は、ちっぽけな事が気になって、大局が見えなくなってしまうようです…

 

 野尻先生も僕も、結局その後眠る事もなく、朝までずっと起きていました。

 

 「今日は、ドナウ川の向こうのお城に上ろうよ」

 

 野尻先生は、目を輝かせながら、僕を誘ってくださいました。

 

 その瞳は、十代の時の野尻先生の好奇心に満ちた少年の目そのものでした。

 

 有名なドナウ川というのは、一体どんな川なんだろう…

 ヨーロッパのお城の中というのは、一体どんなものなんだろう…

 

 僕も興奮で、胸が高まっていくのを感じました。

 

 <旅の教訓8>

 高尚な人の話を聞く事により、自分の価値観をうんと高める事ができる。

 

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2019年 ヨーロッパ紀行 第7話 ~テルマエ・ハンガリア~19.06.04

2019年6月4日(火)

 

 (In Budapest Hungary Date  12 May 2019)

 

 ブダベストの朝を思い切り満喫して、アパルトマンに帰ってくると、出発前は眠っていた松里さんも、すっかり目を覚ましていました。

 

 当初の予定では、今日はこれから、ブダベストを離れてケチュケメートに行く事になっていたのですが、そこで会う事になっていた先方の都合が合わなくなってしまい、急遽、今日もブダベストで過ごす事になりました。

 

 昨夜から一睡もしていなかった草さんは、そのままベッドに入り、倒れるように眠ってしまいました。

 

 一晩中徹夜なのに、朝もずっと歩き続けて、しかも、レストランと、ニューヨークカフェで、ビールを一杯ずつ飲んでいるのですから、無理もありません。

 

 僕も、ビールとかなり強いワインを飲んだせいで、すっかり酔いが回ってきました。

 

 多分、あのロゼワイン、アルコール度数20%近くあったんじゃないかと思いますね…

 僕も、そのままベッドに横たわり、少しの間、眠ってしまいました。

 

 キッチンでは、僕と草さん以外の5人のメンバーが、次の予定をどうしようとか、話し合っているようでしたが、どうしても、体中にお酒が回って、起き上がれませんでした。

 

 その後1時間くらい、ベッドの上でダウンしていたのですが、何とか奮起して、キッチンに戻りました。

 

 どうやら、この後の予定としては、ブダベストにある大人気の温泉である、セーチェーニ温泉に行く事になったようです。

 

 いつも、月に一回の書のレッスンの時に、このセーチェーニ温泉の事は、野尻泰煌先生から、よく聞かされていました。

 

 このセーチェーニ温泉は、ものすごく大きな浴槽で、お湯はぬるいのだそうです。

 

 ヨーロッパの温泉は男女混浴で、みんな、水着をつけてお風呂に入るとの事…

 

 それで、セーチェーニ温泉の最寄り駅に向かう地下鉄の電車が、「キーッ ガタグタ ガタグタ グググー ドンバシャーン…」と、まるで、脱線するのではないかと思うくらい、すごい音を立てて、走るのだそうです(笑)

 

 そうだ、持ってきた水着を、用意しておかなくては…

 

 自分の部屋に戻って、スーツケースを開けて、ゴソゴソと水着を探していると、草さんも目を覚ましました。

 

 昨日のブダベストは、少し寒かったのですが、今日は比較的暖かいです。

 でも、天気予報によると、明日と明後日は、また冬日のように寒くなるとの事でした。

 

 全員、出掛ける準備が整ったので、いざ、テルマエ・ハンガリア(ハンガリーの大浴場)に向かって、出発です!!

 

 

 時刻は午後1時30分…

 お昼のブダベストも、また良いものです。

 

 そして、地下鉄の入り口を発見!!

 

 

 このコルヴィン街区駅(Corvin-negyed)から、地下鉄3号線に乗り、デアーク・フェレンツ広場駅(Deák Ferenc tér)で、地下鉄1号線乗り換えて、温泉の最寄り駅であるセーチェーニ温泉駅(Széchenyi fürdő)へ向かいます。

 

 この地下鉄の電車が、噂に聞く脱線しそうな電車かと思うと、ドキドキします。

 

 

 コルヴィン街区駅の中…

 

 途中、切符の券売機の使い方がすごくわかりづらくて、戸惑ったのですが、みんなで知恵を出し合って、無事に切符を購入できました。

 

 まず最初に、デアーク・フェレンツ広場駅へ向かう地下鉄3号線の電車に乗ってみたのですが、別に、脱線しそうなほど、ひどい電車だとは思いませんでした。

 

 しかし、そこから電車を乗り換えて、地下鉄1号線のホームで待っていると、とても騒がしい黄色い電車が到着しました。

 

 

 キーッ ガタグタ ガタグタ グググー ドンバシャーン…

 

 まさに、野尻先生がおっしゃっていた通りの電車でした(笑)

 

 書のレッスンの時に、野尻先生から、脱線しそうな電車の話を聞いた時には、全くイメージがわきませんでした。

 やっぱり、どんな事でも、本物を実際に見るのが、一番手っ取り早いです。

 

 このハンガリーの地下鉄は、世界で3番目に古い歴史ある地下鉄で、なんとこの地下鉄1号線ができたのは、1896年なのだそうです。

 

 確かにすごい音がしましたが、無事に何事もなく、セーチェーニ温泉駅に到着しました。

 

 草さんは、お風呂に入る気分ではないという事で、温泉は6人で行く事になりました。

 

 みんなが温泉にいる間は、草さんは街をブラブラして、みんなが温泉から上がる頃合いを見計らって、ここで待ち合わせをしようという事になりました。

 

 

 まるで温泉施設とは思えない、バロック様式の風情ある建物です。

 

 人生初のテルマエ・ハンガリアに、ドキドキします。

 

 

 まずはこの受付で、入浴料を支払って、水着に着替える為に着衣場に入ります。

 

 混浴という事は、男性も女性も、同じ脱衣場で着替えるという事なのだろうか…

 そんな事を、ふと、考えてしまいました。

 

 でも、いざ脱衣場に入ってみたら、ちゃんと一人一人、別々に気替えられるように、たくさんの個室がありました。

 

 

 日本のデパートの試着室と同じくらいの大きさのこの脱衣場で、水着に着替えた後、着ていた服と下着は、たくさんある外のロッカーの1つに入れて、電子錠で鍵をかけ、その電子錠は腕時計のように、ずっと腕に巻いています。

 

 これならば、盗難の心配もまずありませんね。

 

 

 青空の下の温泉、気持ち良いです!!

 

 ハンガリーの温泉の歴史は古く、このブダベストは温泉都市として、2000年の歴史を持つとか…

 

 そして、このセーチェ―ニ温泉こそが、このヨーロッパ中で一番大きな温泉なのだそうです。

 

 ちなみに、ハンガリーには火山はなく、この温泉のお湯は、太陽の熱で地中の水が温められたものを使っているそうです。

 

 だから、日本の温泉のように熱いお湯ではなくて、ぬるいんですね。

 

 みんなで思いっきり、ヨーロッパの温泉にダイブしました。

 

 お湯はすごく深くて、僕の身長で、ギリギリ足が下に着く水深です。

 温泉というよりも、日本で例えるなら、温水プールのような感じです。

 

 もう、みんな思いっきり羽目を外しています。

 

 泳ぎのうまい高天麗舟先生が、仰向けになって上手にお湯に浮かんでいたので、僕も真似してみる事にしたのですが…

 

 見事に沈みました(泣)

 

 ちなみに、僕は、これまでに泳いだ自己最高記録が、たった35mです。

 

 こんな泳げない人間は、滅多にいないだろうと思って、告白したのですが、なんと、松里さんは全く泳げないのだそうです。

 

 どうりで、全然中に入らないで、温泉のサイドで、足だけを浸してじっとしていたのですね。

 

 高天麗舟先生が、バシャバシャと、松里さんにお湯を掛けていました(笑)

 

 

 高天麗舟先生に誘われて、みんなで、この渦の中に入ってみると、すごいスピードでお湯がグルグル回っています…

 

 うわぁ~、目が回ります!!

 

 でも、すっごく楽しいです(^^)

 

 セーチェーニ温泉を3時間ぐらい楽しんで、外でみんなの帰りを待っていた草さんと合流して、夕食を取る事に…

 

 野尻先生が「みんなで、フォワグラを食べようよ」とおっしゃったので、7人で、リーズナブルな高級料理のお店「ツコリー エッテレム」に行きました。

 

 

 そして、みんなで、ハンガリーのフォワグラを食べて、美味しいスープを飲みました。

 

 僕は、朝、お酒を飲み過ぎて、つぶれてしまった事を反省して、あえてオレジジュースにしましたが、草さんはやっぱり、夜もビールを注文して飲んでいました(笑)

 

 

 たくさんのポテトの上に乗ったフォワグラ…

 これで一人分なのですが、お腹いっぱいになります!!

 

 楽しい夕食のひと時…

 空はほんのりと、薄暗くなっていました。

 

 お湯に浸かって、だるい体を引きづりながら、みんな仲良くアパルトマンへと帰りました。

 

 <旅の教訓7>

 どんな事でも、本物を実際に見てみるのが、一番手っ取り早い。

 

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2019年 ヨーロッパ紀行 第6話 ~ブダベストの朝~19.06.02

2019年6月2日(日)

 

 (In Budapest Hungary Date  12 May 2019)

 

 旅の最初の目的地である、ハンガリーの首都・ブダベストのアパルトマンに、到着した時には、さすがにみんな、これから夕食を取るという元気さえ、残っていませんでした。

 

 東京から、はるばる9000kmもの距離を移動した疲れもあって、順番にお風呂に入ると、早々とそれぞれの部屋のベッドに、もぐりこみました。

 

 僕は、草さんと同じ部屋のベッドで、休む事になりました。

 

 読書家の草さんは、今回の旅行にも、たくさんの本を持ってきているのですが、草さんが持ってきた本の中で、気になる本が一冊あったんです。

 

 それは、鏡リュウジさんの「タロットの秘密」という本…

 

 この本は、タロットの本の中でも、かなりマニアックな専門的な本なのですが、どうして、草さんがこの本を持っているのかを、眠ってしまう前に、聞いてみたいと思っていました。

 

 お風呂から上がって、時計を見ると、もう午後11時です。

 

 しかし、さっきまで隣りのベッドで本を読んでいた草さんは、どこにもいません。

 

 一体、草さんは、こんな夜更けに、どこに行ったのだろう…

 

 すごく不思議に思いつつも、襲ってくる眠気には勝てず、いつしか僕は眠りについていました。

 

 目が覚めたのは朝の6時頃…

 やっぱり、隣りの草さんのベッドは、もぬけの空でしたが、部屋の外ではガサガサと音がします。

 

 早起きの野尻泰煌先生は、もうとっくに、目を覚ましているようでした。

 

 僕も、ベッドから起き上がって、服を着替えて、顔を洗いました。

 

 しばらくすると、一晩中どこかに出掛けていた草さんが、眠そうな疲れた顔をして、戻ってきました。

 

 どうやら夜通しで、ブダベストの夜を楽しんで来たみたいです(笑)

 

 今回の旅行は、基本的に自由行動OKですし、そもそも何の制約もありませんから、夜中に外出して遊んでいても、全く問題ありません。

 

 草さんは英語もペラペラですし、前回もブダベストに来たので、この街の何がどこにあるのかも、だいたい把握しているのだそうです。

 

 朝の8時にもなると、松里さん以外の6名のメンバーは、もう全員ベッドから起き上がって着替えていました。

 

 誰が言い出すでもなく、みんなで外を散歩して、朝食を食べに行こうという事になって、まだ気持ち良さそうに眠っている松里さんを残して、6人で外に出掛けていきました。

 

(松里さんが起きた時に、誰もいないと心配するといけないので、ヒデ君が携帯電話で、起きるころ合いを見計らって、電話を掛けていました…)

 

 

 初めてのブダベストの街に出陣です!!

 

 目に入ってくる風景全てが、新鮮そのもの…

 

 

 でも、聞いてみると、僕以外の5人は、2年前の2017年4月に開催された「第28回 泰永書展(ハンガリー ラダイ博物館)」の時に、もうこの街に来ているのです。

 

 このハンガリーの街が全く初めてなのは、僕と、今まだ、アパルトマンで眠っている松里さんの2人だけなのでした。

 

 

 どうりで、みんな、歩き慣れているというか、道に迷う事もなく、スタスタと歩く事ができるんですね。

 

 僕は右も左も分からないので、ただ、5人の後についていくだけで精一杯です。

 

 

 街の時計は、9時35分を指しています。

 

 朝がまだ早いだけに、街の人通りは、ほとんどありません。

 

 

 まずは、2年前に泊まったホテルの辺りにある、出店が連なっている通りに行って、その後、近くのレストランで朝食を取ろうという事になりました。

 

 出店の通りに行くと、まだ朝早いというのに、すごく賑わっていて、僕はその中の一軒の出店で、おみやげに緑の財布を買いました。

 

 近くにある、10時開店のレストランに、みんなで入りました。

 

 

 昨夜、街に出歩いていて、一睡もしていない草さんは、すごく眠そうです。

 

 注文をしようと、メニューを見ると、全部ハンガリー語で書かれています。

 

 でも、よく見ると、英語に近いスペルで、何となく何か想像できるものがありました。

 

 それは、「Omlett」…

 多分、これはオムレツですね。

 

 英語だと、オムレツは「Omelette」ですが、ハンガリー語になると、少し短縮されているようです。

 

 ちょうど、卵が食べたいと思っていたので、これにしました(笑)

 

 

 ドリンクは何にしようかと迷っていたら、相模泰生先生と草さんは、ビールを注文していました。

 

 朝からビール…

 

 いいじゃないですか!!

 僕も、ビールにする事にしました(笑)

 

 

 泰生先生が、「ハンガリーのビールは、すごく美味しいと、友達が言っていました」と話していましたが、確かにこのビール、本当に美味しいです!!

 

 飲んだくれのように思われてしまうといけないので、一応誤解のないように述べておきますと、僕は、一人でお酒を飲むような事は、まずありません。

 

 おそらく、泰生先生にしても、決してお酒におぼれるタイプではないと思います。

 

 徹夜明けにもかかわらず、またビールを飲んでいる草さんに関しては、その辺はどうだか分かりませんが(笑)

 

 でも、こんな楽しい時ぐらい、思いっきり羽目を外してみるのも良いでしょう。

 

 

 至福のひと時です(^^)

 

 野尻泰煌先生が、「ニューヨークカフェというオシャレな喫茶店があるから、そこに行ってみようよ」とおっしゃるので、このレストランで食事を終えた後、今度は、ここから歩いて15分ぐらいの所にあるニューヨークカフェに行きました。

 

 

 ニューヨーク・カフェの店内の見事なまでの天井…

 

 建物全体が、とても洗練された、オシャレな喫茶店でした。

 

 何を注文しようかと迷ったのですが、このロゼワインにしました(笑)

 

 

   やっぱ、飲んだくれやねん…

 

 気のせいか、かなり酔いが回ってきました…

 

 もしかすると、ハンガリーのお酒は、日本のお酒よりも、濃度が濃いのかも知れません。

 

 少し、羽目を外し過ぎたようです…

 

 泰生先生が、僕の腕をつかまえて、「なんか、すごいお店ありますよ」と言うので、ふと、そっちを見ると…

 

 

 これって、もしかして…

 

 という事で、早速、このお店の中に…

 

 入る訳ありませんね(笑)

 

 ちゃんとまっすぐ、アパルトマンに帰ります。

 

 

 なんか、まるで中学校の修学旅行みたいに楽しいです。

 

 少し千鳥足でフラフラとしながら、ブダベストの朝の遠征を終えました。

 

 <旅の教訓6>

 たまには、思いっきり羽目を外してみる事も、素敵な経験になる。

 

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