2019.06.042019年 ヨーロッパ紀行 第7話 ~テルマエ・ハンガリア~

2019年6月4日(火)

 

 (In Budapest Hungary Date  12 May 2019)

 

 ブダベストの朝を思い切り満喫して、アパルトマンに帰ってくると、出発前は眠っていた松里さんも、すっかり目を覚ましていました。

 

 当初の予定では、今日はこれから、ブダベストを離れてケチュケメートに行く事になっていたのですが、そこで会う事になっていた先方の都合が合わなくなってしまい、急遽、今日もブダベストで過ごす事になりました。

 

 昨夜から一睡もしていなかった草さんは、そのままベッドに入り、倒れるように眠ってしまいました。

 

 一晩中徹夜なのに、朝もずっと歩き続けて、しかも、レストランと、ニューヨークカフェで、ビールを一杯ずつ飲んでいるのですから、無理もありません。

 

 僕も、ビールとかなり強いワインを飲んだせいで、すっかり酔いが回ってきました。

 

 多分、あのロゼワイン、アルコール度数20%近くあったんじゃないかと思いますね…

 僕も、そのままベッドに横たわり、少しの間、眠ってしまいました。

 

 キッチンでは、僕と草さん以外の5人のメンバーが、次の予定をどうしようとか、話し合っているようでしたが、どうしても、体中にお酒が回って、起き上がれませんでした。

 

 その後1時間くらい、ベッドの上でダウンしていたのですが、何とか奮起して、キッチンに戻りました。

 

 どうやら、この後の予定としては、ブダベストにある大人気の温泉である、セーチェーニ温泉に行く事になったようです。

 

 いつも、月に一回の書のレッスンの時に、このセーチェーニ温泉の事は、野尻泰煌先生から、よく聞かされていました。

 

 このセーチェーニ温泉は、ものすごく大きな浴槽で、お湯はぬるいのだそうです。

 

 ヨーロッパの温泉は男女混浴で、みんな、水着をつけてお風呂に入るとの事…

 

 それで、セーチェーニ温泉の最寄り駅に向かう地下鉄の電車が、「キーッ ガタグタ ガタグタ グググー ドンバシャーン…」と、まるで、脱線するのではないかと思うくらい、すごい音を立てて、走るのだそうです(笑)

 

 そうだ、持ってきた水着を、用意しておかなくては…

 

 自分の部屋に戻って、スーツケースを開けて、ゴソゴソと水着を探していると、草さんも目を覚ましました。

 

 昨日のブダベストは、少し寒かったのですが、今日は比較的暖かいです。

 でも、天気予報によると、明日と明後日は、また冬日のように寒くなるとの事でした。

 

 全員、出掛ける準備が整ったので、いざ、テルマエ・ハンガリア(ハンガリーの大浴場)に向かって、出発です!!

 

 

 時刻は午後1時30分…

 お昼のブダベストも、また良いものです。

 

 そして、地下鉄の入り口を発見!!

 

 

 このコルヴィン街区駅(Corvin-negyed)から、地下鉄3号線に乗り、デアーク・フェレンツ広場駅(Deák Ferenc tér)で、地下鉄1号線乗り換えて、温泉の最寄り駅であるセーチェーニ温泉駅(Széchenyi fürdő)へ向かいます。

 

 この地下鉄の電車が、噂に聞く脱線しそうな電車かと思うと、ドキドキします。

 

 

 コルヴィン街区駅の中…

 

 途中、切符の券売機の使い方がすごくわかりづらくて、戸惑ったのですが、みんなで知恵を出し合って、無事に切符を購入できました。

 

 まず最初に、デアーク・フェレンツ広場駅へ向かう地下鉄3号線の電車に乗ってみたのですが、別に、脱線しそうなほど、ひどい電車だとは思いませんでした。

 

 しかし、そこから電車を乗り換えて、地下鉄1号線のホームで待っていると、とても騒がしい黄色い電車が到着しました。

 

 

 キーッ ガタグタ ガタグタ グググー ドンバシャーン…

 

 まさに、野尻先生がおっしゃっていた通りの電車でした(笑)

 

 書のレッスンの時に、野尻先生から、脱線しそうな電車の話を聞いた時には、全くイメージがわきませんでした。

 やっぱり、どんな事でも、本物を実際に見るのが、一番手っ取り早いです。

 

 このハンガリーの地下鉄は、世界で3番目に古い歴史ある地下鉄で、なんとこの地下鉄1号線ができたのは、1896年なのだそうです。

 

 確かにすごい音がしましたが、無事に何事もなく、セーチェーニ温泉駅に到着しました。

 

 草さんは、お風呂に入る気分ではないという事で、温泉は6人で行く事になりました。

 

 みんなが温泉にいる間は、草さんは街をブラブラして、みんなが温泉から上がる頃合いを見計らって、ここで待ち合わせをしようという事になりました。

 

 

 まるで温泉施設とは思えない、バロック様式の風情ある建物です。

 

 人生初のテルマエ・ハンガリアに、ドキドキします。

 

 

 まずはこの受付で、入浴料を支払って、水着に着替える為に着衣場に入ります。

 

 混浴という事は、男性も女性も、同じ脱衣場で着替えるという事なのだろうか…

 そんな事を、ふと、考えてしまいました。

 

 でも、いざ脱衣場に入ってみたら、ちゃんと一人一人、別々に気替えられるように、たくさんの個室がありました。

 

 

 日本のデパートの試着室と同じくらいの大きさのこの脱衣場で、水着に着替えた後、着ていた服と下着は、たくさんある外のロッカーの1つに入れて、電子錠で鍵をかけ、その電子錠は腕時計のように、ずっと腕に巻いています。

 

 これならば、盗難の心配もまずありませんね。

 

 

 青空の下の温泉、気持ち良いです!!

 

 ハンガリーの温泉の歴史は古く、このブダベストは温泉都市として、2000年の歴史を持つとか…

 

 そして、このセーチェ―ニ温泉こそが、このヨーロッパ中で一番大きな温泉なのだそうです。

 

 ちなみに、ハンガリーには火山はなく、この温泉のお湯は、太陽の熱で地中の水が温められたものを使っているそうです。

 

 だから、日本の温泉のように熱いお湯ではなくて、ぬるいんですね。

 

 みんなで思いっきり、ヨーロッパの温泉にダイブしました。

 

 お湯はすごく深くて、僕の身長で、ギリギリ足が下に着く水深です。

 温泉というよりも、日本で例えるなら、温水プールのような感じです。

 

 もう、みんな思いっきり羽目を外しています。

 

 泳ぎのうまい高天麗舟先生が、仰向けになって上手にお湯に浮かんでいたので、僕も真似してみる事にしたのですが…

 

 見事に沈みました(泣)

 

 ちなみに、僕は、これまでに泳いだ自己最高記録が、たった35mです。

 

 こんな泳げない人間は、滅多にいないだろうと思って、告白したのですが、なんと、松里さんは全く泳げないのだそうです。

 

 どうりで、全然中に入らないで、温泉のサイドで、足だけを浸してじっとしていたのですね。

 

 高天麗舟先生が、バシャバシャと、松里さんにお湯を掛けていました(笑)

 

 

 高天麗舟先生に誘われて、みんなで、この渦の中に入ってみると、すごいスピードでお湯がグルグル回っています…

 

 うわぁ~、目が回ります!!

 

 でも、すっごく楽しいです(^^)

 

 セーチェーニ温泉を3時間ぐらい楽しんで、外でみんなの帰りを待っていた草さんと合流して、夕食を取る事に…

 

 野尻先生が「みんなで、フォワグラを食べようよ」とおっしゃったので、7人で、リーズナブルな高級料理のお店「ツコリー エッテレム」に行きました。

 

 

 そして、みんなで、ハンガリーのフォワグラを食べて、美味しいスープを飲みました。

 

 僕は、朝、お酒を飲み過ぎて、つぶれてしまった事を反省して、あえてオレジジュースにしましたが、草さんはやっぱり、夜もビールを注文して飲んでいました(笑)

 

 

 たくさんのポテトの上に乗ったフォワグラ…

 これで一人分なのですが、お腹いっぱいになります!!

 

 楽しい夕食のひと時…

 空はほんのりと、薄暗くなっていました。

 

 お湯に浸かって、だるい体を引きづりながら、みんな仲良くアパルトマンへと帰りました。

 

 <旅の教訓7>

 どんな事でも、本物を実際に見てみるのが、一番手っ取り早い。

 

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