2019.05.292019年 ヨーロッパ紀行 第4話 ~モスクワの調べ~

2019年5月29日(水)

 

 (In Moscow Russian Date  11 May 2019)

 

 モスクワ行きの飛行機の中で、かなりの時間、眠ってしまったような気がします。

 

 同じように、昨日は徹夜で夜を明かした草さんも、隣りの席でいつしか眠っていました。

 

 飛行機の中で、いつしか9時間50分もの時間が、過ぎ去っていたようです。

 

 

 「これから着陸態勢に入ります」みたいなアナウンスが、ロシア語と日本語で流れた時は、今、モスクワ上空にいるという事が、にわかに信じられませんでした。

 

 僕の席は窓際なので、窓から下を見降ろしてみると、雲の下に街が見えます。

 

 

 この街が、ロシアの首都のモスクワ…

 

 僕が生まれた頃は、ロシアは、カザフスタンとかウクライナとか、周辺の国も支配下に置いた「ソビエト連邦」と呼ばれる超巨大な国で、当時の世界は、アメリカ合衆国とソビエト連邦の2大大国のせめぎ合いが続いていました。

 

 幼い頃の僕には、ソビエト連邦は、何をしでかすか分からないすごく怖い国というイメージがありましたね。

 

 モスクワなんて、日本人が入れる場所ではないと思っていました。

 まあ、その当時はかなり、偏見が入っていたと思いますけど…

 

 どんどん、飛行機は高度を下げて、地上に近づいていきます。

 

 

 モスクワの街を上空から見下ろすと、正直な所、予想していたよりも、小さい町だな… という印象を受けました。

 

 ふいに、この街に在住していらっしゃる映画監督で占星術師の木下順介先生の事を、思い出しました。

 

 木下先生には、これまでの人生、本当にお世話になりました。

 (2012/10/12パリブログ 「モスクワからの便り」 参照)

 もちろん、モスクワは経由地というだけなので、会いに行く事はできないのですけど…

 

 先日、南下した北極熊がロシアの人達を襲ったというニュースをやっていましたけど、木下先生が言うには、北極熊もそうですが、モスクワの公園には、人間の体の倍ぐらいある巨大ヘラジカが普通にいて、ビックリさせられるそうです。

 

 そして、モスクワ空港、到着…

 

 

    さすがに、空港にヘラジカはいなかった  … 当たり前

 

 ここから、モスクワの税関を通って、次の目的地であるブダベスト行きの飛行機に乗り替えます。

 

 いつもサロン ド シルフィーユに鑑定にいらしてくださるTさんは、よく、このモスクワ空港を使うらしいのですが、ロシアの荷物チェックをする保安検査員は、無愛想でニコリともしなくて怖い… とおっしゃっていました。

 

 ううっ… ちょっと税関に行くのが、恐ろしくなってきました(笑)

 

 ロシアと日本との関係で言えば、常に北方領土の問題が横たわっていますし、つい最近では、ある議員の過激な発言で、さらにクローズアップされました。

 

 ただそれでも、ロシアに親近感を抱く日本人は、やはり、どちらかというと少数派のように思います。

 

 

 今まで乗っていた、SU203便の飛行機…

 この飛行機は、これから次の乗客を乗せて、イギリス・ロンドンへと行くようです。

 

 今の時刻は、モスクワ時間で16:00…

 

 成田空港でこの飛行機に乗ったのは、お昼の12:15で、あれから、9時間50分もの時が経っているのですが、モスクワは日本と6時間の時差があるので、こちらではまだ、少し日が暮れかけたばかりです。

 

 モスクワの地にて、草さんと写真を取りました!!

 

 

 草さんと一緒に、飛行機から降りてくる野尻泰煌先生たちを待って合流し、メンバー7人でモスクワ空港に集いました。

 

 メンバーの一人、相模泰生先生は、若干31歳の若き書家であり、そして、僕の四柱推命講座の初級編と中級編を受講してくださってもいるのですが、今回、旅の先導役を務めてくれます。

 

 つまり、我々は基本的には、この泰生先生について行けば、目的地にたどり着けるという事です。

 

 まあ、そうやって甘えていると、あとで先導役が誰もいなくて、一人きりになった時に、しっぺ返しが来る事になるのですが(笑)

 

 泰生先生の道案内で、7人で入国審査の場所に行きました。

 

 Tさんがおっしゃっていたように、ロシア人の保安検査員の人達は、本当にニコリともしません。

 

 野尻泰煌先生が、「なんか、みんな怖い顔してるね~」と笑っていましたが、確かに、間違った事をしようものなら、手錠をはめられて、連行されそうな雰囲気です(笑)

 

 最先端のコンピューター機器で、カバンの中をスキャンされて、厳重にチェックされます。

 

 僕は逆に、この物々しい雰囲気が、なんだかおかしくなってきました。

 それに、この新鮮な異国情緒がすごく心地良くて、とても幸せな気分です。

 

 無意識のうちに、怖そうな顔をしている保安検査員の女性に、微笑みかけると、睨まれると思いきや、彼女も、優しそうに微笑み返してくれました。

 

 そうか… 本当に怒っている訳じゃなくて、わざと厳しい表情を見せているだけなんだ…

 

 そう気がつくと、いっぺんに好きになりました。

 

 それに、全員が全員しかめっ面をしている訳ではなくて、中には、素敵な笑顔で対応してくれるロシア人の保安検査員も、いるんですね。

 

 入国審査を無事通過して、空港内のショッピングモールに向かいました。

 

 

 看板に書かれている文字は、当然ロシア語…

 

 英語やフランス語なら、知っている単語が一つ二つあれば、そこから意味をイメージできる事も時にはあるのですが、ロシア語となってしまうと、もうお手上げです。

 

 数字以外、まるで暗号のように見えます。

 

 

 モスクワ航空の売店…

 

 この北国を感じさせる独特の雰囲気、好きですね。

 

 

 うぉ~お、マトリョーシカ人形の大群…

 

 まるでフーガのメロディーが聞こえてきそうな、モスクワの調べにうっとりします。

 

 案外、この国の事、好きかも知れない…

 

 ふと、そんな風に感じました。

 

 乗り換え予定のブダベスト行きの飛行機は、17:55発…

 

 搭乗ゲートの前まで来ると、普段歩きなれていない野尻先生と僕は、歩き疲れて、座り込んでしまいました。

 

 さて、これから、いよいよ最初の目的地である、ハンガリーのブダベストへと向かいます!!

 

 <旅の教訓4>

 一見すると、怖くて近づきがたい雰囲気の人が、意外と優しい事もある。

 

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