2018.12.10遠い祖先からのメッセージ ~北陸への旅<3>「金沢紀行・その2」~
2018年12月10日(月)
ここの所、急に冷え込んでまいりました。
余りに寒いので、毛布にくるまりながら仕事をしていますが、明日の朝の東京は、さらに寒くなって、気温は3度との事…
やっぱり、冬は嫌いです(笑)
北陸の旅に出ていたのは、たかだか一週間位前ですが、こんなに寒くはなかったです。
それにしても、白山比咩神社は本当に良かったです。
神社の話なんかをしている時に、「一番、お気に入りお神社はどこですか?」と、よく聞かれたりしたのですが、僕はこれまで、ちゃんと答えられませんでした。
でも、今は迷わずに、白山比咩神社だと答えられますね。
それほどに、気持ちよくて清々しい神社でした。
これまでの僕の人生で、石川県という県は、そんなになじみがない県でした。
もちろん、何度か訪れた事はあるのですが、回数も多くないし、基本、僕は寒い所が嫌いですから、まさか冬の季節に、石川に行こうと思った事は、ただの一度もありませんでした。
でも、うんと小さい頃、まだ、京都という場所に特別な気持ちを持つ前、なぜか石川という場所に愛着を感じていた記憶があります。
もちろん、その頃はまだ、石川県に一度も行ったはなかったのですが、能登半島が出っ張った石川県の独特な形が、大好きだったのです。
子供の頃の僕は、47都道府県の形を全て覚えていて、その形を紙に描いて遊んでいるという、かなり風変わりな子供でしたから…
多分に、ピクチュアパズル日本地図で毎日遊んでいた影響だった…
こうして石川県に来てみると、何だか懐かしい感覚になりました。
前日の夜、金城霊沢に行って、ビジネスホテル ナカダに戻った時、フロントの人に「この近くにある浅野神社という神社をご存知ですか?」と聞くと、いろいろとインターネットで調べてくださって、ホテルから歩いて行ける距離である事も、教えてくださいました。
それにしても、「浅野神社」という名前の神社があるなんて、正直、驚きました。
まあ、日本全国歩けば、浅野という地名だって珍しくないでしょうけれど…
「どうぜ、小さな祠だけの形ばかりの神社なんだろう…」と、あまり期待はしていませんでしたが、やはり浅野の姓を名乗る限り、ここを参拝しない訳にはいかないだろう… というノリで、AM5:00に起きて準備をし、携帯のナビを頼りに、浅野神社に向けて出発しました。
地図を見てみると、浅野神社の近くには、浅野川という川があって、その川を渡った所に、その神社はあるようです。

まだ、空は暗くて、三日月が出ています。
ナビを見ながら確かめると、どうやら月のある方向に進んでいけば、たどり着きそうな気配です。
ビジネスホテル ナカダから歩いて約15分…

まずは、この橋を渡って、浅野川の向こう側に行きます。
信号も青で、幸先が良いです。

そして、まずは浅野本町に到着…
月の指し示す方向を目指して、細い路地を曲がっていくと…

ありました!!
予想していたのと違って、大きくて立派な神社でした。

浅野神社は、滋賀県鎮座日吉大社を勧請元社としていて、平安時代(997年)に創建されたとの事…
主祭神は、大国主神と大山咋神のようです。

これは「魔去る石」です。
この石を撫でると、魔が去っていくとの事…
思いっきりいっぱい、撫でてきました(笑)

「あさの朱印帳」というのがあるんですね。
それにしても、このイラストを作成した人のセンス、かなり僕の持っているものに近いです。
三年前の申年の年賀状に使った猿の絵は、まさしく、これにそっくりでしたから…
もしかしたら、このイラストを描いた人とも、浅野の遠い先祖でつながっているのかも知れません(笑)
浅野神社のパンフレットを、一部もらってきました。

「金沢の山王さん 厄除け開運のお宮」は浅野神社です(^^)
白山比咩神社に導かれたのと同時に、何となく、この場所にも導かれたような気がします。
僕の祖父は、僕が中学生ぐらいの時に亡くなってしまったのですけど、毎日必ず、神様と仏様にお祈りをしていたのを、覚えています。
浅野家の血をしっかりと受け継ぎながら、いつも、まずは神棚の前で手を合わせて、その次に仏様の前に座って、手を合わせるというような毎日でした。
祖先というものは、いつだって子孫の事を見守ってくれているものだと思います。
誰にでも祖先がいるし、もしも祖先がいなかったら、この世に生まれ変わる事もできなかった訳で、もしかして僕の祖先は、本当にこの場所にいたかも知れない…
遠い祖先からのメッセージ…
この場所に来る事ができて、本当に良かったです。
この後は、先ずは特急サンダーバードに乗って、福井に行き、そこから、まずは永平寺を回って、岐阜の実家に帰るつもりです。
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