2018.11.19「East Etteillaプロジェクト」始動!!

2018年11月19日(月)

 

 大分、ブログをご無沙汰してしまいました…

 

 久しぶりに更新したブログの題名が、いきなり「East Etteillaプロジェクト始動」って、一体何なんだ… と思われた方も、いらっしゃると思います。

 

 実はこれは、6年前にパリに行った時からずっと、僕の妄想の中に存在していた言葉なんです。

 

 「East」は英語と同じように、フランス語でも「東」の意味で、フランス語の場合、若干発音が英語と違って「イースト」ではなく「エスト」となります。

 

 「Etteilla」は、言わずと知れたパリの占い師「エテイヤ」の事で、伊泉龍一先生がこの読み方を広げたのですが、日本では古くから「エッティラ」の名前で親しまれていました。

 

 でも、フランスの人の発音を聞くと「エテラ」とか「エテーラ」みたいな感じに聞こえます。

 だからきっと「East Etteilla」は、「エスト エテーラ」という感じでしょうか。

 

 でも、読み方は別に何でも構わないです(笑)

 「エスト エテイヤ」でも、「エスト エッティラ」でも、「イースト エッティラ」でも…

 

 これを直訳すると、「東のエテイヤ」となります。

 

 僕は、パリにいる時からずっと、エテイヤ・タロットの系統のオリジナルタロットを作りたいという夢がありました。

 

 エテイヤ・タロットというのは、数あるタロットの中でも、かなり扱いにくい代物で、エテイヤのタロットを扱っている占い師は、日本でも、ラム子さんを始めごく少数ですし、おそらくそれは、世界でも同じです。

 

 ちなみに、フランスでは、通訳のステファンさんが必死になって、エテイヤタロットの占い師を探してくださったのですが、一人も見かりませんでした。

 (2012/3/20パリブログ 「かき消されたエテイヤの足跡」 参照)

 

 実際にあれを使って占おうとすれば、わかるのですが、正位置・逆位置に当てはめられた、ことごとく意味を限定するキーワードや、事細かいコンビネーションリーディングの指示など、余程によくカードを租借しない限り、本当に扱いが大変です。

 それに基本的に、ネガティブなカードが多いんですね…

 

 だから僕は、特別に依頼がない限りは、エテイヤタロットを使って鑑定する事はないし、相変わらずウェイト版を使っています。

 リーディングをするのに、すごく疲れるので(笑)

 

 そんな訳で、あのエテイヤ・タロットを、もっと占いに使いやすく改良したオリジナル・タロットが作りたいと、前から本気で思っていました。

 

 とはいえ、それは、もし仮にエテイヤが今、生きていたとして、彼が、ちゃんと納得してくれるようなものでなくてはならない…

 適当に意味を考えて、オリジナルタロットを作るのなら簡単ですが、それでは意味がないし、エテイヤに失礼です。

 

 これでも僕は、エテイヤに関しては、人には負けないくらいそれなりの時間を掛けて、リサーチをしてきました。

 それでもまだまだ、知識が足りないのはわかっていますし(主に言語能力の無さがネックで…)彼がしたかった「エジプトで作られたタロット(実際には存在しませんが…)の復元」を、よりもっと深めていく延長線上に、そのオリジナルタロットは、なくてはいけない…

 

 そんな中、高天麗舟先生の紹介で、書の師匠・野尻泰煌先生に出会い、素晴らしい仲間達と一緒に「藝文東京ビエンナーレ」という2年に一度、大掛かりな展覧会を行う「藝文会」という芸術集団に所属する事になりました。

 

 僕は2年前から、「藝文東京ビエンナーレ」に出展しているのですが、2年前にはまだ、オリジナルタロットを手掛けるほどの勇気はありませんでした。

 

 その時は、油絵「パリの風景 ~セーヌ川とノートルダム寺院~」と、オリジナル曲 “Songe à Paris ~改良版~”を出展しました。

 (2016/11/20ブログ 「占い暦325」 参照)

 

 タロット78枚を描くなんて、時間的に無理ですし、そもそも不可能にしか思えなかったんです。

 だいたい僕は、絵だってシロウトですし…

 

 でも、今回はもう逃げない事にしました。

 

 78枚全部は無理でも、自分なりに意味が解明できつつあるカードから、描いていけばいいし、これは油絵の特権でもあるのですけど、もしも出来が不完全なら、上から色を重ね塗りして、また2年後の展覧会の時に提出し直す事もできる…

 

 今年こそ、何枚かは描いて、夢をスタートさせようと思いました。

 

 無理がない範囲という事なら、3枚、多くても5枚かな… と最初思ったのですが、2年に一度の展覧会で例え5枚ずつ絵を描いたとしても、78枚仕上げるのに32年掛かってしまいます。

 

 その時、僕は79歳です。もしかしたら、これまでの不摂生がたたって、この世にいないかも知れません(笑)

 

 やっぱり10年以内には描き上げたいです。

 

 そうなると、展覧会は2年に1度だから、78枚÷5で、16枚提出するのが4回、14枚提出するのが1回で、描き上げる事ができます。

 

 正直、2年前から、展覧会がある事はわかってはいたのですけど、何も準備をしていませんでした。

 

 だから、今回は2週間で2年分の作品の製作をしなければなりませんが、それでも最低、14枚は描き上げよう…

 そう決めて、講座と鑑定の合間を縫って、寝る時間も惜しみながら、今日の朝まで掛けて、何とか描き上げました!!

 

 間違っても、名画と言えるような立派な作品ではありませんが、それでも惜しみなく努力を情熱は注ぎました。

 

 

 絵を描きながら、いつも考えていたのは、ウェイト版の78枚の絵を描き上げたパメラ・コールマン・スミスの事です。

 

 パメラ・コールマン・スミスは、アーサー・ウェイトからはスズメの涙ほどの賃金しかもらう事なく、生涯独身で、借金を背負ったまま亡くなった女流画家…

 

 パメラは、この世的には、あまり幸せと言える人生ではなかったかも知れませんが、それでも彼女は自分の使命をちゃんとやり遂げて、死してなお、パメラの名前は、ウェイト版タロットを扱っている人には、広く知れ渡っています。

 

 改めて、自分で絵を描いてみると、これがいかにすごい事なのかが、身にしみてわかりますね。

 

 ちなみに、僕の作品は、今年は14点しかありませんが、これらの作品は、また上から色を塗ったりして修正を加えて、2年後の展覧会にも登場します。

 ですので、稚拙な状態の作品が見られるのは、今年が最後です(笑)

 

 そうすると、2年後の展覧会では、また新たに16枚の絵を追加するので、結果的に作品は30点になります。

 

 そして、4年後には46点となり、6年後には62点、そして8年後に78点の作品が完成します。

 という事で勝手に、「East Etteilla 8ヶ年プロジェクト」と銘打つ事にしました。

 

 「藝文東京ビエンナーレ」は、本日11月19日(月)~11月25日(日)まで、東京池袋の東京芸術劇場で開催されております。

 

 僕の作品は、中でも異色なものですが、本当に実力がある16名の芸術家の精魂込めて作った芸術作品は、もう圧巻です。

 

 僕もしっかりと拝見させて頂きましたが、かなりレベルが高い作品が揃っています。

 

 

 藝文東京ビエンナーレ 公式ページ

 https://geimon.jimdo.com/

 

 皆さまのご来場を、心よりお待ち申し上げております!!

 ちなみに浅野太志(豊峰蓬莱)は、明日11月20日は、確実に会場におります(^^)

 

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