2020.08.03西日本紀行記 ~出雲・山口への旅~<19>紅色の鳥居と茜色の夕陽

2020年8月3日(月)

 

 今年は、いつになく梅雨明けが遅くて、関東では、8月に入ってから、やっと梅雨明けが宣言されました。

 それにしても、今日の東京は久しぶりに暑かったです。

 

 暑いのは大変ですけど、やっぱり、夏はこうでなくっちゃ… って、思いますね(笑)

   夏、大好きです…

 

 先月末は、ずっと大阪で四柱推命講座をやっていて、ようやく、東京に戻ってきたのですが、東京では、信じられない勢いで、コロナの感染者数が増えているようです。

 これでは、もうしばらく、自由に出掛けられそうにありませんね(^^;;

 

 一年前の2019年という年は、本当に旅行三昧の年だったのですが、今は、去年の内に思う存分、行きたい所に行っておいて良かったと、思っています。

 

 その分、今年は自宅にこもって、お仕事をしっかり頑張ります!!

 

 さてさて、という事で、山口の旅はまだまだ続きます。

 

 山口での旅のプランは、全部、五気調整術協会の理事である、水木杏香先生が考えてくださっていて、僕は観光の間、次にどこに行くか、全く知らないまま行動していました。

 

 もちろん、旅のプランを教えてもらう事はできましたが、仮に、水木先生から、次に行く場所の地名や名称を聞いても、それがどういう場所なのかを、知るすべもありませんから、完全に全てをお任せしていました。

 

 

 車は、山陰本線沿いの191号線を、ひたすら西へと走り、この豊原トンネルの中へ入っていきます。

 次は一体、どんな所へ行くのか…

 

 歴史の街・萩市から、いつの間にか、山口県西部にある長門市に入ってきています。

 

 ふと、車窓の外を見わたすと、そこには雄大な日本海がありました。

 

 

水木先生から、これから向かっている場所について、教えて頂きました。

 

 次に行くのは、元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)という神社で、昨今、インスタグラムでこの神社の写真が投稿されてからというもの、その絶景がまたたく間に人気となり、今では、山口県の代表的な観光スポットとなっている場所との事…

 

 つまり、「インスタ映えする最強のスポット」という訳ですね。

   そう言えば、最近、全くインスタ更新していない…

 

 

 松陰神社から元乃隅神社までを地図にすると、上のような感じです。

 

 豊原トンネルをくぐり、日本海に面した山口県の国道を、車は西に向かって、進んで行きます。

 

 おおよそ40kmぐらい、西へ向かった所にある、その場所は、それはそれは、本当に見事な景色でした。

 

 

 鮮やかな紅い鳥居が、海の方まで、見事に連なっています!!

 

 昔、雑誌か何かで、この鳥居の光景の写真を見た記憶が、かすかにあるのですが、写真で見るのと実際に見るのとでは、大違いです。

 思わず、「おおお~っ」と声が出てしまいそうなくらいに、感動しました。

 

 この鳥居の数は、全部で123基も、あるんです。

 今から三十三年ほど前である1987年あたりから、次々に地元の人々から鳥居が奉納されて、このような形になってしまったとの事…

 

 紅い鳥居と、青い日本海、そして、緑の自然の樹々が見事に調和して、最高のコントラストを作り上げています。

 一度見たら二度と忘れる事のできない、美しい景色です。

 

 この場所に連れて来てくださった、水木先生に感謝です。

 

 早速、車から降りて、大鳥居の所まで歩いて行きました。

 

 水木先生から、大鳥居の所に、元乃隅神社のお賽銭箱があると、お聞きしたのですが…

 一体どこにあるのか、さっぱり分かりません。

 

 

 水木先生が指し示す、鳥居の上を見上げてみると…

 

 とんでもない場所に、賽銭箱がありました!!

 

 これが「日本一入れづらい」と言われている賽銭箱…

 

 下から、お賽銭を賽銭箱を目がけて放り投げ、見事に中に入れば、願い事は叶うという事で、皆さん、次々にお賽銭箱目がけて、何度も何度もトライしていました。

 

 僕も3回ぐらいトライしましたが、あきらめました(笑)

   こんなの、無理です…

 

 

 上に登った所にある神社のお社…

 もちろん、これは本殿ではなく、お社の一つに過ぎません。

 

 それにしても、普通の神社のお稲荷さんの像は、もっといかめしいお姿をしている事が多いのですが、この元乃隅神社のお稲荷さんの石像は、ちょっぴり漫画チックで、可愛らしいです。

 

 この後、一番上まで登った所にある、元乃隅神社の本殿に行って、しっかり参拝させて頂きました。

 

 本殿の鳥居の奥には、おそらく創建当初からあったであろう、簡素な祠(ほこら)が祭られており、何となくこちらに、お稲荷様の御神体が祭られているように感じました。

 

 これまで何度かブログに書いていますが、僕は、神社で個人的なお願い事はしません。

 それをやると、せっかくの清々しい気持ちが、台無しになってしまうから…

 

 この日は、この素敵な旅をさせて頂いている事への感謝の気持ちを、元乃隅神社の神様にお伝えしました(^^)

 

 

 元乃隅神社の本殿に参拝した後、そこから下に連なっている、100m以上もある紅い鳥居を、見下ろしてみました。

 そこには、異次元の入り口のような雰囲気が、漂っていました。

 

 最初は、一枚のインスタグラムの投稿から火がついて、またたく間に世界中の評判となり、2015年アメリカのCNNテレビで放送された「日本の最も美しい場所31選」にも、この鳥居の景色が、選ばれたとの事…

 

 そして、「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編」にも、日本が誇るの絶景の代表として、元乃隅神社が取り上げられています。

 

 ちなみに、この神社が創建されたのは、昭和30年ですから、つい最近なんですね。

 

 事の発端は、この辺りで漁業を営んでいた網元(あみもと)の岡村斉(おかむら ひとし)さんの枕元に、一匹の白狐(びゃっこ)が、現れた事でした。

 白狐は「これまで漁をしてこられたのは、誰のおかげか」と自分の存在を示し、さらに、過去からの関わりを、事細かに示して、「われをこの地に鎮祭(ちんさい)せよ」と告げたそうです。

 

 岡村さんは、島根県津和野にある日本五大稲荷の一つ・太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)に行って、ご祭神の分霊を祈願し、この地に、元乃隅神社を建立するに至りました。

 もちろん、この元乃隅神社は、岡村さんが建立した個人の所有物であって、太皷谷稲成神社の法人との直接的な関係は、ありません。

 

 当初この神社は、「元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)」という名称だったのですが、2019年… つまり今回の旅行に行ったこの年、「元乃隅神社」と改称されました。

 

 建立当初は、本当に簡素なお社だけがあったのですが、やがて、地域の人々からの信仰を集め、次々に123基もの鳥居が寄贈される事になって、現在に至ります。

 

 

 連なっている、紅い鳥居の中をくぐっていくと、何かまるで、別世界にいざなわれていくような、気分になりました。

 

 今から65年前、一人の漁師の枕元に白狐がやってきて、事細かなメッセージを伝えたというのは、まぎれもない真実なのか、それとも、ただの幻想なのかは、さておいて、結果的に、今この場所に、ものすごいものができ上っていて、世界中の国々から、たくさんの人が、この場所に集まってくる…

 

 そんな事を考えると、何だか不思議な気分になります。

 

 この世的には説明できませんが、目に見えない強力なエネルギーが、何らかの形でこの場所に作用した結果のように、思えてなりません。

 

 「我々が縛られている、この時間軸を外せば、全ての出来事は必然なのかも知れない…」

 

 この紅く連なった鳥居をくぐっていると、そんな言葉が、脳裏に浮かんできました。

 

 だったら、その必然に、身を任せてみるのもいいか…

 

 

 123基の鳥居をすべて通り抜けて、下にたどり着くと、そこには青い日本海が広がっていました。

 

 11月半ばだというのに、この日は暖かくて、風が気持ちいいです。

 

 腕時計の時計を見ると、いつの間にか、夕方の4時になっていました。

 

 

 海岸の夕陽が、とても綺麗です。

 

 紅色(あかいろ)の鳥居も美しいけど、茜色(あかねいろ)の夕陽も、また格別なものがあります。

 

 元乃隅神社の下にある、海へと続く、けもの道は、切り立った崖になっていて、あまり端の方まで行くと危険です。

 

 僕は、かなりの高所恐怖症で、例えば、パリに行った時なんか、エッフェル塔はおろか、モンマルトルの小高い丘から、崖下の景色が少し見えただけでも、身震いして足がすくんでしまうくらいの、筋金入りの高所恐怖症でした。

(2012/3/21 ブログ 「パリの休日」 参照)

 

 足を踏み外す危険がないほどに、崖から離れていても、何ていうか… 自分が急に頭がおかしくなって、崖の方に歩いて行って、ここから飛び降りたらどうしよう… みたいな不安に駆られるんです(笑)

 もちろん、自殺願望なんて、全くないのですけど、そんな恐怖に駆られると、例え、崖から10m以上離れていても、やっぱり怖い…

 

 だから、ビルの屋上にあるビアガーデンなんかで、みんなで飲み会をした時なんかは、気持ちがソワソワして、あまり楽しめません(笑)

 

 ところが、どういう訳か、この日は崖が怖くないように感じました。

 理由はよくわかりませんが…

 

 そこで、わざと自分から崖に近づいて、足を踏み外すギリギリの所で、崖下の写真を撮ってみる事にしました。

 

 それが、この写真です。

 

 

 ちょっと写真だと、あんまり怖くなさそうに見えますが、本物はかなり切り立った崖なので、普通の人でも、この写真のアングルが取れる場所までは、中々近づけないのではないかと思います。

 現に、別に高所恐怖症でもない水木先生が、「見ているだけでも、ハラハラして怖い」とおっしゃっていましたから…

 

 ここから転落したら、間違いなく即死です。

 

 恐怖心が完全にゼロかというと、嘘になりますが、この時はどういう訳か、あまり怖く感じなかったんですね。

 

 格好つけて言うと、この時、自信をもって、自分の運命を信じる事ができたからだと思います。

 

 

 海辺まで行って、夕陽を見渡しました。

 

 茜色の夕陽と、その光を反射する紺色の海…

 全ての景色に呑み込まれてしまうような、心地良さでした。

 

 まるで、時間が止まったように、しばらくの間、そこに立ち尽くしていました。

 

 

 夕陽がどんどん、沈んでいきます。

 

 これで、今日の旅も終わりか…

 

 すっかり、自分の世界に入り込んでしまい、フリーズしていた僕を、水木先生は少し離れた場所から、見守っていてくれていました。

 

 この辺りには当然、街灯などありませんから、空が真っ暗になったら、帰れなくなってしまいます。

 

 ふと、我に返って、水木先生と車に急ぎました。

 

 いつしか、空は真っ暗になっていました。

 

 

 帰り道の車窓から、夜空を見ると、まん丸な満月が見えました。

 この日(2019年11月19日)は、ちょうど満月の日だったのですね。

 

 今頃、みどりん先生から、いつもの満月メールが、PCのメールボックスに届いているに違いない…

 

 そんな事を考えている内に、車は、どんどん南下して、山口県を南北に縦断し、僕の滞在先である新山口へと向かっていきました。

 

 本当に素敵な一日でした。

 

 お腹がすいたので、水木先生お勧めの山口県の有名ラーメンチェーン店「博多金龍」の山大通店に寄って、「味玉ラーメン」と「でか餃子」を注文しました。

 

 

 このラーメンの味は、まさに僕のストライクゾーンですね。

 餃子も、すごくおいしいです。

   村野大衡先生のブログで、紹介してほしいくらい美味しい…

 

 新山口の東横インの玄関の前まで、水木先生の車で送って頂き、そこで、水木先生とお別れしました。

 

 この日は、ホテルの部屋でシャワーを浴びて、すぐにベッドに入りました。

 

 水木先生のお話では、次の日の観光は、下関方面へ向かうとの事…

 

 楽しみで胸がドキドキして、この日は、中々眠つけませんでした。

 

もし良かったら、クリックしてください(^^)