2019.12.31京都はんなり日記 後日譚 ~紅葉の京都へ、いざ再び~

2019年12月31日(火)

 

 いよいよ今年も、あと数時間で終わろうとしています。

 来年も、皆さまにとって、素晴らしい年でありますように…

 

 来たるべき2020年「庚子」の運勢を、僕の講座の中級編の受講生でもある、くるみさんが占ってくれました。

 実はこの記事、書いたのはくるみさんですが、僕が監修させて頂いていますので、かなり内容はマニアックです。

 

 もちろん、こういう形で占いをすると、どうしても最大公約数的で大雑把な内容にならざるを得ないのですが、参考になる部分はあると思いますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧になってみてください(^^)

 

 全体運気編 https://suimei-note.com/archives/9460

 

 個人運気編 https://suimei-note.com/archives/9432

 

 さて、今日のブログは、「京都はんなり日記」の後日譚です。

    この期に及んで、まだ続けるか…

 

 2週間ほど前の12月13日、僕は京都の地を再び訪れて、一日だけ、京都の紅葉を満喫してきました。

 

 今年の夏に京都に滞在していた時は、常に「四柱推命・上級編」のテキストの進捗が気になり、慌ただしく時間に追われていた事もあって、あまり、京都を満喫した気分にはなれなかったので、1日だけですが、ちゃんと京都を楽しみたいと思ったのです。

 

 東京から京都を、新幹線を使って往復すれば、2万7千円ぐらい掛かってしまいます。

 でも、夜行バスを使えば、うまく日程を選べば、最安値で片道1,800円からありますから、たった3,600円で往復できてしまうという事に気づいたのも、そのきっかけになりました。

 

 という事で、格安で往復のバスチケットを予約した僕は、前日12月12日の夜中の23:50に池袋から、バスに乗り込んで京都へと向かいました。

 

 しかし、確かに値段は安いのですが、結構シートが狭くてですね…

 途中、インターチェンジでの休憩はあるのですが、7時間バスに乗り続けるのは、かなり苦しかったです(笑)

 

 朝の7:00に、京都駅近くのヨドバシカメラの前の停留所に着くと、Iさんが待っていてくださっていました。

 

 Iさんとは半年ぶりの再開です。

 

 そして今回も、Iさんが今日一日に巡る場所とタイムスケジュールをしっかりと考えてくださっていて、あいさつもほどほどに、すぐにIさんが指し示すバスに乗り込みました。

 

 

 バスの正面行き先表示は、28系統「嵐山・大覚寺行き」となっています。

 

 一体、どこに案内されるのか…

 

 Iさんからメールで、どこに巡るのか詳細に書かれたものを頂いたのですが、時間がなくて、さらっと読んだだけなので、頭の中にきちんと入っていませんでした。

 まあ、Iさんが計画したスケジュールなら、安心できるので、全て委ねています。

 

 Iさんから、メールで行き先のリクエストを聞かれた時「下鴨神社と糺の森(ただすのもり)だけは、ぜひ寄ってみたいですが、後は全てお任せします」と答えました。

 

 あらかじめ、京都の紅葉の情報をインターネットで調べてみた所、紅葉を見る時期としてはちょっと遅くて、すでに落葉しかかっている場所も多かったのですが、下鴨神社と糺の森は、ちょうど見頃との事でした。

 それに、あの緑にあふれていた素敵な場所に、もう一度、訪れて見たかったのもあります。

 

 バスは、四条通を西に西にと進んでいきました。

 

 さすがに京都に3週間ぐらい滞在していましたから、だいぶ街の地理的なものも、分かるようになっていました。

 あと、このブログを書きながら、京都の地理を覚えたというのもあります。

 

 四条通の東のつき当たりは、確か八坂神社だったはず、では、西のつき当りにあったのは、何だったのだろう…

 

 僕は以前自分が書いたブログの内容を、思い浮かべてみました。

(2019/9/1 ブログ 「京都はんなり日記 その4 ~四条祇園は夢のあと~」 参照)

 

 「この四条通りの先には桂川があって、それを越えた所にあるのは、えーっと… 松尾大社ですね」というと、Iさんは、うなずいてくれました。

 

 

 四条通りの西の突き当り、松尾大社に到着です。

 ここは、文武天皇(もんむてんのう)の勅命を受けた秦忌寸都理(はたのいみきとり)が勧請して建立した神社で、主祭神は「大山咋神(おおやまぐいのかみ)」…

 

 松尾の神は「神々の酒奉行である」とも言い伝えられていて、松尾大社は、酒造関係者の信仰を集めています。

 ここには、お酒の資料館があって、日本酒も売っているのですが、あいにく松尾大社に到着した時間は、朝の7:40だったので、残念ながら、まだ開いていませんでした。

 

 なんと「松尾大社 酒-1グランプリ」というのが、ここで毎年開催されているんです。

 これは、全国の酒蔵の日本酒がここに集まり、参加者が飲み比べをして一票を投じ、その勝敗が決まるというもの… 機会があれば、いつか参加したいです。

 

 

 そして、周りを見渡すと、そこは見事な紅葉でした。

 

 あらかじめ、Iさんが、どの場所が紅葉の見頃なのかを、全部調べていてくださっていました。

 

 

 亀の口から水が出ています!!

 これは「亀の井(かめのい)」という松尾山の湧水の泉… 「よみがえりの水」とも呼ばれています。

 とても美味しい水で、酒蔵の仕込水にも使われていると聞きます。

 早速、ペットボトルに、たっぷりくみました。

 

 松尾大社の神使は、なんと亀なんですね。

 亀と言えば玄武であり、五行で言えば水…

 Iさんは、僕が水の五行を取りたがっている事を知っていて、水に関わりの強いこの松尾大社を選んでくださったのですね。

 

 

 下を見下ろすと、晩秋の美しい景色がそこにありました。

 

 他にも、相生の松(あいおいのまつ)とか、幸運の撫で亀(こううんのなでがめ)とか、松尾大社は、見どころ満載でした。

 

 

 ふと、東の方を見ると「伊勢神宮遥拝所」がありました。

 僕は、その一週間後に伊勢神宮に行く予定を立てていた事もあって、自然と足がそちらに向いて、参拝していると、ちょうどそこから、朝日が照りだして、光が眉間の所に当たりました。

 

 とっても心地よくて、光に包まれたような気持ちになりました。

 

 

 松尾大社を出て、すぐの所にあったのは「月読神社(つくよみじんじゃ)」です。

 実は、この月読神社、松尾大社の摂社なのですね。

 

 月読命の神様とは、色々と思い入れがあります。

(2019/9/1 ブログ 「天照大御神と月読命 ~近畿への旅<7>「三重・伊勢神宮外宮へ」」 参照)

 

 時間を掛けてしっかりと、参拝させて頂きました。

 

 月読神社を出て、徒歩でひたすら道を北上していきます。

 20分ぐらい、歩いたでしょうか…

 そこには、嵐山の「虚空蔵法輪寺(こくうぞうほうりんじ)」がありました。

 

 

 知らない内に、いつしか嵐山まで歩いていたのですね。

 

 虚空蔵菩薩とは、虚空(宇宙)を蔵する菩薩… 広大無辺の宇宙の徳を蔵し、我々のみ親であって、無限のご利益を与えてくれると言われている菩薩様です。

 

 この法輪寺は、可愛い羊の使者の像があったり、「電電宮」という電気の神様がいたり、電気の恋愛のおみくじがあったりと、見どころ満載の古刹(こさつ)です。

 

 それにしても、電気が科学として人々に意識されるようになったのなんて、どんなに古くても16世紀の欧米の歴史までしか、さかのぼれません。

では一体、この電電宮の由緒とは何だろう… と調べてみました。

 

 西暦800年前後、道昌僧都(どうしょうそうず)というお坊さんが、求聞持法(ぐもんじほう)の満願の日、井戸で水を汲んでいたら、天空より明星が降り注ぎ、虚空蔵菩薩がおりてきたとの事…

 

 ゆえに最初は「明星社」と呼ばれていたのですが、建物は禁門の変で焼失… やがて電気業界や関係者からの信仰を集めるようになり「電電宮」という名前で、新たに奉祀されたとの事です。

 

 

 法輪寺を出て、しばし歩くと、桂川に出て、そこにはあの有名な「渡月橋」がありました。

 

 渡月橋と言えば、倉木麻衣さんの「渡月橋 ~君 想ふ~」でしょうか。

 名探偵コナンとのタイアップ曲でもあるのですが、とても京都らしくて、素敵な歌だと思います。

 

 

 

 唐紅(からくれない)に染まる渡月橋、導かれる日、願って

 川の流れに祈りを込めて♪

 

なんとなく、口づさんで見ました。

唐紅は、濃い紅色の事… ちょうど今頃の紅葉の時期の歌なんですね。

 

 

 道路沿いを歩いていたら、ほっこりとするお地蔵様が…

 

 写真を撮っていると、Iさんから「そんなもっさいもん、その辺のどこにでもおます」と言われました(笑)

 

 

 次にたどり着いた先は、野宮神社(のみやじんじゃ)

 

 この野宮神社は、その昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王(天皇の親族から未婚の女性が選ばれる)が伊勢へおもむく前に、身を清められた所です。

 境内には、苔(こけ)がじゅうたんのように、きれいに敷かれた庭園もあります。

 

 そして、嵐山と言えば…

 

 

 やっぱり、この竹林の小径(ちくりんのこみち)ですね。

 

 だいたい、京都嵐山の写真というと、この竹に囲まれた道が幻想的に写されています。

 こうして紅葉の時期に竹を見るのも、また良いものですが、やっぱり、この竹林を見るなら、新緑の季節が一番なのかも知れません。

 

 竹林の小径には、人力車のお兄さんがたくさんいて、「人力車に乗りませんか」と話しかけられます(笑)

 

 

 この後、竹林の小径の所にある「奥野々宮地区」の百人一首の歌碑を見ました。

 

 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ  天智天皇

 これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関  蝉丸

 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞ積もりて 淵となりぬる  陽成院

 わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ  元良親王

 名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで 来るよしもがな  三条右大臣

 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける  文屋朝康

 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき  参議等

 

 竹林を出て、Iさんに導かれるままに、しばらく歩き、天龍寺に到着しました。

 

 天龍寺は、臨済宗天龍寺派大本山の寺院…

 

 元々、後嵯峨天皇(ごさがてんのう)とその皇子である亀山天皇が、檀林寺(だんりんじ)の地に「亀山殿」という離宮を作ったんです。

 その後、70年ほどの年月が経った時、北朝を立てて、室町幕府を強引に成立させた足利尊氏が、南朝の天皇で、自分の敵となった後醍醐天皇の菩提を弔う為に、この亀山殿を天龍寺として改造しました。

 

 これを足利尊氏に勧めたのは、禅僧・夢窓疎石(むそうそせき)であると、伝えられています。

 

 

 この天龍寺の方丈は、世界遺産…

 そして、ここから見た紅葉の曹源池は格別で、美しい水面と調和した風景は、本当に素敵です。

 

 その後、Iさんと天龍寺の中の精進料理屋さんで、日本酒を飲みながらお食事をして、天龍寺を後にしました。

 

 

 次に向かった先は「御髪神社」です。

 

 ここは、日本で唯一の髪の毛の神社と言われていて、理容師関係の人が多く参拝されるようです。

 あと、髪の毛が薄くなってきた人も…

 

 何となく目に入ってきてしまった絵馬の祈願文を読むと、どうやら、後者の人の方が多いみたいですね(笑)

 

 

 御髪神社から、さらに歩いて、嵐山の奥の方へ入っていきます。

 

 松尾芭蕉が何度も訪れたという「落柿舎(らくししゃ)」に立ち寄り、さらに、なだらかな坂道を登っていきました。

 

 たどり着いた場所は、「化野念仏寺(あだしのねんぶつでら)」…

 

 

 この竹林の坂道を上へ上へと登っていきます。 

 

 すがすがしくも、なにか神秘的で厳かな雰囲気が漂っています。

 

 

 化野念仏寺も、見事な紅葉でした。

 

 化野念仏寺は浄土宗のお寺で、空海が五智山如来寺(ごちさんにょらいじ)を建立し、野ざらしになっていた、たくさんの遺体を埋葬して弔ったのに始まり、後に、法然はここで念仏道場を開いたと言います。

 

 写真には撮らなかったのですが、「西院の河原」と言って、八千体という、おびただしい数の石仏や石塔が一ヵ所に集められていました。

 これは明治時代に、この辺りに埋められていた無縁仏を掘り出して、この場所に集めたのだそうです。

 

 8月最後の土日の縁日になると「千灯供養」と言って、この石仏や石塔の全てにろうそくが灯され、特に夜は、すごく幻想的な雰囲気となるそうです。

 

 

 こちらは「六面六体地蔵」と言って、六角柱のそれぞれの面に、天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道の六道にさまよえる人を救うお地蔵様が張り巡らされています。

 そして、これら一つ一つのお地蔵様に水をかけて、お参りをする事で、罪障から救われていくそうです。

 

 六道の事は、仁和寺の所でも書きましたが、どうやらこれが、仏教の基本的な考え方のようですね。

(2019/11/27 ブログ 「京都はんなり日記 その13 ~龍安寺と仁和寺、京の古刹を巡って~」 参照)

 

 一つ一つのお地蔵様に水を掛けながら、丁寧にしっかりと参拝させて頂きました。

 

 化野念仏寺を後にして、おしゃれな喫茶店でコーヒーとケーキを食べながら、ふと時計を見たら、もう夕方近くになっています。

 

 いよいよ次は、本日最後の紅葉の見納めです。

 

 

 向かった先は、僕があらかじめリクエストしていた下鴨神社と糺の森…

 見事な紅葉になっています。

 

 

 ここに来たのも、半年ぶり… 懐かしいです。

(2019/11/27 ブログ 「京都はんなり日記 その10 ~下鴨神社と緑のシャワー~」 参照)

 

 この後、下鴨神社の拝殿と言社に参拝させて頂いて、次に摂社の河合神社へと向かいました。

 

 

 河合神社も、すっかり秋の色ですね。

 例によって、美顔絵馬にお化粧をさせている女性がたくさんいました。

 

 

 ふと、糺の森のある方向を見ると、夕日が沈んでいくのが見えました。

 

 

 もう、旅も終わりか… ちょっぴり切ない気持ちになりながら、河合神社の中を歩き回ってみました。

 

 

 河合神社にも、しっかり参拝させて頂きました。

 

 最後は、糺の森の紅葉を見て、いよいよ紅葉の京都ともお別れです。

 

 

 あの緑一色だった糺の森が、今ではすっかり、秋色に色づいています。

 

 半年前に訪れた京都は、新緑の若々しくて溌溂(はつらつ)とした元気な京都でした。

 今日の京都は、しっとり大人の色を醸し出した、半年前とは別人の麗しい京都…

 

 どちらの京都も、愛おしいと思う…

 

 

 糺の森の紅葉を背にして、この後、Iさんお勧めの京都の老舗で夕食を取り、23:00に京都駅近くのバスターミナルから発車する夜行バスに乗って、一路、東京へと戻りました。

 

 京都はんなり日記 今度こそおしまい(^^)

 

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