2019.07.223泊4日加賀旅行記<前編>
2019年7月22日(月)
ここの所、ジメジメした日が続きます。
僕は現在、京都に2週間近く滞在している最中ですが、どういう訳かずっと雨続きで、丸一日、朝からカラッと晴れ上がった日は、まだ一日も体験していないような気がします。
この京都にやってきたのは、この地で初めての試みとなる「四柱推命講座・初級編」を開催する目的の為ですが、初日の講座は、実は、石川の金沢に3泊4日の旅行をして、その帰りの立ち寄りで、京都に来ていました。
理由は言うまでもなく、方位の方違え…
初日の7月6日は、午月(6月節)となるので、月盤の西の方位は、暗剣殺になってしまいますから(笑)
僕は、どうしても行かなければいけない用事があって、それが凶方位にあたる場合には、暗剣殺だろうが五黄殺だろうが、潔く移動します。
でも、それが自分の意志で取捨選択できるものであれば、笹木龍一先生も、おっしゃるように、やっぱり、ちゃんと方位は気にしています。
という事で、今回、僕は京都講座の方違えという目的をかねて、前から、行こうと思っていた加賀旅行を敢行したという訳です(^^)

前回の金沢旅行で、たまたま見つけた「ビジネスホテル ナカダ」は、宿泊料は安いのに、きれいで快適なホテルだったので、今回も、迷わずここを選びました。
実は当初の計画では、今回の旅行は、一宮の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)に参拝してから、白山に登るという計画でした。
白山の頂上には、白山比咩神社の本宮があるので、そこに参拝したかったのです。
白山の標高は2,702m…
ちなみに僕は、ちゃんとした登山は、今までの人生で一度も経験した事はありませんが、根性だけは自信があるので、休みながらであれば登れるだろうと、この旅行の為に、事前に山登り用のトレッキングシューズとか、ザップなんかを買いそろえていました。
そして、その1週間前の上級編の講座の時に、参加してくださっている受講生の皆さんの前で「来週は白山に登ります」と宣言したら、みんなから、強く制止されました。
白山は、根性だけで行ける山ではないし、ツアーで登るならまだしも、一人で登るのは自殺行為だという事で、みんなから強く止められている内に、やっぱりこれは辞めておこうと、思いとどまりました。
白山登山の予定日は、7月5日であり、京都の初級編講座(7月6日)の前日です。
もし万一の事があって、京都の講座会場に行けなくなってしまったら、わざわざ京都までいらしてくださった5名の受講生の方に申し訳が立ちませんし、最悪、皆さんに連絡すら取れない状態に陥る可能性もあります。
そうなったら、シャレでは済まされませんから、今回は、いさぎ良くあきらめました。
さてさて、一宮の白山比咩神社に関してだけいえば、前回、一度行っているので、ある程度、勝手がわかります。
(2018/12/8 ブログ 「白山菊理姫に会いに」 参照)

という訳で、まずは、金沢駅へと向かいました。
前回はタクシーを利用したのですが、今回は、ホテルに一泊してからの参拝なので、タクシーは使わず、予算を節約しつつ、白山比咩神社に向かう事にしました。

金沢駅から北陸本線で1駅で、新西金沢駅にへ到着…
ここで、北陸鉄道石川線に乗り替えます。

なんと、北陸鉄道の電車の中には、白山比咩神社の広告が…
確かに、菊理姫様は縁結びの神様ですが、これだといかにも「恋愛を叶える為の神社」という感じですね(笑)

そして、石川線の終点である鶴来(つるぎ)駅で下車します。
ここから、バスに乗って、白山比咩神社に向かいます。

どうやら、バスが来たようです。
このバスに乗る事、15分ぐらい…(頑張れば、歩いて行けなくもありません)

到着しました。

半年ぶりの白山比咩神社…

あの時は、見事な紅葉でしたが、新緑の白山比咩神社というのも、また素敵ですね。

参道の階段の途中にある手洗舎で、手を清めます。
ここには、「今上陛下御製」の和歌が書かれています。
でも正確には、これをお書きになったのは今上天皇ではなく(今上天皇というのは、現在の天皇という意味)、平成天皇であられた明仁上皇ですね。
この和歌は、半年前に登った時も、同じように、ここにありましたから…

この階段を上がっていくと、やがて本殿にたどり着きます。
僕は、人生でこれまでに行った神社の中で、この白山比咩神社が一番のお気に入りです。

本殿に到着…
今日は地元の人たちが集まって、何かイベントをやっているようですが、本当にすがすがしい神社です。
そして白山比咩神社に参拝した後、このそばにある、舟岡山に登る事にしました。

というか、標識がある割には、道がありません(笑)
いや、たぶん最初は道はあったのでしょうが、誰もこの山に登らないので、どんどん植物が生えて、道が道でなくなってしまったという感じです。
道なき道を、ズボンを汚しながら、進んでいきます。
ここには、かつて舟岡山城が建っていましたが、今は、城跡になっています。

山の裏側の道に通じる、四ノ丸を目指して、進みました。
ちなみに、三の丸を目指して進むと、何にもない三の丸跡にたどり着くのですが、そこで行き止まりで、Uターンして、元の道に引き返すしかありません。
あみだくじで、ハズレを引いた気分になります(笑)

この舟岡山には、縄文時代の遺跡もあるんです。

本丸を目指して、歩いていくと…

なんと、その場所こそが、白山比咩神社の創祀の地でした。
すごく、感慨深いです。
その後、山を下ったのですが、たかだか標高178mなのに、もう足がクタクタになってしまいました。
もしも、標高2,702mの白山に登っていたら、一体どういう事になっていただろうと、考えるだけで怖くなります(笑)
この後、前回も行った金劔宮(きんけんぐう)に立ち寄ろうと、疲れた体で歩いていたのですが、見事に道に迷ってしまいました…
さらに、いきなりのにわか雨…
僕はいつも、折りたたみ傘を携帯しているので、難は逃れたのですが、雨の中、さらに道がわからなくなってしまいました。

知らず知らずに、田畑ばかりのひとけのない道に迷い込んでしまったのですが、そこでたまたま、一軒の喫茶店を見つけました。
雨宿りもかねて、お邪魔してみる事にしました。
こぢんまりとしていて、お店に上がるのに、スリッパに履き替えるのですが、とても雰囲気が良くて、癒されます。

GoogleやYahooの地図にも絶対に出てこないし、ひっそりと経営されているのですが、ロイヤルミルクティーの味は絶品でした。
シダーハウスというお名前の喫茶店で、白山比咩神社からも近いので、是非おすすめです。
シダーハウスのお店の方に道を聞いて、再び金劔宮へと歩き始めました。

歩く事、20分ぐらい…
金劔宮前のバス停に、到着しました。

半年ぶりに、金劔宮に参拝しました。
(2018/12/9 ブログ 「夜の金沢を歩いて」 参照)
船井総研の創業者・船井幸雄氏が最強の金運神社の1つとして紹介した事で、この神社は有名になりましたが、図らずしも、僕も半年前に金劔宮に参拝してから、間違いなく金運は良くなっています。

金刀比羅社、乙劔宮、粟島社、恵比寿社、恵比寿社、丈六社、石清水社、招魂社と、摂社末社を片っ端から参拝させて頂きました。
もう、体中がヘトヘト…
この日は、これでホテルに帰りました。
白山登山の為に空けていた次の日は、前回も参拝した浅野神社を巡ったり、ぐるっと金沢市内の観光をしてみようと、疲れた体で、思い立ちました。
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