2019.06.292019年 ヨーロッパ紀行 第30話 ~プラハの景色に恋して~
2019年6月29日(土)
(In Prague Czech Republic Date 19 May 2019)
チェコ国鉄の電車に乗って、いよいよ旅の最終目的地である、チェコの首都・プラハへと到着しました。

いよいよ、この11日間に渡る旅も、これで大詰め…
このプラハに2日間滞在したら、プラハ空港から、モスクワ経由の飛行機で東京に帰ります。
思い返せば、本当にいろいろな事があったヨーロッパ旅行でした。

プラハに到着して、目に飛び込んでくるのは、威厳ある古き建物とおしゃれな景色…
この塔は、プラハの火薬塔
まるで、おとぎ話の国に迷い込んだみたいな、うっとりとする街並みです。

このプラハの街を流れる川こそ、かのモルダウ川…
“ボヘミアの川よ モルダウよ 過ぎし日のごと 今もなお♪”
中学生の時に音楽の授業で「モルダウの流れ」を歌ったのですけど、今になって、本物のモルダウ川を見られる機会がやってくるなんて、夢にも思いませんでした。
まずは、このプラハで借りたアパルトマンに行って、荷物を部屋に置いてから、行動開始です。
プラハの我々の隠れ家は、とっても広くて、きれいな部屋で、面倒見の良さそうな、チェコ人の年配の男性の管理人さんが、いろいろと部屋の使い方を説明してくれました。
また別に、管理人さんがボスと呼んでいる家主さんがいるらしく、後から分かった事ですが、そのボスとは、管理人さんの娘さんなのでした。
部屋に荷物を置いて、早速、街に繰り出して、みんなで昼食を取る事になりました。

ここは、プラハの市民会館…
市民会館の北側の右の方に、アールヌーヴォー式の本格フランス・レストラン(Francouzska restaurace Art Nouveau)があります。
一生に一度の旅なのですから、ちょっぴりリッチな気分で、お食事をするのも、また良いもの…

店内は、豪華絢爛のアールヌーボー様式です。
みんなで、このお店のおすすめコース料理を注文しました。

次々と出てくる、美しくて美味しい最高級の料理…
とても豊かな、夢のような時間を過ごさせて頂きました。

今回の旅で、ヨーロッパのたくさんの都市を巡ってみて、どこも本当に素晴らしかったけれど、「あえて、どの都市が一番素晴らしかった?」と聞かれたなら、やはり僕は「プラハ」と答えると思います。
ブルノの街も、この街と似ていたけれど、やっぱりプラハの方が、より洗練されていて、都会的な感じがします。
ヨーロッパの街並みは、一見、同じように見えるけれど、それぞれの街には、そこにしかない特徴があって、そういった意味では全然違います。
このプラハの景色は、パリの景色とは似て非なるものです。
ウィーンの街とは、もう全く別物ですし、かといってブダペストとも違う… やっぱり、チェコの国にしかない独特な風景だと思う…

プラハはチェコの首都でもあり、時代をさかのぼれば、かつては、あの神聖ローマ帝国の都でもありました。
プラハの事を「黄金の都」とか「百塔の街」などと表現される事もあります。
プラハの街そのものが、芸術と言っても過言ではないでしょう。
建物は、威厳ある様々な建築様式のものが立ち並んでいますが、ショップなんかは、とてもファンシーだったりします。

ヘェー… と、別に欲しいものがある訳ではないのに、思わず立ち止まってしまう可愛いお店が、いっぱいありました。
なんだろう… これが、このプラハの魅力なんですかね。
ウィーンとかブダペストにはない、プラハ特有の魅力です。

SALAMANDERは、靴屋さんなのですけど、このファンシーな雰囲気が好きで、思わず、相模泰生先生に携帯を借りて、写真に収めました。
このグリーンな色合いも好きだったし(^^)

街中にあった、映画のヒーローなんかのレプリカがある不思議なお店…
ヒデ君の演出で、ちょっぴりポーズを取ってみました(笑)
ウィーンで聞く事ができなかった、本場のクラシックの演奏を、今度こそこのプラハで聴こうという事になって、みんなで、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地でもあり、「プラハの春音楽祭」の会場でもある、ルドルフィヌム(Rudolfinum)をのぞいてみました。

草さんが受付の人に聞いてみてくれたのですが、ちょうど今日は、見たいコンサートがやっていないようでした。
ここには、新鋭芸術家の画集なんかも売っていたので、おみやげに、画集を一冊買う事にしました。

ルドルフィヌムの表にあるドボルザーク像と、記念撮影しました。
その後、ミラーチャペル・クレメンティヌム(Mirrror Chapel Clementinum)に行って、今夜、19:00から演奏される「弦楽四重奏」をみんなで聴こうという事になり、チケットを購入しました。
やっと念願のクラシックが聞けると思うと、胸が高鳴ります。
クラシックが始まるまでの19:00まで約4時間ぐらい、各自、自由行動…
草さんは、このプラハでチェコのタロットを探してみると言うので、僕もそれに乗っかって、草さんと一緒にタロット探しをしてみる事にしました。
もちろん、どこか探す当てがある訳でもなく、運を天に任せて、プラハの街を草さんと二人で気の向くままに歩き回りながら、タロットのありそうなお店に片っ端から入ってみよう、というだけです。
さあ、この後、何が待っているかは分かりませんが、プラハの街を、思い切り大冒険してみたいと思います。
<旅の教訓30>
素敵な街を歩くと、心が豊かになる。
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