2019.06.162019年 ヨーロッパ紀行 第17話 ~雨のサンクトポルテン~

2019年6月16日(日)

 

 (In St.Polten Austriay Date  15 May 2019)

 

 シェーンブルン宮殿を回ってから、サンクトボルテンに行く集合時間ギリギリに、待ち合わせ場所に着きました。

 

 大量に買い込んだおみやげは、高天麗舟先生に本館の部屋で預って頂く事になって、そのまま、ホテルの自分の部屋に戻る事なく、残りのメンバーと待ち合わせました。

 

 しばらくして、松里さん、ヒデ君、そして、今日から、旅行の日程に合流するKさんが合わさって、ここに、最強の泰永会8名のメンバーが集いました。

 

 さらに、このレセプションと旅の日程のコーディネートをしてくださった横澤様がこの集合場所に到着し、我々を、サンクトポルテン博物館まで、案内してくださいます。

 

 サンクト・ポルテンというのは、ウィーンから西に55km離れた所にある街…

 

 

 55kmというと、東京 新宿からだと、だいたい神奈川県平塚市あたりになる距離…

 

 横澤様の案内で、ウィーン西駅(Westbahnhof)から、ウェストバーン鉄道の新幹線に乗って、途中、ウィーンの森(…喫茶店では、ありません(笑))を通り越し、サンクトポルテン中央駅(St.Pölten Hauptbahnhof)へ向かいました。

 

 

 およそ30分ほどで、サンクトポルテンに到着。

 さすがは、新幹線というだけは、あります。

 

 サンクトポルテン中央駅で下車して、駅を出ると、そこはザーザー降りの雨降りでした。

 

 折りたたみ傘を広げて、野尻泰煌先生と一緒に、会場のサンクトポルテン博物館に向かいました。

 

 

 この博物館で、泰永会の「第30回 泰永書展」が、5月15日~6月16日までの32日間に渡って、目下、開催中です。

 

 http://www.stadtmuseum-stpoelten.at/

 

 どのような感じで我々の作品が展示されているのか… 横澤様の案内に従って、実際に展示会場に入らせて頂きました。

 

 

 この作品が、今回の目玉である、野尻泰煌先生の大作…

 

 写真では、わかりづらいのですが、目の前でこの作品を見ると、その迫力に誰もが圧倒されます。

 

 

 そしてこちらは、高天麗舟先生の作品…

 

 字の気迫が、見ている方にドンと伝わってきます、

 本当に、見事な作品です。

 

 できる事なら、作品を真正面から撮影したかったのですが、僕のカメラは広角ができなくて、後ろの壁の関係で、やむなく斜めからの撮影になってしまいました。

 

 これらの作品は、2019年8月3日~6日までの4日間、東京芸術劇場の5Fでも展示しますので、もしよろしかったら、その時、じかに作品をご覧になってみてください。(入場無料です)

 

 第30回 泰永書展 東京・池袋「東京芸術劇場」

 https://taieikai.jimdo.com/泰永展-国内展/

 

 

 こちらは、相模泰生先生の作品…

 本人と2ショットで撮ってみました。

 若いのに、ものすごい実力を持っています。

 

 

 こちらは、草さんの作品…

 野尻先生が、書の作品にはその人の全てが出るとおっしゃってましたけど、まさに、風流人の草さんらしい、味のある作品です。

 

 

 こちらが、松里さんの作品です。

 温かい人柄が出ていると言いますか、素敵な書ですね。

 

 

 こちらがヒデ君の作品…

 実年齢よりも、30歳ぐらい上の人が書いたような素晴らしい出来栄えの作品です。

 

 今回、ここにいるメンバーは、全員、このサンクトポルテンの泰永書展に出品しています。

 

 という事は、浅野太志の作品もあるという事です(笑)

 

 

 こちらが、豊峰蓬莱~TOYOMINE Horai~(浅野太志の雅号)の作品でございます(^^)

 

 でも実を言うと、僕はいつ、この作品を書いたのかを、全く覚えていないんです。

 

 もっと正直に言うと、本当にこの作品を自分で書いたのかさえ、よく思い出せないのです…

 

 毎回、野尻先生の書のレッスンを受ける度に、書を書いて持っていくのですが、野尻先生がいつも作品を細かくチェックしてくださって、その中で展覧会に出せそうな良い作品を、ちゃんと取っておいてくださったのですね。

 

 つまり、「下手な鉄砲、数うてば当たる」という訳で、僕なんかでも、たまたまこうして出展できてしまったという訳です。

  全く思い出せないのですが、本当にこの作品、自分で書いたのかなあ…(^^;;

 

 これから始まるのは、泰永書展を気に入って下さったオーストリアの方々に、日本の伝統文化である書というものを紹介するレセプション…

 

 会の主役は、もちろん野尻泰煌先生ですが、チーム一丸となって、最高のレセプションになるように盛り立てていきたい所です。

 

 レセプションの開始は、午後6時ですので、まだそれまでに、2時間ほどあります。

 

 博物館の外では、すごい雨が降っています。

 

 せっかくレセプションに来るつもりでいた人が、この雨で来られなくなってしまったら嫌だな…

 

 僕はちょっぴり、外で振り続ける雨に、恨めしい気持ちになりました。

 

 2時間も時間の余裕があるので、その間、草さんと一緒に、傘を差しながら外に出かけて、博物館の近くの書店などを散策したり、博物館内にある泰永書展以外の展示物を見たりしました。

 

 近所の街並みや、博物館内の展示物など、興味深いものが盛りだくさんでしたが、中でも一番気になったのがこれです。

 

 

 ウェイト版タロットの「死神」のカードが添えられた解説文…

 

 この展示会の名前は、Die Ausstellung “Verstorben, begraben und vergessen?„ (死者と、忘れ去られた埋葬展)

 

 エジプトのファラオの御棺とか、世界中の埋葬の方法などが、写真や模型などで、たくさん説明がなされていました。

 

 我々は、意識しないと忘れてしまうのですが、「死」というのは、みな公平に、誰の元にもやってきます。

 

 だからこそ、死ぬその瞬間のその時まで、自分らしく精一杯生きられたら素敵だと思う…

 

 出来る事なら、それまでの間に、この世でお世話になった何人もの大好きな人に、少しでも何かを与え続けられるような自分でいたいと思う。

 

 生きていられるのは永遠ではないからこそ、つまらない事に惑わされている時間はないし、フィギュアスケートの選手みたいに、死ぬ瞬間のフィニッシュまで、精一杯の自分のフォームを貫いて、散っていけたら、すごく素晴らしい事だと思います。

 

 そうこうしている間に、いよいよレセプションの開始時刻が近づいてきました。

 何をするという訳でもないのに、心臓がドキドキします。

 

 これから実際に、催し物の中で、スピーチをして、書の実演を行う野尻先生の緊張感はこんなものではないだろうと、思いを巡らせました。

 

 精一杯できる限りの事をして、最高のレセプションにしていきたいと思います。

 

 <旅の教訓17>

 誰の元にも死はやってくるのだから、そのギリギリの瞬間まで、自分らしく精一杯生きる。

 

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